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人体の不思議展コミュの人体の不思議展が2012年で打ち切り

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■人体の不思議展、最終公開。2012年、閉幕へ向けて

2002年の大阪展から9年―。全国35会場を巡回し、これまでに全国650万人を超える方々にご来場いただいた本展は、2012年、開催10年目という節目を迎えます。
本物の人体標本の展示を通じ、「からだ」「いのち」の大切さを見つめなおし、「健康であることの素晴らしさ」を知っていただくことを趣旨とし開催してまいりました「人体の不思議展」は、この”10年”という節目の年をもって、「最終公開」とさせていただくこととなりました。
全国各地で開催することができましたのも、ひとえにご来場いただいた皆様方のご支援の賜物であり、私ども主催者が意図するところを幾分なりともご理解いただいたものであると存じます。
皆様方への感謝の気持ちを込めて、「人体の不思議展」はラストランに向け、あたらしい医学、解剖学の世界へとステップアップしてまいります。
京都展開催にあたり
5年ぶりの開催となる今回の京都展は、前回から一新された標本170余点を展示。また、標本を観覧し構造を知っていただくにとどまらず、人体と美術の深いかかわりを、歴史的文献を通して学ぶ「人体のアート&サイエンス」、また、これまで特定の医療現場でしか見ることのできなかったCT、MRI等の最新医用画像の視点を加えた「3Dでみる!人体透視の世界」を併設致します。
5年の歳月を経て、さらなる進化を遂げ再び京都に戻ってきた「人体の不思議展」。
もう2度と味わうことの出来ない人体の神秘の世界、感動と驚きの世界を是非ご覧ください。

ttp://www.jintai.co.jp/last_tours2012.html

ーーーーーーーー


■『日医白クマ通信』1326
http://sky.geocities.jp/jbpsg355/nichiisirokuma.htm
(2010年9月13日、第??次生命倫理懇談会の席上で、「人体の不思議展」が問題となる)

■『人体の不思議展』にかかる京都府医師会の見解について」と「『人体の不思議展』の中止を求める要望書
2010年10月21日、京都府医師会
http://sky.geocities.jp/jbpsg355/kyoutomerumaga.htm

■人間の尊厳が守られていない「人体の不思議展」の中止を求める声明
2010年10月25日 京都民主医療機関連合会 会長 尾崎 望
http://www.kyoto-min-iren.org/news&topics/20101027.html

■人体標本の展示に関するガイドライン
10月25日 社団法人日本解剖学会
http://www.anatomy.or.jp/file/pdf/101025_guideline.pdf

■「人体の不思議展」の開催中止を求める理事会声明
2010年10月26日 京都府保険医協会 2010年度(平成22年度)第9回理事会
http://sky.geocities.jp/jbpsg355/kyoutohokenni.htm

■疑惑の「人体の不思議展」は中止せよ
2010年10月28日 大阪府保険医協会 第2回理事会
http://sky.geocities.jp/jbpsg355/oosakahoken.htm

■「人体の不思議展」の開催中止を求める要望書
平成22年11月1日 社団法人 京都府医師会 会長 森 洋一
http://sky.geocities.jp/jbpsg355/kyotohuisikaiyoubousho.htm

■違法な「人体の不思議展」開催の即時中を求める声明
11月18日 日本科学者会議京都支部幹事会
http://sky.geocities.jp/jbpsg355/kagakushakaigi.pdf

■「人体の不思議展」を考える京都ネットワーク 設立趣意書 2010年12月16日
http://sky.geocities.jp/jbpsg355/networkkyoto.htm

■「人体の不思議展に疑問をもつ会」が人体の不思議展金沢展を石川県警に死体解剖保存法違反で告発 2010年12月3日
http://sky.geocities.jp/jbpsg355/isikawahodou.pdf

■「人体の不思議展に疑問をもつ会」が人体の不思議展京都展を京都府警に死体解剖保存法違反で告発 2010年12月9日

■「人体の不思議展」に関するお願い 衆議院議員 阿部 知子 様
2010年12月15日 京都府保険医協会
http://sky.geocities.jp/jbpsg355/giinyousei.htm

■人体の不思議展に関する要請書 
2010年12月17日 人体の不思議展を考える京都ネットワーク
http://sky.geocities.jp/jbpsg355/1217kyoutosicho.htm



Red Fox 特集『人体展と中国の人体闇市場』
シリーズ2「人体の不思議展の闇」

1. 南京死体事件と『人体の不思議展』(1)
http://redfox2667.blog111.fc2.com/blog-entry-207.html
2. 南京死体事件と『人体の不思議展』(2)
http://redfox2667.blog111.fc2.com/blog-entry-209.html
3. 『人体の不思議展』の謎の主催者
http://redfox2667.blog111.fc2.com/blog-entry-217.html

コメント(13)

