わたしのコミュニティーで書いたコメントが出ていましたので補足いたします。あまりのアマチュアの世界でプロ奏者のコメントを詳しく書くのもちょっと気が引けましたので、ただ単に個人的な意見としてロータリーをお勧めする次第です。自分はハグマンは試奏程度しか吹いていないのでコメントが出来る資格はないですが、セイヤーは10年近く使っていました。O.E.Thayerさんと会った事はないですが、電話で何回かお話をしたことがあり、彼から直接購入した2nd Generationバルブを10年ほど使っていました。最初はシャイアーズさんがエドワーズを辞められて、ボストンのオズマンブラスに戻られた頃、彼に作ってもらったベルに2nd Gen Thayerを付けて吹いていました。現在は2年前に元ミルウォーキー響の首席奏者だったグリーンホーさんのバルブ(ロータリー)をバックのベルに付けてもらって使っております。これを使い出して以来セイヤーはもう使えませんね。そんな中先日NYフィルの金五が来たときにアレッシ氏と再会が出来、その時に彼がロータリーを使っておられたので、何の気なしに聞いてみたところ、彼としてはセイヤーバルブは終わりもう使うことはないとのことでした。そういった意味で自分のセイヤーからまたロータリーバルブへ戻った点で共通点を見出した次第です。グリーンホーさんはシャイアーズさんと一緒にゲッツェンでエドワーズを立ち上げられた方です。彼曰く、セイヤーの場合音が抜ける距離が5cmほどあるが、ロータリーの場合はその半分でベルへ出てくるまでに音へ与える影響に差があるとの事です。自分が吹いてみて差ほどの違いは感じられませんですが。とにかくロータリーの歴史や歴代の名奏者でロータリーを使ってこられたことなどを考えると、アレッシ氏の様にロータリーの良さを再度考え直すのも一つのオプションかと。