『航空ファン』コミュの航空ファン2014年１月

　航空ファン2014年１月号の特集は、F-4EJマザースコードロン第301飛行隊。今年部隊創設40周年を迎えた、宮崎県の航空自衛隊新田原基地の第301飛行隊にスポットをあてます。空自初のF-4EJファントム飛行隊の同隊は、対領空侵犯措置（スクランブル）任務という実働任務に加えてパイロット養成を担当するマザースコードロン（機種転換訓練部隊）として、これまでに多くの戦闘機パイロットを輩出しています。戦闘機部隊が単一機種の運用を40年も続けるケースは世界的にも珍しく、ファントムの堅牢さと自衛隊の技術の高さを証明していますが、このたび40周年を記念して全体を真っ青に塗った特別塗装機が登場、今月号では飛行隊の協力で空撮取材を実施しました。また記念塗装の細部や通常の部隊運用のリポート、40周年記念式典まで網羅した、巻頭15ページの大特集となっています。さらにパイロットが着用する40周年記念パッチのサブデュード（低視認）バージョンが特別付録として封入され、部隊で使われるカラーバージョンとグレイ迷彩服バージョンの誌上限定販売も行ないます。あわせて特集関連記事として、F-4EJの後継機として航空自衛隊に2016年度末に納入されるステルス戦闘機、F-35ライトニングⅡの最新情報もお届けします。
　そのほか第２特集として米軍の無人機、MQ-1プレデター/MQ-9リーパーが、アフガニスタンやパキスタンで実施する作戦で民間人にも多くの死傷者を出しているとして国際的批判が高まっている問題を採り上げ、偵察用任務機から派生した無人攻撃機のシステムや運用、その正当性と問題点を、航空誌の立場で冷静に分析します。
　そのほかにも国内での日米共同訓練に初参加した沖縄駐留の米海兵隊MV-22Bオスプレイ、浜松、築城、入間―秋の航空自衛隊航空祭、ブルーインパルス#5の世代交替、北欧での国際航空演習ACE2103、深夜に陸送されたMRJ胴体部位、防衛技術シンポジウム2013、スイスアルプスの公開実弾射爆撃演習AXALP 2013、富士山で飛んだブライトリング・ジェットマンことイブ・ロッシーのリポートと単独インタビューなどの記事も必見です。（11月21日発売）
※特別付録布製記念パッチ付きで、特別定価1,350円