病理に従事していますほり☆ﾊﾞﾎと申します。
皆様の施設ではどのようにしてコーティングガラスに切片をはりつけていらっしゃいますか？
水切れのよい方法がありましたら教えていただきたいのですが･･･
ちなみに私たちの施設では
?ガラスにスポイトで水を乗せ、切片が乗る大きさに広げる。
?薄切した切片を直接水の上に乗せ、その状態のまま伸展器の上に。
?パラフィンが伸びたらそのまま水を切るようにして立てかける。
?「水が切れたかな〜」と思った頃に再び伸展器の上で乾燥させる。
です。
使用しているのは松浪のMASコートです。
それと話は少しそれるのですが、コーティングされていない普通のガラスで標本を作る時も、
?ガラスの上に水をたらし、薄切した切片を直接乗せ、
?水をティッシュやガーゼで軽く切った後、伸展器にて伸ばし乾燥させる。
という手順でおこなっているのですが、このやり方でやっている施設の方が稀なのか？と思う今日この頃です。
学生時代の病院実習先でもそうだったので当たり前のように思っていたのですがどうなんでしょうか？？？
色々教えていただければ幸いです。
皆様の施設ではどのようにしてコーティングガラスに切片をはりつけていらっしゃいますか？
水切れのよい方法がありましたら教えていただきたいのですが･･･
ちなみに私たちの施設では
?ガラスにスポイトで水を乗せ、切片が乗る大きさに広げる。
?薄切した切片を直接水の上に乗せ、その状態のまま伸展器の上に。
?パラフィンが伸びたらそのまま水を切るようにして立てかける。
?「水が切れたかな〜」と思った頃に再び伸展器の上で乾燥させる。
です。
使用しているのは松浪のMASコートです。
それと話は少しそれるのですが、コーティングされていない普通のガラスで標本を作る時も、
?ガラスの上に水をたらし、薄切した切片を直接乗せ、
?水をティッシュやガーゼで軽く切った後、伸展器にて伸ばし乾燥させる。
という手順でおこなっているのですが、このやり方でやっている施設の方が稀なのか？と思う今日この頃です。
学生時代の病院実習先でもそうだったので当たり前のように思っていたのですがどうなんでしょうか？？？
色々教えていただければ幸いです。
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コメント(8)
直接ガラスに水をたらし、薄切片をその上に乗せるのはユニークですね。
・良く伸ばし
・伸びたあとは、しっかり乾燥
が基本ですから、基本は外していないと思います。
ただ、スライドの上にスポイトで水を・・・という操作は、大量処理には向いてなさそうですね。
わたしどものスタンダードは、薄切片は普通に仕切りのついた水槽に浮かべ、伸展板を用いて伸展します。コーティンクスライドの場合、水切れが悪いので、切片を立てて水を一カ所に集めたあと、こよりやティッシュ・ガーゼなどで突ついたりします。振ることもあり。
切片剥離防止のコーティングについては、卵白グリセリン以来、アルブミンスライド、ここらあたりまでは自作してましたね。それから電顕で使用するネオプレーンを塗布したこともありました。その後、ポリLリジンが登場、すぐにシランコーティグ（マツナミではAPSコート）がでてきましたね。シランのような疎水性のコーティンクガラスを使用するときには、基本的には湯伸ばしです。お湯に切片を浮かべ伸展させたあと、ガラスに貼り付けます。
その後シランを改良し親水性を高めたコーティンクが登場してきました。マツナミだとMASコート。これは、すこし注意する必要があります。切片を拾うときには、親水性があり問題ないのですが、乾燥のときあまり高い温度（60℃以上に一晩）をかけてしまうと、コーティング材の分子配列が変わって、逆に強い疎水性を示すようになります。MASコートをお使いで、染色性に不安定を感じているようならこの現象の影響を疑い、切片の乾燥温度を低く60℃以下に設定したり、ムトーのニューシランを試してみてください。
わたしどもは、通常の染色は基本的にコーティングしてないもの、剥離が予想される切片の場合、特殊染色ならMASコート、免疫染色にはニューシランと使い分けています。
