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● 掌編小説集(投稿歓迎) ●コミュの『 不完全航海記 』

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この掌編小説は、
菜列堂さん
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=250580
が書かれた創作文章ですっ ♪
 
『 不完全航海記 』
http://tutorial.jp/tale/incolog.htm
第一話――王の夢と王妃の夢
第二話――竜になった女
第三話――忘れられた囚人
第四話――幽霊の恩返し
第五話――予言の王国
第六話――神々の多数決
第七話――辺境の村の秘密
第八話――後宮の美姫
第九話――幻想の楽園
第十話――旧大陸からの脱出
第十一話――現実の探求
第十二話――宿命の絆
第十三話――複製の故国
第十四話――石柱と竪穴
第十五話――法王の最終兵器
第十六話――魔法機構の叛乱
第十七話――契約の果実
第十八話――史官と国璽
第十九話――原点の再発見
第二十話――通路を作る機械
第二十一話――政略結婚の魔術
第二十二話――世界を操作するための壁
第二十三話――神と神学と神学者
第二十四話――幻の古代王朝

コメント(6)

第一話の出だし部分です。
ぜひ、つづきもどぉーぞっ ♪
      
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
        
第一話――王の夢と王妃の夢
マノステモノスという国の片田舎にデヌキエスという村があり、そこに、タユセモという名前の猟師が暮らしていた。ある日、タユセモは、一頭の鹿を追って森の奥深くへ歩み入り、そこに一軒の家があるのを発見した。

タユセモは、こんなに深い森の中に棲んでいるのがどんな人なのか見てみたいと思い、その家の扉を叩いた。すると、扉が開いて、そこにひとりの青年が現われた。

青年は、タユセモを家の中へ招き入れ、自分の名前はサネウルドだと名乗った。タユセモは、「あんたは、こんなに深い森の中でいったい何をしているんだ?」とサネウルドに尋ねた。するとサネウルドは、「私はここで魔術の修行をしているのです」と答えた。

タユセモは、「あんたの魔術とやらでどんなことができるのか、俺に見せてくれ」と頼んだ。するとサネウルドは、「では、私の魔術を使って、あなたの望みを何でもかなえてあげましょう」と言った。

「俺の望みは、この国の王になることだ」とタユセモは言った。

するとサネウルドは言った。「では、これからあなたの王宮に向かって進軍しなさい」

その言葉が終わらないうちに、タユセモは、自分の全身に何かとてつもなく重いものがまとわりついているのを感じた。それは、王者が身に付けるにふさわしい、風格のある鎧と兜だった。タユセモは、大勢の人の話し声や馬のいななきが家の周囲から聞こえてくることに気付いた。家の外に出てみると、そこには何万という数の騎士たちがひしめいていた。彼らは、タユセモの姿を見ると、一斉にときの声をあげた。

タユセモは、ほかの馬とは比べものにならないほど豪華な鞍が置かれた馬が自分の前に現われたのを見て、迷わずそれにうち跨り、全軍に対して進軍の指令を発した。
マノステモノスの王であるソゴルドソスは、辺境の森の中から突如として現われた謎の軍勢による侵攻を、王国の総力を結集して阻止しようとした。しかし、王国の正規軍といえども、タユセモの勇猛な騎士たちにとっては取るに足らない敵と言えた。五日とたたないうちに、マノステモノスの全土はタユセモが支配するところとなっていた。

マノステモノスの王となったタユセモは、幾度かの外征によって、かつてないほどにまで王国の版図を拡大した。また彼は、その善政によって、国民たちから偉大な王として讃えられた。

タユセモが王になってから数年ののち、彼は、貧しい農家で生まれて育った女性を王妃として迎えた。テネモーシアという名前のその女性は、優しくてかつ美しく、タユセモは彼女を深く愛した。テネモーシアは五人の子供を生み、その子供たちは立派な王子や王女に成長した。

そんなある日、タユセモは、森の奥で魔法の修行をしていたサネウルドのことを想い出した。将軍の鎧を身にまとってサネウルドの家をあとにして以来、彼の姿は一度も目にしていなかった。

魔法の力で自分を王にしてくれたサネウルドに感謝の言葉を捧げなければならぬ、そう考えたタユセモは、護衛の騎士もともなわず、単身、馬を駆って森の奥深く分け入った。

二十数年の歳月にもかかわらず、サネウルドの家は、タユセモの記憶の中の姿から何ひとつ変わっていなかった。そして、扉を開いて現われたサネウルドもまた、二十数年前とまったく同じ、青年の姿のままだった。

「あんたの魔法のおかげで、俺はこうして王になれた。礼を言うぞ」とタユセモはサネウルドに言った。

「申し訳ありません」とサネウルドは言った。「あなたは、ただ、王になった夢を見ているだけなのです。私はまだ魔法の修行中ですので、あなたを現実の世界で王にするほどの力は持っていないのです」

タユセモは驚いた。自分が王になったのが夢の中のできごとだったとは、とても信じられなかった。

サネウルドは、タユセモを奥の部屋へ案内した。その部屋の中には質素な寝台があって、その上で一人の男が眠っていた。その男は、まぎれもなく、猟師をしていたころのタユセモ自身だった。

「この夢はいったいいつまで続くのだ」とタユセモは尋ねた。
かなり本格的では?期待大です。(*^_^*)
資格試験がすんだので、落ち着いてじっくり読ませていただきます ♪
| 〃
|*`・π・)ゞ⌒
つ
|
♡*:;;;;;;:*♡*:;;;;;;:*♡*:;;;;;;:*♡*:;;;;;;:*♡

『 不完全航海記 』に第二十五話をウPしました。
読み始めると、止まらなくなる危険な小説。かも?!

『 不完全航海記 』
http://tutorial.jp/tale/incolog.htm

♡*:;;;;;;:*♡*:;;;;;;:*♡*:;;;;;;:*♡*:;;;;;;:*♡
第一話――王の夢と王妃の夢

 星 新一さんのショート・ショートくらい面白いです。
 
第二話――竜になった女
 
 少年ジャンプの太公望で、テンプテーションが解けた後も
 恋をしていた武王がオーバーラップしました。

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