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Lewis Carrollコミュの「男の子はみんなブタになればいい」について。

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はじめまして、大して重要なことでもないのですが(汗)、
調べても解らなかったし気になるしなので、
図々しくも此の場を借りて質問させて頂きます。

「不思議の国のアリスへの旅」(河出書房新社)
内の『キーワード辞典』に関してなのですが、
Baby の項目で、
[キャロルが「男の(子)はみんなブタになればいい」と言ったという説もあるようで、]

という記述がありました。
なんだかすごく気になって調べたらキャロルの資料はたくさんあるのに、
調べれる時間と量はわずかで…伝記も何冊か読むと内容の重複が気になって
読み進めず仕舞いになって仕舞いました・・・orz

何方かこの発言(?)について記述のある本など、
ご存知方がいらっしゃいましたらお知らせ頂けると嬉しいです。。

(※ 実際にはレイアウトで[子]に当たる部分が隠れていたのですが、推測で書かせていただきました。)

コメント(5)

あまり、あの本は信用しないほうがいいですよ。
結構、いい加減な内容ですから。

「〜という説がある」というのは、このあの本については、信用しないほうがいいです。正しいことを書いているにしても、自分で原典を探す方がいいと思います。
それくらい、あの本はいい加減な孫引き(と、伝言ゲーム式の誤読)にあふれていますから。
>べべさん
迅速で丁寧な対応どうも有難うございます。

すごく失礼な言い方になってしまいますが胡散臭い本ですよね。
そこらのファンが作ったような内容…という印象を持ってしまいました。
原典探しがんばってみます。本当に有難うございました。
あと、理解が行き届いていなくてお恥ずかしいのですが
『原典』というのは突き詰めると「キャロルの書いた物」ということになるのでしょうか??
すみません。。。

余談ですが「The Rabbit Hole」の影響でキャロルに興味を持ちました。
今でもお世話になっております(笑)
先の回答を書いた時には出先だったので、肝心の『「不思議の国のアリス」への旅』の該当箇所を未確認でした。
で、帰宅後読んでみたのですが......これはなんとも。「言ったという説がある」、ということだと、キャロルがこう言ったという、具体的な証言がない、あるいはこの筆者は裏を取っていない、という可能性がありますね。
通常だったら、キャロルの日記か書簡(特にこの場合だと、書簡)を読むことで、キャロルが何を書いていたかはっきりするのですが、出典があるかどうか、調べることすら難しそうです。
一応、『アリス』の註釈書を2冊ほど確認したのですが(マーチン・ガードナーによるPenguin版と、ロジャー・ランスリン・グリーンによるOxford版)、どちらにも、これに類する註はありませんでした。ガードナーは、「男の子に良い感情を持っていなかったから、赤ん坊が豚になることについても、全く悪意がなかったとはいえない」と書いていますが、「男の子はみんな豚になればいい」とは書いていません。
キャロルにも可愛い弟がいたのに、まさかそんなことを考えるとも思えませんが。

>すごく失礼な言い方になってしまいますが胡散臭い本ですよね。
そこらのファンが作ったような内容…という印象を持ってしまいました。

ファンが作ったなら、もう少しはまともな物が出来るのでしょうけど、どうも、実態はもっと酷かったようです。
私の友人が、この本に少し執筆していまして(この部分だけは、さすがに全く間違いがありませんでした)、その依頼が来た時(締め切りの10日前)、時間がないし、なにより「自分ではなく、○○さんや××さんに依頼すれば」というようなことを話して、もっとしっかりした人を推薦したそうなのです。一人は日本でも有数の研究家で、もう一人は地方在住。ところが「時間がない」ということで(その友人は東京在住で連絡しやすい)、友人が手伝うことになったそうです。
ところが、友人はコレクションをいいように貸し出され、友人には発売日や定価についても連絡がなかったという......。その友人の友人たちが「こんな本出てるね」と、その友人に話したことで、既に本が店頭に並んでいたことを知ったとの事でした。

それで、肝心の中身も、以前に出ていた本の引き写しが目立ち(酷いのになると、元の本が「88年前に」最初の翻訳が登場した、と書いているのを、この本でも(元の本の15年後に出しているのに)「88年前に」最初の翻訳が出た、とそのまま引き写しているんですよ) 、全く丸写しの部分もある。
それで、この辞典の部分も、いくつかは、その元本からの転載がありそうなのです。今、手許にその本がないので、本を置いているところへ行ってから、その調査結果も書きます。(そちらには、参考資料の大部分を置いているので、他にも調べて判った事があれば報告します)

ちょっと、この本についてきついことを書きすぎたかも知れませんね。でも、これが出た時にあまりに間違いの多さにあきれて河出書房に正誤表を送ったのですよ。そこへ持ってきて、友人からもかなり酷い扱いをされた旨を聞かされたもので......。
確認しました。結果は「ビンゴ!」です。
実は、先にぼかして書いていましたが、この部分の元本というのは、雑誌『少女座』の特集号『アリスの本』なのです。
では、元本の「アリス辞典」の【公爵夫人の赤ん坊】の項では、どうなっているか。

「公爵夫人がアリスに投げつけた赤ん坊。アリスが抱いていると、わめいたり暴れたりしはじめて、いつのまにかブタに変わってしまいました。そしてアリス、ブタに変わったとたん下に放り出してしまって、次にはブタになったほうがいいと思うおともだちを思い浮かべたんでした。うーん。思わず我が身をかえりみてしまいます…。キャロルは、「男の子はみんなブタになればいい」と言ったとか言わないとか。キャロルファンの間では、この赤ん坊は男の子だというのが定説のようです」

……いかがでしょうか? 『「不思議の国のアリス」への旅』の、この「ブタ」の部分の記述は、『少女座』の記述(多分に冗談のニュアンスが強い)を、いかにもまともな記述のように、文体を変えて引き写しただけの代物です。
ま、信用しないが吉、でしょうね(^^;。
此処まで詳しく調べていただけるとは思っていませんでした!

そしてあの本がいまだ何も訂正もされず書店に並んでいる事に疑問を感じました。
べべさんのお話を伺ったら誰だって「酷い話だ」と思う筈です。
なんらかの対策はとられていないのでしょうか??
この本に関しての河出書房の杜撰さが悲しいです。

「88年前に」なんて、読解力の問題では…(汗)
それと「河出書房は虚偽の記述がある本をだしている」という偏見が出来てしまいました。
(『不思議の国の論理学』気に入っていたのです…)

『少女座』の記述も興味深く拝読させて頂きました。
やはり信用できない本なのですね…これでハッキリしました!!
本当に有難うございました♪♪(*´U`*)ゝ

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