ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

☆妄想倶楽部ハイパー☆コミュのプチ物語【付き合う前の恋愛】

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント(10)

目の前はミルクの膜が張ったように白く濁っていた。

体の力も思うように入らない。
鉛のように重い・・・。



体も、


心も。


力が入らない気だるい状態で考える。
あれから何日たったんだろう…。



心は何かで溢れかえりそうだ。
なんとも嫌な、言葉では言い表せない感覚。

小さな針でチクチク、チクチク。

同じタイミングで刺されることは一度も無い。
規則的でもない。

時々自分の上のほうから柔らかい綿の塊のようなもので
押しつぶされるような感覚にも襲われる。





あ、、、私失恋したんだ。。。


言葉を忘れてたわけではない。
涙を忘れてたわけではない。

でも朝起きたらまず
そのことを自覚するまでに数分間この状態が続くのだ。



ツーっと涙が目からこめかみに向かって流れた。
シンと別れてから、一つの疑問が頭を離れない。
「一体今までどうやって何も無い時間を過ごしてきたんだろう?」


何も無い時間を作らないこと、そうだ、そうすればいいのだ。

そう自分で答えを出してから
真咲(まさき)は時間をありったけ使った。

仕事が終わると家には帰らずその足で出かけた。
夜は体が睡眠を欲するまで外に。


今日はまだ行ったことが無いお店に
美耶を誘ってご飯を食べに行こう。

明日は美容院にでも行こうかな。。

あさっては…。




友達は彼氏の家へ。彼氏と街へ。彼氏とドライブへ。
やはり休日になると一人だと嫌でも気付かされるのだ。




まだきちんとした答えが見つからない。
どうしたらいいのか…。




ちゃんとした答えを見つけられない真咲は
休日をビルで囲まれて日当たりの悪い
薄暗い自分のハコで過ごした。


ミルクの膜。
針の刺激。
綿の圧迫感。




それから一週間、真咲は何をする気力も失った。
あぁちゃんの文章素敵!!

なんか邪魔せずにこのまま続きを読みたいんだけど(笑)
暖かい湯気に眠気を誘われながら
ゆらゆらと揺れるコーヒーの水面を見つめていた。

瞼を閉じかけた瞬間
「おい!」と肩を叩かれた。

「起きてる?」
からかったように真樹が声をかける。

「ごめん、ぼーっとしてた」

「ってかさ、考えすぎじゃない?シンのことでしょ?」


失恋してから3ヶ月。
始めは大きく開いた傷口に
触れないように優しく包み込んでくれていた同僚も
もう遠慮はしない。
だんだんとシンを遠ざける言葉をかけるようになってきた。

「うん。。。駄目なんだよねー。」

「もうさ、新しい恋に行っちゃっても良いんじゃない?」

「…。うん。。。そうなんだけど」

「あ、今週土曜日空いてる?飲みに行こう!
 美耶も居るし!パーッといっちゃお!!!
 どうせ暇なんでしょ?!(笑)」

「でも土曜日はみんな彼氏と一緒でしょ?
 わたし休みは部屋で…」

「ちょっと!腐っちゃうよ?!
 ただでさえ涙で湿気多いんだから!
 そのうちキノコ生えちゃうんじゃない?!
 土日くらい外に出なよ!」

まるで母親のような口調で真樹は言った。
それだけ真咲を思う気持ちが強いということだ。

真咲もそれを充分に良く分かっていた。
同僚3人はそういう距離の人間なのだ。

「うん…。わかった。」

「ってかさ、もっと機嫌良くしなさいよ〜(笑)」

「ごめんね…。」

「暗っ!そういうの無し無し!じゃ!土曜日ね☆」



とても複雑な気持ち。
誘われることに慣れてないせい…?
それとも出かけることが憂鬱なの…?
久々の更新キタ━━━(゜∀゜)━━━━━━━━!!
( ̄ー ̄ニヤリ放置しすぎた(笑)

そして後のこと考えずに構成も練ってないのに書いてるからね(笑)
更新待ってまっせ〜(( ´^ิ��^ิ`)クククク
夜。

食事も終え、風呂にも入ってしまった。
真樹はTVもあまり観ない。


こうなると、もう寝るしかない。


こんな日をしばらく続けていると
不思議なもので、早く眠くなってしまうのだ。

ゆっくりと布団に体を滑らせ入り込む。


寝るときは良い。朝が来なければ良い。
良い夢をみよう。
こんなことをチラチラ考えていた。


うとうとと眠りかけた頃、夢なのか、現実なのか、
小さな想い出が目の前に ぽっ と現れた。


真樹が住むワンルームは西日が強く差し込んでくる。

ある夏の日曜日にシンと遮光カーテンを買いに行ったことがあった。
始めは西日を防ぐことが出来たので良かったが、
光が入ってこないので体内時計が狂い、
すっかり朝が弱い人間になってしまった。

「失敗したな…」



口にしたとたんに突然目の前が真っ暗になった。


何が起こったのかわからず目を凝らす。
しばらくして自分が眠っていたのだと気付く。

また眠りに付こうと思ったが、
さっきまで寝ていた割にはしっかり目が覚めてしまっていた。


ぼぅっと暗闇を見つめた。
普段は余り気にも止めないが、真っ暗な部屋で目を開けていると
そこかしこに電化製品の電源の小さなランプが
いくつも点灯していることに気付いた。

その一つ一つが、まるで血が流れる生きもののように
「ここに居るよ、真樹と一緒に居るよ」と言っていた。

夢?現実?


その言葉は真樹を包み込んでくれる人々の言葉と重なった。


悲しみから逃れる為に厚くて硬いシェルターになっていた部屋。
いつも一人だと思っていた部屋。
そこに現れた小さな光たち。


涙が流れた。が、不思議と心は暖かかった。

私は一人じゃない。




目の前が白くなり、いつの間にか目を開けていることに気付く。
今日は土曜日。
「あ...朝だ...出かける準備しないと…」





真樹が前に進む第一歩だった。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

☆妄想倶楽部ハイパー☆ 更新情報

☆妄想倶楽部ハイパー☆のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。