■人体展の標本は「遺体」 厚労省見解、京都府警捜査へ
産経新聞 2011/01/19 02:04

 京都市で開催中の「人体の不思議展」で展示されている標本について、厚生労働省が「標本は遺体」との見解を示していることが18日、産経新聞の取材で分かった。標本が遺体の場合、特定場所以外での保管には自治体の許可が必要になるが、主催者側は届け出をしていなかった。遺体の取り扱いに関する死体解剖保存法に抵触する可能性があり、京都府警も違法性の有無について捜査する方針を固めた。

 一方、標本が中国から日本に持ち込まれた経緯に不透明な部分があるなどとして、京都府保険医協会などが昨年12月、民間団体などで構成する同展実行委員会を京都府警に刑事告発。主催者側や施設利用を許可した京都市に対し、開催中止を求める動きもある。

 同展をめぐっては、中国で「プラストミック」と呼ばれる技術で特殊加工された人体標本を展示物として扱うか、遺体として扱うかで見解があいまいだったが、この問題で同省が一定の基準を示したのは初めて。今後、人の死の尊厳をめぐり議論を呼びそうだ。

 プラストミックは、死亡した人の身体の組織に含まれる水分や脂質をシリコン、ポリエステル樹脂に置き換え、半永久的に保存する技術。主催者側によると、標本はいずれも生前の意思に基づき、中国・大連の研究施設から賃借しているという。

 プラストミック標本についてはこれまで、同省も明確な見解を示していなかったが、同省医政局の担当者は取材に対し「特殊加工されたとはいえ、基本的には遺体にあたる」と説明。自治体の許可なく遺体の保存を禁じた同法に抵触する可能性については「保存行為かどうかの法令解釈は難しく、最終的には司法判断になる」と指摘した。

 主催者側は「正規の手続きに基づく、展示用のプラスチック解剖標本であり、遺体とは考えていない。学術的に配慮している」と説明。展示会場の京都市勧業館(みやこめっせ)を運営する京都産業振興センターも「標本は展示物と認識している。過去にも全国各地で開催された実績があり、特に問題はない」としている。

 死体解剖保存法では、死体標本を保存できる場を大学医学部か医科大、特定の病院と限定し、それ以外の場所での保存は届け出を義務づけている。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/485869/
■死の商人
デア・シュピーゲル 2004年第4号 2004年1月19日 p. 36
スヴェン・レーベル、アンドレアス・ヴァッセルマン


グンター・フォン・ハーゲンス氏の『Body Worlds』は数百万の人々を魅了した。しかしこの死人の芸術的展示の筈であったこのビジネスは一転して不道徳な物となった --- 多くの死体が安値で買われ、しかもそれらが明確に中国の死刑囚である事が判明したのである。

そして慎重に人体の状態を記録した一部の書類、ハーゲンス氏自身かその300人近いスタッフの目指すものは、このドイツの死体メーカーは受け取る価値のあるモデルである限りは処刑の犠牲者をも見逃さない。「頭部にある弾孔」には時には目をつぶり、マスター用の材料としては欠陥があると評価される。そしてそれはまた簡潔に「十字に切り開かれた腹部」と呼ばれる。死人から移植用に全ての臓器を取り出すならこの切開は必要である --- 中国では死刑執行後の通常の手順である。
(中略)

人体は皮膚を剥がれ、手足を切断され、静脈にプラスチックを注入される。削ぎ落とされた脂肪細胞や摘出された内臓に囲まれて朝食を取る事もある。次の部屋では、スーツが掛けられるように人間の皮膚が吊るされている。

(中略)

国際協定を無視してハーゲンス社は明らかに膨大な量の死体を買収している。
中華人民共和国は全体主義でありそれ自体が理想的ビジネスである事を証明している。死体がここまで安値の国は他にはない。
病理学者は十分な収入がないために、民衆の死体を売って補助的収入にしているのだ。
これらは腐敗した公安局から来ている事が明らかになっており、「遺棄死体」と説明されている死体は恐らく増加する犯罪被害者 --- そして死刑囚である。

人権団体のアムネスティ・インターナショナルは2001年だけでも2468人の処刑を記録している。
政府による処刑は大連でも行われている --- 頸椎と頭部の銃撃で。
ハーゲンス氏の死体工場の周辺には「遼寧省第三刑務所」と「労働改造所」を含む3つの刑事刑務所がある。
法輪功学習者を含む政治犯が収監されている悪名高い「姚家看守所」では日常的に拷問や性的虐待が行われていると報告されている。

中国の刑事司法制度の「虐待の更なる目撃者」としてアムネスティ・インターナショナルは中国国内における臓器移植のための不当臓器摘出が行われていると査定している。
あるアムネスティのスタッフによれば、多くの処刑場には既に医療チームが迅速に手術をするために待機をしているという。
病院の移植の需要に合わせて処刑日が決定される事もあるという。
そして腹を割かれた死体の秘密の収容にはカモフラージュ霊柩車が用いられるという。

