『航空ファン』コミュの航空ファン2014年３月

　航空ファン2014年３月号の特集は、「新防衛大綱と新中期防」。昨年12月に決定された日本の防衛計画をまとめた新たな防衛大綱と５ヵ年計画の中期防ですが、周辺の国際事情などを鑑みて必要な措置が盛り込まれた結果、中期防の５年間で見込まれる経費は24兆円を大きく上回ることになり、空自の航空部隊の改編を含め、陸海空３自衛隊の航空部隊にも大きな動きがあります。新中期防に盛り込まれたティルトローター輸送機V-22オスプレイや無人偵察機グローバルホークなどの導入を含め、自衛隊航空の展望を読み解いていきます。そして第２特集は、ベストセラー旅客機ボーイング737から派生した米海軍の新型哨戒機P-8ポセイドン。IOC（初期作戦能力）獲得を受けて沖縄の嘉手納基地への初展開を開始したP-8実戦飛行隊VP-16を取材、さらにP-3CとP-8が東シナ海などでどのような活動を行なっているのか、機体のポテンシャルを含めて詳しく解説します。
　表紙と巻頭では米海軍アドバーサリー（仮想敵）飛行隊VFC-111“Sun Downers”の旭日マークのF-5NタイガーⅡの空撮を掲載するほか、A-4も健在で新旧装備の入り混じったブラジル海軍航空隊やイスラエル空軍主催の国際共同演習“ブルーフラッグ”、那覇基地エアーフェスティバルとブルーインパルス2013ラスト、JTAの「さくらジンベエ」、ダッソー・ファルコン50周年、フェイガン博物館が所有するP-40E & P-51D空撮などをカラーで紹介、さらにスカイマークが導入するA330初公開とその戦略を解説するほか、雷電搭乗員の物語とその派手なマーキングや米国発の日本海軍機情報、厚木基地の地下で発見された月光の主翼部品のニュースなど、旧日本海軍機に関する情報もお届けします（１月21日発売）