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ドイツ環境問題コミュのリサイクルの時代

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ドイツで最も人気のある飲み物の一つは炭酸入りのミネラルウォ−タ−である。

私もこの鉱泉水が大好きなのだが、1リットル入りのガラス瓶は、すこぶる重い。

私の土曜日の午前の日課の一つは、アパ−トの向かいにあるキオスク(酒・煙草・新聞・雑誌などを一種のよろずや)にミネラルウォ−タ−の空瓶を返し、新しい水を買ってくることだ。

ビンを返すと1本につき、15セント(約20円)をもらえる。

つまり瓶を客に貸し出す料金として、15セントがミネラルウォ−タ−の代金に上乗せされているのである。

鉱泉水に限らず、ジュ−スやヨ−グルトの瓶も返すことができるが、現在のところ、返却が可能なのは、瓶やラベルに「貸し出し瓶」と表示してあるものに限られる。

それ以外の瓶は、民間企業が行っている回収システム「グリ−ン・ポイント」が街角に設置したごみ箱に投げ込めば、リサイクルされるが、消費者に代金は帰ってこない。

日本でも私が子どもだった昭和30年代にはよくこのような瓶の引き取りが行われていたと思うが、現在ではいわゆるペット・ボトルの普及などによって、それほど行われていないのではないか。

ドイツでは、逆にビンの回収を強化することによって、使い捨てビンをさらに減らす方向にある。

ドイツ政府は五月二日の閣議で、ワイン、ウイスキ−、シュナップス(蒸留酒の一種)を除いて、空きビンや空き缶に回収料金の上乗せを義務付けることを決定したのだ。

この決定によると、消費者は来年から、空きビンや空き缶を商店に持ち込めば、一個につき0・25ユ−ロ(約30円)の代金(容量が1・5リットルのビンについては0・5ユ−ロ)を受け取ることができる。

ドイツ政府は、空き缶・空きビンの回収機械のために、経済界は20億マルク(約1140億円)の投資が必要になると予想している。

これにより、ビンや缶一個あたりのコストは1・84ペニヒ上昇する。

ドイツの経済界は、この回収料金上乗せについて「環境保護、経済政策の両面からみて間違っている。ビンや缶の回収料金の義務化は、最もコストがかかる解決方法だ」と厳しく批判している。

またヨ−ロッパ議会の環境委員会は、新しい指針に定められる、コンピュ−タ−など家電廃棄物の回収義務について、住民一人あたりの年間回収量を最低4キロから6キロに引き上げるよう今年四月に求めた。

さらに家電メ−カ−に対しては、老朽化した冷蔵庫と洗濯機の全重量の90%を回収し、60%を再利用するよう要求している。

さらにコンピュ−タ−についても、回収重量を全体の60%から70%に、リサイクリング率も50%から60%に引き上げるよう提案している。

経済界にとっては、製造・販売する製品が廃棄物になった時の処理費用を、事業計画の中で十分考慮せざるを得ない時代がやってきたと言えそうだ。

(熊谷 徹・ミュンヘン在住)

筆者ホームページ http://www.tkumagai.de

コメント(6)

リサイクルや環境において一番優れていたのは
実は江戸時代の江戸であったという話を聞いたことがあります。
河川や水路を利用した回収システムがよくできていて
壊れた瀬戸物や下駄など、現代ならゴミとして捨ててしまうものでも
修理して使っていたそうです。
(糞尿も、郊外の農民の肥料として商品になっていたとか)
衛生問題の厳しい現代では、糞尿のリサイクルなどは無理ですが
今こそ「見習える部分」は積極的に取り入れるべきなのかもしれません。

現代のリサイクルの定義は、
・回収した物を再資源化新たな製品を作る
(牛乳パック→トイレットペーパー)
(ペッドボトル→プラスチック製品)等
・回収した資源を熱資源として利用する
(食用油→ディーゼルエンジン燃料)等
だと思います。

しかしながら、考え方の1つとして
「リサイクルした製品を再製品化するための燃料消費の方が莫大なのではないか?」
「再製品化した際に、それだけ価値のある物ができるのか?」
「ダイオキシンを発生させないように燃焼させた方が良いのでは?」
という考え方もあるようです。

リサイクルする方がいいのか、燃やしてしまうほうがいいのか
日本ではなかなか難しいようです。
ミュンヘンの三毛猫です。
ミュンヘンの動物園、ドイツの大きな酪農農家では、糞尿からバイオガスを発酵させ発電しています。自分の所で使用し、余った電力は販売することも出来ています。
ミネラルオイルから卒業する為に、自然の使えるエネルギーは大いに利用するべきですね。様々な試みとプロジェクトがあります。理想は水素と新しい科学技術の期待される太陽の原理を使用した原子力だという気がします。
尚、ゴミを燃やす焼却炉ですが、全世界の3分の2が日本に集中してあるそうですが、ドイツは全体で大型が確か58箇所しかありません。ダイオキシンはほとんど出ていない状況です。
皆様貴重なコメントをどうもありがとうございました。

これからもよろしくお願い申し上げます。
先日、韓国企業と国の、環境事業の世界戦略、報道されていました。
ITの次は環境、ソウル市、近郊約2000万人の人口。焼却炉は無い様です。
生ごみは全て堆肥化、汚泥等も? 考えは、資源の無い国なので、勿体無いので焼却はしない。資源化、リサイクル、リユース、等の推進のようです。
ドイツを見習った点も多い様です。

日本は同じく、資源の無い国なのに、全量焼却が基本、余り変わる様子が見られません。

中国でも、環境問題が大きく騒がれ始めています、大分分別の考えも進んできた様にも聞きます。
北京郊外には4000箇所以上の埋め立て(野積み)で残余の問題も、
ここで日本の様に、焼却されたのでは、日本は、水銀をはじめ、ダイオキシン、酸性雨、黄砂を頭から浴びる環境に。

農地はあれ、山の木は枯れ、川水は酸性化。対策は、中国の環境問題の解決しかないのではと。思案しています。解決策を提案したものです。




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