この野蛮な処刑のコースは奇妙にも正確なプロセスで2001年12月29日の午前中に大連で起こった:全国規模の犯罪摘発キャンペーンの丁度絶頂期にハーゲンス氏はハスワード保護されたメールを受け取った。
送り主はハーゲンス氏の大連の総経理 (社長) である中国人医学者の隋鴻錦氏である。
それは「2体の新鮮で高品質の死体」がその日の朝に工場に到着したとハイデルベルクのボスに知らせるものであった。
これらの2体の肝臓はほんの数時間前に「臨床移植」された「とても新鮮な」死体であると隋氏は興奮していた。


およそ30分も経たないうちにその死体展示者はその新たな展示物となるかもしれないものに関する更なる詳細を受け取った。
それらはその日の朝に死亡したばかりの「若い男女」の「新鮮な標本」であると隋氏は報告した。
それらの腹部は十字に切り開かれ殆どの臓器がなくなっていた。
隋氏はさらに「頭部に弾痕がある」と言及した。

これらの特徴からハーゲンス氏は一つの結論しか出せなかった ---「これらは処刑死体である」。しかしこの企業のトップは先週の木曜日にはこのような事は聞いていないとしていたが、26時間後になって思い出したという。
その時彼は「驚愕」したと今更ながら説明した。実際彼は書面では介入しておらず恐らく個人的会話で考えを説明していた。
隋氏は現在はハーゲンス社を辞めている。

2002年10月にハーゲンス氏と彼の新代理人は「全身標本に死刑囚は受け付けないと厳しい指導を何度も行った」。
しかしその世界規模での活動への疑惑は既にあった。
2003年1月9日に明らかな「処刑死体」が提供された時、彼は拒絶をした。
彼は明らかな罠を感じた:「詮索する人々が間違った結論を導く事になる」。これからは「そのような事」は口頭でのみ話し合われるべきである。
しかし「より新鮮な」商品への需要は巨大であった:処刑死体が届けられた数週間前の2001年11月12日にプラスティネーション社の倉庫にトラックから荷が降ろされた。
そこには31体の「新しい人体標本」が含まれていた。
まだ衣服を着ていた27体の男性と4体の女性の死体である。

責任者がドイツ人のボスに死体の到着を報告した時、彼は更なる注文をした。ハーゲンス氏の関心事は一つであった:「それらは新鮮か?」


「新鮮で冷凍されたもの」とサン・メイユ氏は返信したが、それは明確にハーゲンス氏の感覚での「準備万端」に反していた。
それでもこのハイデルベルクのドイツ人は全ての死体を気密のビニール袋に詰めるように指示を出した。
「状態良好な」商品は分類され特別扱いを受ける --- 「特に女性死体であれば」。
衣服は「乾燥」から死体への更なるプロテクションを提供する事になる。

それから3週間も経たないうちに次の配送が通達された。
ハーゲンス社の責任者の隋氏は40からだの死体の到着の準備を従業員に指示した。2002年1月中旬に更に60体の「全身死体」がこの時はボックスカーでプラスティネーション社に来た。


しかしこれらの大人の死体がその凄惨な死亡状況をより示しているだけでなかった。例えば同社データベースの「胎児と胚」にリストされている2001年3月26日から同社の倉庫に保管されている「01BR018」の9ヶ月過ぎの胎児は --- 性別:男、国籍「現地 (中国)」となっている。
その出所にはただ「公安局」と記入されている。

しかし匿名の情報筋によれば、2002年1月から2ヶ月で「160体の人体」が大連に収納され、それは解剖チームの責任者のジョウ・ルイ氏の試算によれば解剖チームの処理能力で半年を要するという。
「収納倉庫の空きスペースはますます不足している」

全てが意思による献体なのか? 解剖学標本は無料で入手出来るのか?

ハーゲンス氏はそうでない事は良く判っていた。
2002年2月23日のメールの「ここに以下にリストされた品目の購入を確認する」の文章で、「50-60体の大人の死体の購入」を一体につき220ユーロ以下での購入に青信号を与えたのである。
この価格は「いわゆる取扱い経費として」彼に説明されたが、後の調査で間違いと判っている。

ハーゲンス氏が総経理の隋鴻錦氏から受け取った「全身人体の価格表」によれば中国での死体は実際はもっと高額である。
その価格表によれば、中国の8都市では最も高いのが重慶の「第三軍医大学」(308ユーロ)、最も安いのが川北医学院 (254ユール) である。
新鮮な骨格標本が品切れだった時は、中国の大学から実習用死体を入手し骨格を取り出す方が、骨格のみを購入するよりも安かった。


ハーゲンス氏は中国の「献体プログラム」であると熱弁する事でそのような汚いビジネスとの関わりを払拭しようとしたが、そこにはアリバイ作り以上の事実はなかった。

中国の一般市民が死後にハーゲンス氏のプラスティネーション処理を希望したとしても、それは法的にはまず可能ではなかった。
中国での献体は赤十字社のみが受付、それは例えば上海でも医学教育、研究と臨床解剖のみに利用される事をこのドイツ人解剖学者は知っている筈である。

