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最近、このコミュに参加させてもらいましたww
早速・・・私は卒論でルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を取り上げようと思っています。
そこで質問なんですが、ある資料に『キャロルは実に多くの手紙を少女たちに送った』という一文がありました。
ゼミ担当の教員から突っ込まれたのですが・・・
『誰に(こんなような人でもOK!)・どんな手紙を送ったのか?調べてください。』と言われました。
皆さん、もし知っていましたら、教えていただけませんか??
時間もないので・・・
ヨロシクお願いします!!!!

コメント(4)

最初に苦言を。
ご自分の課題なのですから、まづ相談するのは指導教官です。いい恰好する必要はありません。参考文献教えて下さい、で、いいんですよ。まして、もう10月ですよね……。

Morton Cohen編 'Letters of Lewis Carroll'
Thomas Hind編著 'The Lo oking-glass Letters'
この二点は読まれましたか? 書簡の場合、最初に当たるべきはCohenの二巻本です。
まづこれらを探してみてはどうでしょうか。
私はまだ3年なんで、下準備の段階なのです。
ゼミ教員に相談しても放任主義というか・・・何を聞いてもご自分で・・・という感じなのです。
なので皆さんの中でお薦めの本や参考になるかもという本をご存知の方がいたらと思っただけです。
自分の力だけでは限界があるので。
なるほど、判りました。きついことをいってごめんなさいね。
ええと、そうですね、ここからは、卒論を前提にした資料の調べ方、という観点から答えてみますね。

ちょっと確認なのですが、教官はどういう言い方だったのでしょうか?

『誰に(こんなような人でもOK!)・どんな手紙を送ったのか?調べてください』

という言葉を読む限り、多いに越したことはないけれども、一人でも構わないので、具体的に誰に送ったのか、と、そう訊かれているように思えます。
それで、気になるのがミキティさんが、どういう「資料」を使ったか、ということなのです。文学事典のようなものでしょうか? あるいは百科事典か。それとも研究社から出ている『ルイス・キャロル小事典』のようなガイド類でしょうか?
と、いうのは、おそらく、ミキティさんのレポート(ですよね?)に、こういったものから引き写した「キャロルは実に多くの手紙を少女たちに送った」という言葉があっても、それ以上の記述がなかったのではないかと思えるので。
もし自分が教官なら、「少女たちって、具体的に誰なんだ?」と訊くでしょうから。
そして、おそらくですが、ミキティさんはキャロルの伝記は、まだ読まれていないのではないでしょうか? それと、参考資料は日本語の、ガイドブック的なものか事典の類しか読まれていないのでは、と思います。
実は、日本で出ているキャロルの伝記には、必ずキャロルが子供たちへ宛てた手紙の例が何例も入っています。そして、そういった伝記は、大学の図書館なら最低でも二種類は入っていると思います。具体的には

モートン・N・コーエン『ルイス・キャロル伝』(上下巻)河出書房新社
デレック・ハドスン『ルイス・キャロルの生涯』東京図書
ステフェニー・ラヴェット・ストッフル『「不思議の国のアリス」の誕生』創元社
ロジャー・ランスリン・グリーン『ルイス・キャロル物語』法政大学出版会


と、いったものです。
そして、次に、本物の書簡集ということになります。それは、すでに#1で挙げたものです。これらは、図書館に入っているか、入っていなくとも大学間の相互貸し出しサーヴィスで入手は可能なものだと思います。コーエンの二巻本が見つからない場合でも、これをダイジェストにした
Morton N Cohen編 'Selected Letters of Lewis Carroll'は、ペーパーバックで出ているので、大学図書館にもあるでしょうし、amazonでも入手は難しくありません。
また、運が良ければ大学に
Stewart Collingwood著 'Life and Letters of Lewis Carroll'
があるかも知れません。これは、キャロルの甥が、キャロル没年に出した伝記+書簡集です。
また、もっと運が良ければ
Evelyn Hatch編 "A selection from the letters of Lewis Carroll to his Child-Friends. Together with 'eight or nine wise words about letter-writing'"
という本が図書館で見つかる可能性があります。これは、キャロルの「子供友達」であったイーヴリン・ハッチが、同じくキャロルの子供友達から、キャロルに貰った手紙を集めて、編纂の上で本にしたものです。
手紙だと、こういったものがあります。

また、ここからは卒論のための文献探しの方法論になりますが、さっき、上で挙げた伝記を読んで、今度は巻末の参考文献を見て行くのです。そうすると、この伝記を書くために、著者がどんな資料を使ったかが判ります。今度はそれを探して、読み、また、その参考文献を探す、ということをするのです。

キャロルのことを書いた本には、(特に文学ガイドのようなものや評論家がかいたようなものの中には)、結構いい加減なことを書いているものもあったりします(キャロルがアリスに求婚した、なんていうデマは、その最たるものですね)。そういうものも、ある記事の参考文献がなにか、その参考文献の参考文献は、と、追って行くことで、それが根拠のある事実なのか、根も葉もないデマなのか、判ってきます。
まづは、伝記を読んでみると、そこから具体的な手紙や、キャロルの仲の良かった子供の名前とかが、簡単に引き出せます。

実は、キャロルの書簡では、日本語で読めるものもないではありません。ここで、敢えて挙げなかったのは、やはり卒論、というものである以上、日本語訳されたものを参考に、というのは避けた方が良いかと思ったからです。

頑張って下さい。
追記

誤解を生みそうだったので。
研究社から出ている『ルイス・キャロル小事典』は、非常にしっかりしたガイドです。私自身個人的に存じ上げていて、キャロルに対する学識の非常に深い方が何人も書かれていますから。
これにも参考文献があったと思いますので(今、手許にないので記憶が不確か)、それも読むと良いですよ。

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