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弁証法がわからない。コミュの理想の弁証法の姿(中埜肇「弁証法」を紹介します)

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ご無沙汰しています。

中埜肇(なかの・はじむ)という人の
『弁証法 自由な思考のために』中公新書
を手に入れました。


第一章で「弁証法の理想形」というのが紹介されています。
つまり中埜さんが思う弁証法のあるべき形という話です。
で、
第二章ではソクラテス以前の「弁証法」の姿から
近代の「弁証法」とか「反弁証法」までを
一章の「理想形」と比較しています。


ちょっと古い本なのですが、
Amazonなどで手にはいると思います。↓
http://www.amazon.co.jp/%E5%BC%81%E8%A8%BC%E6%B3%95%E2%80%95%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%AA%E6%80%9D%E8%80%83%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB-%E4%B8%AD%E5%9F%9C-%E8%82%87/dp/4121003225/sr=1-11/qid=1171417790/ref=sr_1_11/250-2298312-7185054?ie=UTF8&s=books

ものすごく面白くて、わかりやすいです。


この理想形というのがすんなりと頭に入れば
なんだか弁証法がわかるような気がします。
もちろん、理想形は中埜さんの理想であって、
すべての人にとっての理想じゃないことは肝に銘じないと
危ないことになるんですが。

なにしろこの本の序文が
このコミュの紹介文とそっくりだったというのが驚きです。
ものすごくアバウトに要約すると

★いろんな哲学者や社会学者、一般人までもが
 「弁証法」って連呼しているけれど、
 実際にどれだけの人がわかって使っているのか
 わかったもんじゃない。
★歴史と共にいろいろな「弁証法」と呼ばれるものが
 生まれてきたが、そのどれもが全然違うから混乱する
★そこで「弁証法」の根本を探っていこうじゃないか

ということで、
「弁証法(英語でDialectics)」の語源にある
「対話(英語でDialect)」に焦点を当てて、
まずそもそも対話ってどういうのだったっけ?
というところから始まります。

そこで次々と浮かび上がってくる「対話」のいろんな面が
つい「あるある!」と叫びたくなることばかりなので
ずんずん読めました。言葉も簡単なので、オススメです。

ちょっと忙しいので、
細かいことは随時このトピックにコメントしていきますね。
皆さんも何か「それ変じゃない?」などあればどうぞ。

ちなみに筆者の中埜さんはヘーゲルの研究者だそうで、
大正11年生まれです。
「何が絶対正しいものなんて、はなっから無い!」
「すべては変化する!(万物は流転する!)」
っていう、そういう気概を感じる本です。

コメント(1)

まず、そもそも、
弁証法っていうのは何かをするときの方法なんだ!
と中埜さんは言っています。

そこんところは、たぶん、わかると思います。
「弁証法を使って何かいいこと考えてみたい」とか
「難しい問題も弁証法で解いてみる」とかいう感じでしょうか。

つまり、弁証法がわかったところで
ものの本質のようなものがわかるわけではなくて、
ものの本質を探る一つの手段でしかない
と言うようなことを、おっしゃってます。

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