また非常に求められている「新しい」死体の出所が隠されているとの全ての声に、ハーゲンス氏は異議を主張して来た:匿名のレポートによれば (「題:新鮮な死体の追跡の分析):「1. 公安局、2. 斎場や老人ホーム、3. 刑務所や病院の遺体安置所、および 4. その他の医療施設」。
「献体」の項目の順位は最下位であり、「凄まじく遅い」との特記が付けられている。

「新鮮な死体ビジネス」(Simon) の進歩のために、利発で若いマネージャーは過去に機能していた物々交換システムを強化している。
それは新たな冷蔵庫への返礼として毎月7-8体の新鮮な死体を助力出来る「以前の供給者」を思い出させる。

ハーゲンス氏は2003年10月21日のメールで「今日まで一つの献体も中国では記録されていない」と冷酷な率直さで書いている。
そして、プログラムが「名目上」として残ったが、会社が更なる収益を上げるために部門が専念するのは現実として、「市場の需要」に従って例えば「小さな臓器」の販売や人用の薬剤の製造などであった。(訳:redfox2667)
■東京死体展の深源は南京
日本の「中国人体器官展」は献体に影を落とす
江華 南方週末 2003年10月9日 14:33


分厚い志願者登記帳を開き、遺体使用に抜け穴がないか見る童福慶氏。
 9月23日昼頃、李玉蘭さんは公安調査員が帰った後、思い悩んだように白い人工肋骨を折って、「日本人が中国の人体標本にこのような扱いをするとは想像もしなかった」と言った。

 彼女がいる工場は、「南京蘇芸生物保存実験工場」 (以下「南京蘇芸」) であり、この工場では生物と人体の死体標本の加工を主に扱っている。
 死体標本と器官標本を日本に販売したがために日本人が商業的巡回展示を行っており、南京蘇芸は中国国内で多くの人の強烈な不満を引き起こしている。

 更に人々の関心の的となっているのは、「献体者が死して東京に現われた」という報道が南京に伝わった時、志願者の遺体が商品とされる事に我慢がならないと多くの献体志願者の怒りを買った事である。


東京:「人体の不思議展」

 『南京赤十字会献体遺体志願者之友協会』 (以下「志友組織」) 副総幹事の童福慶氏は「多くの遺体献体者にこのニュースを知って欲しくない」と言った。童氏の机の上には日本と [中国] 国内の報道が並んでいた。

 9月中旬、日本の新聞は、東京で開催中の有名な『人体の不思議展』という商業活動において、全身死体や内臓などを含む167点の標本が中国の南京から来ていると伝えた。

 本紙が確認した情報によれば、東京の銀座で3ヶ月間の人体器官展示会が開催されているとの事である。ネット上の報道では「四肢切断やスライスされ、皮膚を剥がれ、骨や筋肉、内臓、胎児、生殖器が露出している死体が南京から来た....」とされている。

 展示会の入場料は1500円 (約100人民元)。会場の入口には中国語と日本語で「人体標本はすべて生前からの意思に基づく献体によって提供されたもの」と巨大な表示がされている。

 童氏は「これは、日本で展示されている死体が南京の献体者である事を暗示しており、これでは多くの志願者が気落ちする事になる」と言った。

 日本のウェブサイトによれば、見学者の一人の日本の福岡市在住の田中京子さん25歳が「すべてホンモノの人体と聞いてビックリ!... 今回は、標本に触れるということなので、こんな展覧会はなかなかないので、一見の価値アリ!」と語ったと彼女の話を掲載している。

 中国人の死体標本を手に持って「科学普及」と感じる日本人の感覚こそ「不思議」である。しかし中国の南京という地、そして9月というこの敏感な時期に、感情的な問題は現在でも消えてはいない --- 死体はどのように工場が入手し、どのように日本に来たのか? 展示されている器官は献体者のものなのか?
(続き)


南京医科大「当学が提供した死体は献体者のものではない」

 南京で、献体志願者の死後の遺体の接収・使用・処理権は、処理能力のある2つの大学のみに属する --- 南京医科大学と東南大学。南京蘇芸は江蘇省教育庁管轄の企業であり、規定に基づいてこの企業は、“別ルート”や献体者から死体を受け入れる資格を持っていない。

 9月25日、記者は東南大学基礎医学院を訪れた。解剖組胚学系の朱主任と遺体接収責任者の張会保教諭は、南京蘇芸に死体を提供した事はないとし「東南大学と工場側に共同関係はなく、これまで彼等にいかなる死体も、死体を管理した事も、献体者も提供した事はない」と関係を否定した。


