ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

八戸 マノン劇場コミュのエピソード5

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
マノン劇場・エピソード5〜アイアムノービック〜


チキンという十字架を背負い、ただでさえ暗い顔がますます暗くなっていった私の表情を察してか、彼女は話題を変えてきた。
「コレドウデスカ?」
コレとはつまりこのレンズに映し出されいる情景のことであろう。
そういわれて改めて見つめてみる。



「オ〜ビックビック!!」

アナタのコレはまぎれもなくデカかった、ただそのことを伝えたくて、私はつたない英語を使った。

もしかしたら外国の人に対して英語で話すのは初めてだったかもしれない。
国際社会に対応するために中、高と英語を勉強してきた。
私の親も英語だけはやっておけとよく言っていた。
辛くて投げ出そうとしたときもあった。
それでも頑張って勉強してきた。
そして私の英語教育の集大成がついに花開く時を迎えた。
いままでの何年にもおよぶ勉強で蓄えた知識を総動員し、私の脳が出した答え。
それこそが前述の言葉『Oh〜BIGBIG!!』である。

恐らくこのときほど、今まで英語を勉強していた時間を返して欲しいと思ったことはないだろう。

そんな想いを知ってか知らずか、彼女は軽快に切り返してくる。
足で私の股間のほうを指し、一言。
「オニイサンノココモビック二ナッテルンジャナイノ」

何をこの女は言っているのであろうか。
殺意さえ芽生える。
私のここにおける興奮は性的なものではなく、どちらかとゆうと未知との遭遇による知的好奇心からくるもの。
アイアムノービックもいいところである。
もちろんここはクレームの意味も込めてはっきり彼女には伝えるべきだろう。

私「オ〜ノービックネ」
彼女「オニイサンマダワカイジャナイ」
私「オ〜モウダメネ」
彼女「キノウオニイサンクライワカイヒトキテ、ブタイデヤッタヨ」
私「……!!??」

昨日お兄さんくらいの若い人来て舞台でヤッたよ

普通お兄さんくらいの若い人なら舞台でヤルよ

お兄さんは普通じゃないから舞台でヤラなかったんだよね

つまりお兄さんはチキンなんだよ

このチキンジャップめが



もう、やめてくれ…
これ以上私を陥れないでくれ…

思いがけないカウンターをもろに受け、あまりに大きな傷を負った。
この傷は一生癒えることなく残り続けるだろう。



その言葉を残し、彼女は舞台の奥へと消えていった。
そしてこの宴もとうとうフィナーレを迎える(続く)


コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

八戸 マノン劇場 更新情報

八戸 マノン劇場のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング