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馬淵澄夫代議士コミュの今週のまぶちNEWS(10.2.13)

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タイトル『リコールを前向きに!』


 2月9日、トヨタ自動車はハイブリッド車プリウスなど
について、ブレーキ等に不具合があるとして
国土交通省にリコールを届け出ました。

 プリウスは発売翌月の昨年6月から国内新車販売台数で
7ヶ月連続でトップに立ったトヨタの看板商品です。
リコールによるマイナスイメージがトヨタ自動車のみならず
裾野の広い関連自動車産業に雇用面を含め、
大きな影響を与えることが懸念されています。

 また温室効果ガスの排出量25%減を目指す政府にとって、
エコカーの普及は重要な柱の一つであり
この点からも信頼の回復は急務です。



◆ブレーキが抜ける

 燃料エンジンと電力モーターを搭載するハイブリッド車
プリウスは、通常の車と違い、油圧ブレーキのほかに、
ブレーキをかけたときのエネルギーを電力に変える
「回生ブレーキ」を備えています。

 通常の走行時には2つのブレーキを併用していますが、
凍結した路面などの滑りやすいところでブレーキを踏むと、
タイヤの横滑りなどを防ぐ「ABS」(アンチロック・
ブレーキ・システム)が作動し、油圧ブレーキに
切り替わります。

 しかし、そのタイミングが遅れるため制動距離が延び、
ドライバーには一瞬、ブレーキが効かないように感じる
「空走感」「ブレーキが抜ける」といった感覚が生じるとされます。


 今回「ABS作動時は、ブレーキペダルを素早く
強く踏み続けることをお願いする。」との
「運転時の注意事項」も出されましたが、
通常、ドライバーはABSが作動するような
滑りやすい場所では、タイヤがロックして滑る可能性が
あるため、強くブレーキを踏むことを躊躇します。

 この点からも不具合は当初トヨタ側が
主張した「フィーリングの問題」ではなく、
リコールは必要だったと考えられます。


◆冷静な対処が必要

 2月3日、ラフード米運輸長官が
「(リコール対象車の)運転をやめるべきだ」
と発言したと伝えられています。
同長官はその後、発言を事実上撤回しましたが、
発言は米国の主要メディアで瞬く間に報道され、
トヨタ車の安全性に問題ありとのイメージが
米国中に急速に広まりました。

 1980年代の貿易摩擦のときのような
敵意の再燃と保護主義も懸念されています。

 他方で、トヨタの工場があるケンタッキー、
インディアナ、ミシシッピ、アラバマの米4州の
知事は公聴会を開く予定の下院の委員会あてに
連名で書簡を送付し、トヨタに対する米政府や
議会の批判を「不公平だ」と批判し、公聴会での
公正な心理を求める動きもあります。
いずれにせよ冷静な対処が必要です。


 2月9日、前原国土交通大臣は会見を行い、
「国民がリコールに悪いイメージを持たず、
企業が製造者責任を果たしていると
前向きに捉えていいのではないか。」と述べられました。

 リコールには「欠陥」というイメージがつきまとう
傾向にありますが、生産者が日常的により安全な
製品の製造に真摯に向き合う制度として肯定的に
位置づける必要があるのではないでしょうか。

 企業側の意識改革を含め、リコールという言葉を
肯定的にとらえられる土壌を醸成しつつ、
冷静に対処することが重要です。(了)

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