 同日、南京医科大学解剖学及び細胞生物学系主任の王鶴鳴教授は記者に対し、1998年から2000年の間、南京蘇芸と南京医科大学が共同関係があったと説明した。ただし日本で展示する標本に志願者の遺体は一体もないと同大学は信じているとした。

 死体接収責任者の方実邦教諭は「当学が制作した標本を彼等がプラストミック保存し、それを私達が買い戻して使用していた」と証言した。

 江蘇省教育庁のコーディネートの下で、南京医科大学などの管轄下の大学は人体標本を提供し、南京蘇芸がプラストミック保存加工をして繰り返し使用出来る標本にしていたとの事である。省教育庁は特定項目資金を提供し、加工が完了した標本は大学に戻り、資金は直ちに工場の口座に振り込まれる。

 方教諭は「協力関係のあった期間に、教育庁は当大学から工場に約100万元を割り当てていた」と述べた。

 調査によれば、一体の全身死体を南京蘇芸がハイテク手段で加工をするのに、数万元又はそれ以上の「コスト」が必要であり、南京医大が一個の心臓標本を工場に提供して加工後に「買い戻し」を行うのには500元がかかる。

 大学は標本室に南京蘇芸加工の標本を沢山並べ、100万元の巨大な加工費を費やした大部分がここに眠っている。

 当時、南京蘇芸提供のプラストミック保存標本を導入した動機は「教師と学生へのホルマリンの害を減らす事で、直接触れられ容易に使用で切る標本を使う事」であった。しかし教師と学生によれば、プラストミック保存標本は使いにくく「硬くなり、死体解剖時の実際の質感を持っていない」と不評である。


 南京蘇芸が日本に輸出した標本は100点以上に達し、王鶴鳴教授は「当学は多数 [の標本] を [蘇芸工場に] 送ったが完全に回収したとは限らず、一部の標本は工場側がプラストミック保存出来ないとしたので、それらは回収していない」と説明した。

 日本の展示には、南京から来た全身死体標本がある。南京医科大側は、同大学はこれまで全身死体を商業利用のために工場に提供した事はなく、「2000年以前、当学は工場に死体を数体送ったが、それらは教育解剖実習の使用後のものであり用途がなかったものである。工場側は利用したいと言って状態の良いもの一点を持って行った。」と説明した。

 方実邦教諭は、死体使用はその都度のもののため、多額の火葬費が毎年かかり「2003年で既に3万元以上を費やした」と言った。

 王教授は「私達の提供した死体と標本は献体者のものではない。企業が標本を国外に輸出した事で、間接的に献体者の感情を傷つけた」と述べた。

 方実邦教諭は、死体は希少な資源であり、優秀なモニタープログラムが整備されていなければ、容易に金儲けの手段にされると憂慮を示した。
(続き)


南京蘇芸「死体が献体者のものなのかそうでないかがよく分らない」

 南京蘇芸は「生物塑化シリカゲル及び塑化標本制作」の新技術の科学研究成果で、1998年に科学技術部など5部局から国家重点新産品の評定を受けている。彼等は明代の古代の死体のプラストミック処理に成功し、これはこの工場の誇りである。

 9月23日、南京蘇芸は南京警察の調査詢問を受け、更に南京赤十字会志友組織の質疑を受けた。

 南京蘇芸は感情的な圧力と激しい非難に耐えている。彼等は9月23日に行われた状況説明において、2001年6月に日本医学会が [中国] 国内での視察後に「日本の教育、科学研究、科学普及教育用」に供給する人体医学標本の加工と販売を請け負う協力相手に南京蘇芸を選んだという経緯を認めている。

 工場側は「日本側の展開が商業営利目的の『人体の不思議展』である事を知って非常に憤慨している。日本側のこのような無責任行為に対し各種の手段を通じて責任を追求をする。」と表明している。


 報道によれば、江蘇省教育庁は先日厳正な声明を出し、日本アナトミー研究所が江蘇省教育委員会などの名義をいわゆる「中国人人体器官標本展」に無断使用していると強烈に抗議をしているとの事である。


 南京蘇芸は死体と標本の出所が南京医科大学である事実を認め、「全て彼等が使用したもので、また火葬には費用がかかるため、私達が使用出来るものを供給するように要求し、大学側も同意をした。私達は大学の (火葬) 費用を節減させたという事である」と説明した。

 南京蘇芸の李玉蘭氏は「でも、死体の出所が献体者なのかそうでないかが私達にはよく分らない」と述べた。

 南京蘇芸は死体の有用な組織や器官を選んでプラストミック保存を行い --- また人体組織を利用し組み合わせて完全な人体標本を合成する。工場の紹介には「つまり、この死体の心臓、あの死体の筋肉を使って整合する」と書かれている。

