中野坂上治療院　整体・美容鍼灸コミュの逆子に足のツボ療法！？

先日、久しぶりに『逆子』が主訴の方が来院されました。

逆子とは、ふつうお母さんのお腹の中にいる胎児は、頭の位置が下にあるものなのですが、逆子はそれが上下逆の位置になってしまっている状態をいいます。

これが何の問題なのかというと、胎児は大人と違い、頭が体の中で一番大きい部分なので、小さい足から出てしまうと、頭がひっかかってしまう場合があって、そうなると胎児は呼吸ができずに命にかかわることにもなってしまいます。

この場合、病院ではこれらのリスクを考えて帝王切開という措置をとるのですが、実は東洋医学の領域では、昔から逆子に効果のあるツボのことが伝わっていて、かなりの効果をあげています。

逆子のツボは、ふつう胎児はお腹にいるのですから、お腹のツボを使うと思われがちですが、意外にもそのツボは足にあり、基本的には施術にお腹を触ることは一切ありません。

１）『三陰交（さんいんこう）』・・足の内くるぶしから指三
　　　～四本分上。
２）『至陰（しいん）』・・足の小指の爪の外の生え際。

（近年になって、ある医科大学が実際に逆子の妊婦にこの足のツボ療法を行い、かなりの確率で退治の位置が正常になるというのをデータ化して世に出し、多少は話題になりました）

どちらも、お灸が有効で、鍼灸の専門家でないとなかなか難しいので、病院でいろいろやってみてダメなときの最後の手段として考えてみるといいでしょう。

ちなみに、来院した妊婦さん・・・次の日に「何かお腹の上の方を蹴られてるかな・・」と感じたそうで、次の週の婦人科では、逆子が治っているといわれたそうです（これで開業以来逆子施術の実績は８人目です）。

順調にいけば今月末に出産予定だそうです。
よかったです。

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