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馬淵澄夫代議士コミュの今週のまぶちNEWS(08.2.16)

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タイトル『根幹揺らぐ!』


 2月12日と15日、今国会初めてとなる
予算委員会質疑に立ちました。今国会最大の論点である
道路の中期計画のあり方に直結し、道路整備の根拠
にもなる「交通需要推計」を中心に政府の姿勢を質しました。

 政府は必要のない道路を作り続ける仕組みとして、
昨年末に「道路の中期計画」を策定し、今後10年間で
59兆円もの巨費を道路整備に使おうとしています。

 他方、道路事業の採択には費用便益分析(B/C=便益/費用)を
行う必要があります。便益が費用を上回る(B/C>1)と決定されれば
道路整備を採択できます。

 その際、便益計算に大きな影響を与えるのが「交通需要推計」です。
文字通り将来にどれだけの交通需要があるかを推計した値です。
「センサス調査」と呼ばれる交通量実地調査などを経て、
GDPや人口の動向などのデータを加味して算出されます。

 道路の中期計画では未使用の2900キロにも及ぶ
高規格幹線道路(いわゆる高速道路など)について
B/Cを実施し、そのすべてが1.2を上回るとし、
「早期にネットワークを確保する」こととしました。
全て建設するとの意思表示です。

 ここでB/Cが問題になりますが、算定には平成14年に公表された
「全国将来交通需要」の値が使用されています。
推計が適正かどうかは最近の実績値と比較する必要があります。

 しかし、最近の実績値は国土交通省が好評していないため、
原データを計算しなければなりません。苦労して算出したところ、
交通需要は平成16年以来3年連続で下落を続け、
平成14年の需要推計は平成18年の実績値と5.8%も乖離し
上ぶれしていることが判明しました。

 推計値としては不適切で、より適正な需要推計でB/Cを
算定しなければなりません。国土交通省はこれまで最新の
需要推計は平成14年のものとしてきましたが、
実は平成19年3月に財団法人軽量計画研究所が
「平成18年度将来交通需要推計に関する検討業務」という
報告書を提出していたことが判明したのです。

 この推計は、恣意的な需要のかさ上げは相変わらずなのですが、
それでも2030年では8.7%、2050年では15.6%も
平成14年推計を下回っています。この推計値をB/Cに適用すれば
中期計画でB/Cが1.0を上回っている高規格幹線道路も
1.0を下回る可能性が出てきます。

 そのため、これまで国土交通省道路局はこの報告書を
ひた隠しに隠してきたのです。私は様々な方法でこの報告書の
存在の根拠を探し出し、突きつけたところ、ついに
国土交通省に提出させることに成功しました。

 冬柴国土交通大臣は途中段階のもので正式なものではない
としていますが、これまで、政官業に学(学者)まで
加わった鉄壁の癒着とも呼ぶべき国土交通省道路族。
そのブラックボックスとなっていた「交通需要推計」に、
今回風穴を開けた意味は限りなく大きいのです。

 来週の木曜日21日には総理、TV入りで道路問題に
関する集中審議が行われ、私も質問に立つ予定です。
今国会最大の山場に全身全霊で打ち込みます。


                   (了)



※2月12日と15日の審議の様子は
 「衆議院インターネット審議中継」の
 ライブラリーにて閲覧可能ですので、
 是非ご覧ください
 [www.shugiintv.go.jp]
             トピ主より

コメント(2)

マコトさま
いつもいつもマメにまぶちNEWSを掲載してくださり、ありがとうございます。
本当に頭が下がります。

なるべく新しい情報を私もトピックに載せてゆこうと思っていますので
どうかよろしくお願いします。
>いわし。さん

 いえいえ、僕も自分でできる範囲で
 お手伝いさせていただいてるだけです。

 これからもどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

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