 工場側によれば、日本側が価格交渉時に死体の出所を聞いて来たので、南京医科大学であると知らせたとの事である。

 大学教育の使用後の死体を利用して、大学が標本加工を行う際に残る「不良標本」を、工場が日本に輸出して利潤を得るのである。

 工場側は「大量生産は現実的ではなく、多量の資源が利用可能ではない。」と説明している。


 日本への輸出でどれだけの利益があったかに工場側は明確な数字を出していない。一体の人体標本のプラストミック保存の完成までは1年を要し、「そのうえコストは巨大で、一体の全身死体は10万元以上を必要とする」事を彼等は明らかにした。

 赤十字会志友組織の質疑に対し、南京蘇芸はこれが確かに無償の献体者の感情に間接的に影響を及ぼした事を認めている。


 南京の献体者の死体は2002年から使用が開始され、元の「在庫死体資源」は殆ど終わりかけている。1996年に志友組織が組織されて以来人体館の中に安置されていた献体者の遺体が、続々と解剖台に上がった。
(続き)

志願者「最後まできちんとした扱いを」

 童福慶氏は「私達は事件中に献体者の器官がない事を知って、道理上は穏便にするべきであっても事実上それは出来ない。献体志願者の死体は、南京の医学科学研究教育において過去の「死体資源」に逐一置き換わるものであり、これは使用プロセス全体における抜け穴を見るようであり、自分達の将来の死体が心配である」と述べた。

 2003年8月29日、献体番号第1338号は、1977年生まれの他界した農民で、彼が志友組織に入って間もなく志友組織はシリアル番号2126を編成した。彼が死亡して数時間で遺体は迅速に接収センターに運ばれ必要な医学処理を施された。

 この青年農民と同様に、中国科学院アカデミー会員で東南大学名誉学長の銭鐘韓氏の遺体も人体館に横たわっている。

 南京赤十字会の最新統計によれば、1995年末から2003年9月30日の間に、江蘇省と南京市の退職幹部10数人が無償献体を申し出て、南京の無償献体志願者2700人中既に死体の寄付は304体に達するとの事である。志友組織の志願者中500人が同時に角膜寄付にも登録し;現在9名の登録寄付者の角膜が既に17人の視覚障害者に光明を与えている。


 志友組織の阮鵬九顧問は「この事件は一つの緊急な問題を再び浮上させた --- 遺体献体に関する立法が必要であり、更に監督を強化しなければならない。私達は解剖第一刀から使い終わるまで十分な尊重を体現する必要がある。」と語った。

 南京医科大学は使い終わった何体かの死体を転用し、最後の段階で火葬をせず工場に商業利用のために提供したという事である。これは、南京志願者の遺体が使用後に更に商業利用される確率がどれだけ大きいのかと志願者達の心に不安要素を起こさせる。如何にこのように少ない死体資源の合理的使用への監督を行うのか?

 童福慶氏は分厚い登録帳を叩いて言った。「現在志願者は2700名、高級退職幹部、知識人から一般市民まで、裕福な人々は殆どない。彼等は後代に残す金もなく、自分の身体による貢献を希望している。しかし遺体処理の過程で傷害性事件が発生すれば、公益事業への打撃は致命的となる。」


 初めて明るみに出た南京死体商業取引は、献体事業に道徳的リスクを与えた。南京赤十字会官員の羅培根氏は「健全な立法と監督機構によって私達の懸念を晴らし、それが正当な事情を知る権利となる事をただ願う」と述べた。

 羅培根氏は、献体は贈り物行為であるため、希望がない限りは無償の原則に従うだけでなく、約束を守るべきであり、他の用途に流用は出来ないものであって、それで正常な人情と道徳観念を守る事が出来ると強調した。

 羅氏はまた、故人の人格権を守り、適切に人体標本を使用し、生命に対する尊敬で、献体者の憂慮を無くならせる事が出来ると信じており、そのため、各方面の権利と義務を明確にし、遺体の不正利用を防止する事が急務であると述べた。

 志願者の徐小平氏は「私は解剖台の上で解剖される事を願っており、「部品」として売られたくはない。私達の献体は使用者への信任の上に成り立っている。」と語った。(訳:redfox2667)

http://redfox2667.blog111.fc2.com/blog-entry-207.html
■中共の収益の「初試み」--- プラスティネーション人体標本制作に死刑囚を利用
ハリー・ウ (呉 弘達)(労改基金会代表)
中国信息中心『観察』 2008年2月15日

 中共の試みはかねてから多い。いわゆる「初試み」とは未だかつてない事という意味であり、それは普通の神経なら考えも付かない事である。
 その上、これらの初試みは意外な事にこの13億人には全て普通の事で、まるで初試みではなく当然の事のように彼等は落ち着いて対処している。これは中国のそういう国情を非常に表している。(中略)


 初試みの本題に戻ろう。中共の最新の初試みは生物のプラスチック化である。人、猿、象、犬などの骨格、血管、神経、筋肉などを系統的にプラスチック化する事によって非常にはっきりと、直接生物体の組織が観察出来るものである。
 これは人類学、生物学、医学などの方面の知識と研究に直接役立つだけではなく、一般の人々に知識を普及させる事にも重要な意義がある。

