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原型師SOLOの造形クラフト教室コミュのメタルフィギュア用のシリコン型製作

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このトピックでは、メタル手流し注型用の両面シリコン型の製作工程を紹介します。 (・_・)

キャスト注型とは異なり、メタルの自重による型への流れ方を考慮して製作しなくてはなりません。

コメント(21)

キャスト用の型と、何が違うのか・・・それは注型材料の重量で、型内部の空気を追い出すということです、どこからどのようにメタルが流れていくのかを考えたうえで原型の埋め方を決めます。

今回のフィメールシーフは土台中央から材料を注入、脚〜胴体〜頭〜腕〜松明、という順序で材料が流れていくようにフィギュアの位置と向きを決めました。
d( ̄ー ̄)

平らに延ばした油土に、原型の半面を埋めます。(^^)
湯口、空気抜きのゲートを書き込みます。b(・_・)

さかさまにしてみるとわかり易いと思います。中央の部分に材料を注入します。材料は台座から胴体を通り肩で二手に分かれ、一方は頭へ他方は右腕へと流れていきます。原型内部での材料が流れていくうえでの最終末端部分には空気抜きのゲートを作ってやるわけです。\(^−^)b

次にゲートの邪魔にならないように合わせダボを作ります。原型のまわりには小さなダボ、それ以外の場所には大きめに作っておきます。斜線部分が湯口。
合わせダボを全体につけていきます。大きいほうは、筆の反対側でぐりぐりっ♪と。深過ぎると空気抜きを彫るときに邪魔になりますので、適度な深さにします。 
(^^)

全体に入れ終わりました。∠(^−^)

用意しておいたプラ板の枠をはめ込みます。
今回は同時に他の型取りもしました。(布袋と壁の松明)枠をはめた状態です。このままシリコンを流してしまうとシリコンの自重でプラ板が曲がり、下側から漏れてしまいます・・・・。v(+_+)v

なので、輪ゴムとシリコンの欠片でプラ板四面の中央部を押さえます。
(* ̄0 ̄*)ノ 

さてさて、シリコンゴムを流す準備が整いましたよ。d(^。^)
シリコンに硬化剤を添加し、よく撹拌〜まず筆で原型の表面に塗布していきます。

原型の奥まった部分から塗り、気泡を追い出します。
大量に塗らないのがコツ♪d( ̄ー ̄)

画像二枚目程度塗ったら、あとはシリコンを全体に流し込みます。

終了〜 ∠(−.−)
シリコンが完全硬化したら、プラ板枠を外します。

裏返すと・・・・こんな状態。 d(^。^)
そして、油土を取り除くのですが・・・この時に流したシリコンから原型が外れてしまわないように注意します。
シリコンの側を下にして置いたままの状態で作業すれば、うまくいくでしょう♪
(*^^*)

まず、こちらは松明の型。原型の無さそうな部分から外していきます。

原型まわりは多少油土が残ります。丁寧に取り除きます。\(^−^)b
画像一枚目、すべての油土を取り除きましたっ!(* ̄0 ̄*)ノ 

画像二枚目、シーフのほうは少々たいへん・・・。Σへ(-д-|||)ノ 
パーティングが複雑なので原型まわりの油土が一度ではうまく外れませんでした。へらで取り除きます。 (;´д`)ゞ

画像三枚目、ひぁ〜〜! 綺麗になりました♪ 始終、原型に傷をつけないよう注意です。v(^ー^)
もう片面のシリコンを流す前に、シリコン同士が接着してしまわないように、離型剤(ワックス)を塗ります。

原型にはワックスが付かないように注意です!!v(+_+)v}}} 

原型のまわりから順に作業していきます。(。_。)

細かい部分は面相筆で、広い部分は平筆で♪
できるだけ薄く均等に塗っていきましょ〜。 o(^^o)
ワックスを塗布した部分はオレンジ色っぽくなり、分かりやすいです。これがバリアコートとかだと無色のため分かりにくい・・。

フィギュアの型のほうも同様に♪ 

作業が終ったら、再度枠を取り付けてワックスが完全に乾くのを待ってから前回同様シリコンを流し込みます。\(・▽・)/ 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(´Д`)y-゜゜゜

!! \(*^▽^*)/  1日経過っ♪

型枠を外し、慎重に型を開きます!
緊張の一瞬〜〜〜心地よいメリメリ感です♪o(><;)
小袋と松明の型です。

うまく型がとれました♪ (^−^)
シーフ娘の型です。
下半身まわりの型形状が深いため、原型を取り外す時にベースと本体が外れました。b(・_・)

メタルを注型するためには、通り道を彫ってやらねばなりません。
まず、湯口から・・・本体すぐの部分は三角刀で♪d( ̄ー ̄)
広い部分は丸刀で。

湯口部分が彫り終わりましたっ! ∠(−.−) 
この部分に溜るメタルの重量で、製品の隅々までメタルを行き渡らせるわけです♪(^−^)b

次は空気の逃げ道・・・・。極細の溝を彫りますので、手術用の変形刃メスを使います。 v(+_+)v
型製作時につけておいた「けがき線」に沿ってV字型に溝を彫っていきます。

すべて彫り終わりました。∠(^−^)

型を合わせてみます。中央の大きい穴が湯口、ここに溶かしたメタルを流し込みます。両脇にいくつかの点のように見えるのが空気の逃げ穴。
正面からみたところです。)b( ̄ー ̄)


メタルを流した状態。(・ω・;)


量産量産・・・・・! (* ̄0 ̄*)ノ 
とりあえず、型の製作工程はこのような手順で行います。 (*^^*)

成型品の画像にて、ひとまず終了〜〜〜っ♪ \(*^▽^*)/


メタル注型作業は、また別のトピックで・・・。
お楽しみにっ (*^ー゚)ノ♪
浅学菲才の老剣士にとって、溶かした高温の金属をシリコンは変形もせず受け入れるということに驚愕。

30数年前、表札を溶かした鉛で作ろうと、石膏で型をつくって、流し込んだとたん、ぶくぶくと泡を吹き始めて見事に失敗しました。石膏というのは土石のたぐいだと思い込んでおりましたものですから。

ほんでもって、銅板のたたき出しに唐草の木彫という方向に転進したものです。
>老剣士さん

シリコン・・・・あまり大きなものには耐えられないと思います。

石膏でだめでしたか〜〜〜、なぜだろ??もしかしたら石膏の水分が完全に抜けてなかったのでは? 1週間くらいは放置しておかないと。
1日乾燥させただけでした。
あのぶくぶくは抜け切れなかった石膏の水分だったつーこ
とやったのか。
30年ぶりの納得。
>表面の荒れについてご教授頂ければ

メタルで複製したミニチュアの表面の荒れが気になっております。
原型はかなりやすりがけして、滑らかなつもりなのですが、出来たものは結構ザラザラになってしまいます。

温度や流し方等、コツがあればよろしくお願いします。

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