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☆通訳翻訳の真髄、ウラ事情☆コミュのまた今日も気づかされたこと

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日本に戻ってもう2年がたったが、また今日も気づかされたことを書いてみたい。これは相手である日本人通訳者が英語でメールを送って来たので、私がビジネス調の英語文メールをいくつかやり取りしていて問題が生じたから気づいたことです。

大学辺りから日本語を勉強して一応は日本で現在活躍している外国人の翻訳家や通訳者にも言えることだが、ちょっと複雑な表現、高尚で難解な言葉、文化をしっかり理解していないとニュアンスが見えない表現などをその人が第2言語で話されると一見理解しているようだが、実際には意味を性格に掴めていないことがよくある。

日本人にも、帰国子女やホームステイを数年だけしただけの翻訳家や通訳者にも同じ第2言語の問題が目立つときは目立つ。言語を専門に扱う仕事の向き不向きかも知れない。特に私は、契約交渉などの複雑な法律英語が話される仕事が多いので、基本的な英語の理解がなければ法律英語の解釈の間違いが多いので、英語の理解がこの人にどのくらいあるかがけっこうよく見えてしまう。

日本では日本人向けのリスニング強化クラスがよく通訳スクールなどで開催されている。また、英語で友人やビジネスで人と会話している時に、ちょっと変な言葉を使っていても、指摘されることはまずないので、その人は自分の英語力にもっと自信を持ち、間違いに気づかないままでいてしまう。そして、会議中に英語の意味がチンプンカンプンなことを平気な顔をして話している通訳者もけっこうな数いる。ある対面形式の閣僚級会議では大きなミスを起した年配の通訳者を補填することになりその人をかなり怒らせたことがある。でも、韓国サイドの通訳者もビックリして通訳(通訳者の英語をハングルに)していいのか焦っていたので、助け舟を出さざる終えなかった。その後、余談だが、その通訳者は私に営業妨害されたと agent にクレームを入れた。ずっとこの方褒め立てられてここまで来たプライドの高い通訳者にはよくあるパターンです。

第2言語の例えば英語に自信を持つことは大切だが、それは特に英語を基礎などをまだ勉強中のとき。一旦あるレベルまだ行ったら、その言語のstylistics, nuance/connotation, higher vocabulary level をふんだんに取り入れた教室をとることが重要だと思う。

私は、ちなみに、現在ある通訳者にハイレベルな用語や idiom を取り入れた一対一の会話教室みたいなものをやっている。その中で、言葉の選択の間違い、慣用句の勘違い、英語の反応速度から文法の間違いまでバシバシ指摘している。やっぱりこのような訓練は、ちょっと恥を欠いたりするので、プライベートレッスンが一番向いている。ちなみにこの人はモントレー大学出身の実力がある将来有望な通訳者。それでも、英語に関して、幼少のころ6年近くNYに住んでいても、けっこう欠如している部分がある。

言語取得の道はやっぱり長い。

コメント(4)

あんさん、
微力な私でも、上記の指摘は全くその通りだと思います。
己の英語日本語の理解力や通訳する力を冷静に理解することは大切なことであり、事実を知るのは辛いことかもしれません。
でも、本当に意志の疎通を円滑に行うことを支援する役目を果たすには必要なことなのですね。
大変勉強になりました。
ブルパップ
私も気づいた。印象がちがう。

個々の訳文が「正解の範囲に入っていても」訳記事と原記事で印象が180度ちがうことがあるんですよね。ビジネス上の判断材料にするときは原文を読んだほうがよい。以下その事例。

状況:米国のCCC社が同じく米国のAAA社を買収しました。CCC社はDDD計画を進めていました。この買収はDDD計画にどんな影響を与えるか?DDD計画に変化はあるのか?に興味

では、まず訳記事の先頭(第一印象を決定づける)

CCC社はAAA社の買収計画を発表した。同社が進めるDDD構想を拡大することが買収の主要な狙い。
(印象):拡大というからにはDDD構想が変化するかもしれないな。AAA社の製品はそれほど重要なんだ。

続いて原記事(上の訳文と完全に対応する文はないので、関連する原文を二つほど

CCC will put another piece of its DDD Initiative into place when its announces its planned acquisition of AAA.

The AAA product line offers several different opportunities for CCC, although the primary focus will be extended the DDD Initiative effort.
(印象)CCC社のDDD構想は実現に近づいているのだな。AAAの製品はDDD以外にも役に立つのかも。

AAAの製品の値打ちを推し量るという意味では、ニュアンスが違いすぎると思います。

皆さんのご意見は?
あんの言わんとすること、具体的にはどんな例であったのか、知りたいところですが、それにちなんで私の日本語上級レベルのレッスンを披露しましょう。

たとえば、、わたしはいつも、生徒との最初のレッスンのとき、、どんなに日本語を流暢に駆使し、難しいイディオムが言えたとしても、どこかがごっそりと抜け落ちてないか、落とし穴がどこなのか、疑って注意深く探れるような仕掛けをいっぱい作ってみるのですね。会話でこういうレベルや診察ができるのは経験と知識と好奇心が必要なんだけど、さいきんはレベルテストには見直されてきている方法なんですね。で、、話を進めます。

つい先日のことです。両親が日本人の、日本人学校を高校まで体験したアメリカ在住の30代の生徒がいます。日本に赴任してまだすぐの頃、
「田中部長のこと、どうおもいます?」
ときいたら、
「私は好きですよぉ。とてもいい方ですから。」
とこたえました。かれぐらい流暢なら、一般の日本人はきづかない誤用ですが、ここで「わたしは」と入れるのは、

『ほかのみんなは嫌っているけど、』という注意書きが入ってしまう用法なんですね。だから、それが確かめられるように

「みんなから、したわれていますか?」ときけば
「はい、とっても」と答えるではないですか。

じゃあ、「わたしはすきですよ」ではなく、私をいわないで、「すきですよ〜」とか「ええ」がいいわけですね。

かれは、『は』の強調の用法はわかっていました。ただ、そういう用法を文法として知っているのと、使いこなせるのとは、全く話は違います。彼は通訳者ではないし、翻訳業でもない、でもこんな些細なミスが、どこかコミュニケーションギャップを作り出していたかもしれない、と思う次第です。

簡単だからこそ、み過ごされてしまうことって、ほかにも多々あります。おしえるほうは、「へ〜、そうなんだぁ!」と面白い発見がいっぱいあって嬉しいんだけどね。

だいじなのは、愛を持ってコミュニケーションを図ろうとすることだとおもうね。思いやり、とかそういうのがない人は、うまくはなしててもこっちには伝わってこないですもんね。反対のこというみたいだけど。

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