 この方法のオリジナルはここ最近の10年から20年で、ドイツ人のハーゲンス氏が発明した方法である。
 彼の長年の研究に追従する代表的な中国人は隋鴻錦氏である。彼は大連医科大学の卒業生で、彼がこの技術を剽窃して以来、中国におけるプラスティネーション生物の全国各地の展示が普及し、人々は多くの知識と教育の機会を得た。しかも隋氏は国際交流を展開し、例えばここ2年に彼は米国ジョージア州アトランタのプレミア社から2500万元の資金援助を受け、米国各地で展覧会を開催している。
 聞くところによると、現在展覧会は五カ所に達し、米国全国の11の都市で開催される予定である。

 中国人の隋鴻錦氏による展覧会には、至る所全てで巨大な広告がある。例えば2007年にバージニア州ロスリンでの展覧会場の面積は数千方尺である。そこでは10数体の完全な男女の死体と、多くの器官と切片が展示されていた。

 これは死後プラスチック処理した人間の死体の展示であって、コンピューターや自動車や家具などの製品の展示会ではない。コンピューターや自動車メーカーの商品の出所を聞く人などいないが、隋氏のケースでは、死体がプラスティネーション処理された後に陳列され展示品となっているものであり、我々は全ての人体の出所や、彼等がどんな人物であったかを尋ねる必要がある。
 隋氏の米国の協力者は「展覧が終了した後、全ての展示品は中国に戻り、その一つとして米国に残す事は出来ない」と言っている。隋氏の展覧会はこれまで死体をどのように入手したのかを明確にして来なかった。隋氏の展覧会は中国政府が輸出を支持して許可したものである。

 中国政府は2006年8月1日に、死体や死体組織の輸出を禁じる法律を公布している。
 それなら隋鴻錦氏の展示会のようなケースは何なのであるか? プラスティネーション人体の大規模輸出を許可した理由な何なのか? まさか中国政府が隋鴻錦氏のような輸出商人に騙されたと言うのか? それとも中国政府はプラスチック化した後の人体は「物」であって人間の死体とはみなさず、輸出規定とは無関係となっているのか?

 私達はプラスティネーション人体が公衆に展示される事をこれまで真正面から論議して来なかったが、これはまだ裏側の影響である。中国と米国での展示会で、観衆の意見は肯定と否定に二分している。私達はプラスティネーション処理した人体に関して、その出所がどこであるのかを中国に問いたい。
 再び強調して言うが、展示されているのは人体であり、これはコンピューターや自動車や家具の展示会ではないのである。


 2007年後半に以下の9枚の写真を受け取った。この9枚の写真はこれらの死体が病死したのではなく死刑犯である事を人々に明確に訴えるものである。彼等が銃殺されたのは歴然としており縄は解かれておらず、頭部被弾後直ちにビニールシートでくるまれ、一台の小型トラックが彼等を吉林省の某部門に送り届ける。写真では若い女性の一群がその様子を眺めている。
 そのうち一体の死体は洗浄されて手術室に運び込まれ、そして頸部大動脈を選び出されている。

 司法警察の刑執行での心臓や頭部直撃では臓器摘出は明確に不可能である。私達が把握している状況では、司法警察は特殊銃弾を用い頭部を往々にして粉砕、頭の半分が消し飛ぶに至る。
 この犯罪者の鼻の左側に銃弾の跡が一つあるのみで、司法警察が十分な「文明」を執行したのは歴然である。この死体には別な用途があったという事になる。
(続き)


 隋鴻錦氏が展覧会で陳列するプラスティネーション死体に死刑囚を利用していたという疑惑は、彼のバージニア州ロスリンでの展示会の様子からも連想させられる。10数体の男女のプラスティネーション死体が若々しく、これら全てが若者である事は明らかである。彼等が全て若くして病死したとは考えにくいのではないか? 
 彼等は死後にも偉大なる祖国に貢献をし続けている。彼等が誰であるか、そして自己の意思で献体をしたかどうかを証明する紙の山を見付ける事が出来るのは当然中国側である。人類の科学と知識のため、彼等は中共のとても良い模範生なのである。

 中国以外でも私達はそれぞれの状況を観察している。イスラム教や仏教国家では死体を運用して標本とする事は許さないため、公開展示は更に不可能である。キリスト教やカトリック社会の国家の多くが死刑を廃止しており、死体を商業目的に利用する事は許されない。
 中国はこの限りではなく、彼等はただ共産主義や毛沢東を信仰しているため、何でも方便になる。
 例えば米国は臓器移植件数が世界で最も多い国であるが、死刑囚を利用する事はない。中国は移植件数では世界第二位であるが、95%の臓器が死刑囚から来ていると最近ようやく [中国政府は] 認めた。事実上30年も行われて来たにもかかわらず。