・良く伸ばし
・伸びたあとは、しっかり乾燥
が基本ですから、基本は外していないと思います。
ただ、スライドの上にスポイトで水を・・・という操作は、大量処理には向いてなさそうですね。
わたしどものスタンダードは、薄切片は普通に仕切りのついた水槽に浮かべ、伸展板を用いて伸展します。コーティンクスライドの場合、水切れが悪いので、切片を立てて水を一カ所に集めたあと、こよりやティッシュ・ガーゼなどで突ついたりします。振ることもあり。
切片剥離防止のコーティングについては、卵白グリセリン以来、アルブミンスライド、ここらあたりまでは自作してましたね。それから電顕で使用するネオプレーンを塗布したこともありました。その後、ポリLリジンが登場、すぐにシランコーティグ（マツナミではAPSコート）がでてきましたね。シランのような疎水性のコーティンクガラスを使用するときには、基本的には湯伸ばしです。お湯に切片を浮かべ伸展させたあと、ガラスに貼り付けます。
その後シランを改良し親水性を高めたコーティンクが登場してきました。マツナミだとMASコート。これは、すこし注意する必要があります。切片を拾うときには、親水性があり問題ないのですが、乾燥のときあまり高い温度（60℃以上に一晩）をかけてしまうと、コーティング材の分子配列が変わって、逆に強い疎水性を示すようになります。MASコートをお使いで、染色性に不安定を感じているようならこの現象の影響を疑い、切片の乾燥温度を低く60℃以下に設定したり、ムトーのニューシランを試してみてください。
わたしどもは、通常の染色は基本的にコーティングしてないもの、剥離が予想される切片の場合、特殊染色ならMASコート、免疫染色にはニューシランと使い分けています。
大学の研究室で組織をやってます。
うちでは、連続切片なので、初めから最後まで順番通りに貼り付けないといけないため、水に浮遊させると順番、向きを合わせるのに時間がかかるため、ほり☆バホさんとほぼ同じ方法でやってます。
ただ、市販のコーティングガラスだとコーティング剤のせい？水が玉になって非常に扱いにくいので、（ガラスの上に5ｍｍくらいの厚さの水玉ができてその上に組織のせるには非常にやりづらい・・）普通のガラスに卵白グリセリンを自分でコーティングして使ってます。
この場合だと水数滴でガラス全体に薄く広がり、一つのガラスいっぱい使って４切片とか貼ることができます。
進展器に載せてもすぐ伸びて一分くらいで水分も結構なくなります。
ただ気をつけなくてはいけないのが、常に面倒をみないと、組織を煮たりしてしまいます。
その後立てかけて、５分くらい乾燥させて再び進展器で暖め、その後は腐卵器で2〜3日くらい放置してます。
個人的には市販のコーティングガラスは、ぬるま湯に浮かべた切片をスライドを突っ込んですくいあげるのには便利かもっておもいました。
うちでは、連続切片なので、初めから最後まで順番通りに貼り付けないといけないため、水に浮遊させると順番、向きを合わせるのに時間がかかるため、ほり☆バホさんとほぼ同じ方法でやってます。
ただ、市販のコーティングガラスだとコーティング剤のせい？水が玉になって非常に扱いにくいので、（ガラスの上に5ｍｍくらいの厚さの水玉ができてその上に組織のせるには非常にやりづらい・・）普通のガラスに卵白グリセリンを自分でコーティングして使ってます。
この場合だと水数滴でガラス全体に薄く広がり、一つのガラスいっぱい使って４切片とか貼ることができます。
進展器に載せてもすぐ伸びて一分くらいで水分も結構なくなります。
ただ気をつけなくてはいけないのが、常に面倒をみないと、組織を煮たりしてしまいます。
その後立てかけて、５分くらい乾燥させて再び進展器で暖め、その後は腐卵器で2〜3日くらい放置してます。
個人的には市販のコーティングガラスは、ぬるま湯に浮かべた切片をスライドを突っ込んですくいあげるのには便利かもっておもいました。
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