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日出処の天子コミュの東京都青少年健全育成条例改正案について

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管理人様、失礼いたします。もし不適当な書き込みだと判断されましたら、ご指摘下さい、削除いたします。

「処天」ファンの皆様。
今年6月東京都が提出した東京都青少年健全育成条例改正案ですが、「非実在青少年」規制ということで物議をかもし、一旦否決されました。しかし、12月のこの都議会に再提出され、11月22日に都がぎりぎりになって公にした条文で、そのさらにひどい内容が明らかにされ、日本ペンクラブ、日本シナリオ作家協会、日弁連、東京弁護士会、社団法人自由人権協会など続々と反対声明を表明しています。しかし、今回は最大会派であり前回反対に回ってくれた民主党が揺れています。その理由は、都がPTAの集会などで虚偽の説明を繰り返し、この条例に反対すれば「市民に児童ポルノに賛成だと思われますよ」などと議員に圧力をかけたためです。都がどのような動きをしたかは、実際にその説明に参加された方のブログがあります。
http://ironyt.exblog.jp/
都は「違法な性行為を描いた作品に対する流通規制をかけるだけ」と説明していますが、事実は異なります。実際の条文を検討すると非実在青少年という言葉は削除されていますが、前回はあった対象に対する18歳未満という年齢制限さえ取り払われ、事実上、漫画アニメの登場人物前年齢層に対し、「社会規範に反する」性交もしくは性交類似行為を「不当に賛美し誇張」したものは不健全図書に都が指定できるとあります。また「婚姻を禁止されている近親者間における性交類似行為」もこれに該当するとしています。社会規範とは道徳であり、誰がどう判断するのかも、その範囲すらも極めてあいまいです。これは当局による恣意的運用が十分可能ということになります。また、フィクションである漫画アニメは時代設定もそれが現実に存在する世界なのかも様々で、それゆえその時代何が規範とされたかも様々だと思うのですが、都は漫画アニメはすべからく現代日本の現時点での法律に従えといっているのです。そもそも、創作物が性犯罪を増加させるという科学的根拠は無に等しい上に、既に日本には様々な法律があり、出版業界も自主規制に努力し、一定の成果を見せています。事実不健全図書指定は年間数点から十数点の範囲に留まっているのに、今回は、それでは足りないと「表現することそのもの」を禁止しようとする危険な一歩を踏み出す内容となっています。
ちなみに、山岸先生と同じ24年組世代の竹宮先生の「風木」は、この条例の存在下では恐らく存在しえなかったでしょう(同性愛、近親相姦ありの「処天」も同様にアウトでしょう)。
竹宮先生はその点を良く認識され、今回も強く反対されて、ご多忙の中を記者会見(12月3日)に出席されました。
→3日都庁で行われた記者会見のtogetter.
http://togetter.com/li/74996


しかし都知事はさらに、「子供だけじゃなくて、テレビなんかにも同性愛者が平気で出るでしょ。日本は野放図になり過ぎている。使命感を持ってやります」と発言。同性愛者を蔑視するこの発言は、この条例が通ったらどういうことになるのかをもっとはっきり示していると思われます。
この条例は、何が社会的に問題となるのか、その判断一切を為政者(都知事)とこの極端な条例を無理やり通そうとしているごく一部の人々に委ねる白紙委任状のような恐ろしい法律です。
山岸先生の作品にはたくさんの暴力的描写、近親相姦なども出てきますが、このような都知事の下で運用されたらどのようなことになるのか考えるだけでも怖いです。
私は日本のマンガ文化は宝物だと思っています。東京都には数多くの出版社やアニメ制作会社が集中しており、この条例が通ったら影響甚大のみならず、怖いのは東京都の出方を見ている地方自治体が多数あることです。
絶対に通してはならないと個人的に危機感を持ち、条例修正案が発表されて以来都議員の働きかけるなどしてきましたが、肝心の民主党は7日代表質問、8日までに党としての態度を決定するらしく、事態は逼迫しています。傍観していればこの法案は通ってしまうのです。

長くなりましてすみません。
反対してくださる方に、明日この行方を決定する大事なイベントがあります。
【タイトル】
「『非実在青少年規制』改メ『非実在犯罪規制』へ、
都条例改正案の問題点は払拭されたのか?」


【日時】
2010年12月6日(月)
午後6:30(開場) 午後7:00(開演) 


【場所】
東京都中野区中野2−9−7
「なかのZERO」 小ホール
(JR/東西線中野駅南口から徒歩8分)


【参加費】
- 無料 -


【パネリスト予定者】

・呉智英 さん (評論家・日本マンガ学会会長)

・とりみき さん (漫画家)

・保坂展人 さん (前衆議院議員・ジャーナリスト)

・山本弘 さん (作家)

・河合幹雄 さん (桐蔭横浜大学法学部教授・法社会学者)

・ダニエル兼光真 さん (翻訳家)

・西谷隆行 さん (日本雑誌協会・編集倫理委員会委員)

・水戸 泉/小林来夏 さん (作家)

・藤本由香里 さん (明治大学准教授)

・山口貴士 さん (弁護士・リンク総合法律事務所)



【主催】
「東京都青少年健全育成条例改正を考える会」
[共同代表]
・藤本由香里(明治大学准教授)
・山口貴士(弁護士・リンク総合法律事務所)


【協力】
「コンテンツ文化研究会」


ニコ生でも放送されるようですが、事情の許す方は、是非是非、足を運んで下さい。1000人、2000人と集まれば、会場に入れなくても、注目されているということをアピールでき、他の動きの遅いメディアや団体、そして民主党を動かすことができます。どうか、お願いします。事情を知らない方がいらっしゃいましたら、広めてください。よろしくお願いします。
(政治的なことを不快に思われる方もいらっしゃると思います。私は普段政治的なこととは無縁のただの漫画好きにすぎず、私をつき動かしているのはただ漫画に対する愛です。どうぞお許し下さい)。

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