 中国の医者達は臓器の出所を気にかける事はなく、ただ患者に関心を持っていると彼等は言う。
 広州中山医科大学の朱佩蘭医師はこう語る。
 「私達にとって何が正しいか間違っているかの裁判所の判定など問題ではない。犯罪者が銃殺刑になって火葬されれば何も無くなる。数百人の病人が臓器を待っている中、これは無駄ではないか?」
 鄭州第一人民病院のある医師はこう語る。
 「人が人であるのは思想を持っているからであって、銃で頭を吹き飛ばされればどこに思想があるのか。それはもはや人ではなく『物』であり、私達医者は“物”を“人”に対して用いる」

 医者は病院名を覆い隠した車で直接刑場に行って銃殺を待機、まだ死んでいない人の腹を切り裂いて臓器を取り、パトカーの先導で病院に戻り患者に移植する。甚だしいケースに至っては、犯罪者を病院に連行しそこで銃殺をする。
 臓器移植医療の過程で非常に重要な事は、臓器の血液不足の時間を減らす事である。

 人々はドイツの医者がアウシュビッツ収容所でやった事を知っている。医者達は収容所の犯罪者を利用して実験を行った。高空の酸欠や深水の結氷の試験などで多くの人々が死に至った。ニュルンベルクの大審判では23人のドイツ人医師が告発されうち7人が死刑になった。
 ドイツの医者は法廷で「これは戦争の需要ではなく、全てのユダヤ人は自らの意思で署名して実験室に来た」と抗弁した。
 米国の司法官の答えはシンプルで「これらの人々はそのような状況下でどのような文書に答える能力をも失っていた」である。

 中国の医者達の医者としてのモラル、人道と人権の観念はどこにあるのか? 
 私達は今日ここで中国の死刑の是非を論議しているのではない。死刑に透明性が必要であると主張しているのではない。
 どのような罪であれ、どのような方法の死刑であれ、政府が出来る事は刑を執行する事であり、死者の遺体に対していかなる行為を取る事も出来ない。死者には権利があり、それは絶対的な権利である。
 2008年2月、ABCニュースの記者がついにこの9枚の写真にまつわる真実の扉を開き、その取材で撮影者に辿り着いた。
 その人物は元々は隋鴻錦氏の死体収集専門の助手である。彼は「大連医科大学プラスティネーション研究所」の空白の紹介状を持って、中国各地の裁判所を奔走し、死刑囚の死体を購入していた。死体一体は300人民元。
 死体は随時隋鴻錦氏の研究所に送り届けられプラスチック化された後、「それらの物」は生き生きと中国や米国で人々と再び対面した。中国の死刑囚は臓器を「寄付」する事でこの偉大な「社会に返報」をし、今日もまた一つの新しい貢献を増やしたのだ ---- 「献身」はプラスティネーション人体事業でミイラ標本製造と外国での展示会を支え、国家のために多くの紙幣を儲けている。

 米国カリフォルニア州は、プラスチック化死体の展覧会を禁止する決議を通過させた。米国連邦議会もこれに相応する決議を近い将来通過させる事も起こりうるだろう。

 米国東部時間の今晩 (2月15日) 10時、ABCニュースは独占特別テーマの「中国の秘密の死体交易」を放送する。是非ご覧頂きたい。

付録写真:死刑囚の死体がプラスティネーション人体標本に利用されている。
1. 四人の死体。手縄は解かれていない。
2. 患部はビニール袋で隠されている
3. 衣服を全て切り開く
4. 流れ落ちた鮮血が地面に満ちている
5. 水で洗い流し、商品を運ぶトラックは立ち去る
6. 七人の女性が存分に楽しんでいる
7. 死体は実験室に上げられる
8. 弾孔は前頬に貫通
9. 頸動脈を選び出す

(訳:redfox2667)


*死刑囚の死体取引の写真は元サイトに掲載【無修正流血グロ写真注意!!】
http://www.observechina.net/info/artshow.asp?ID=47822


関連動画
■展示される人体:彼等はどこから来たのか?
ABCニュース『20/20』 2008年2月15日放送
http://www.youtube.com/watch?v=wH0loYU-tLg
http://www.youtube.com/watch?v=wqOzCwbvEXQ


http://redfox2667.blog111.fc2.com/blog-entry-169.html
「人体の不思議展」に関連して、同様に大連鴻峰生物科技有限公司から人体を入手している米国のプレミア・エキシビション社の人体展『BODIES展』のピッツバーグ展が開かれる事に抗議して、開催会場のカーネギー科学センターを辞職した元科学コーディネーターが地元紙の『ピッツバーグ・ポスト・ガゼット』上で発表した論説。

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■日曜フォーラム:搾取の展示会
カーネギー科学センターが人体展示を決定した後に辞職をした理由に関して
エレン・キャッツ
ピッツバーグ・ポスト・ガゼット 2007年6月24日

 ピッツバーグに人体展がやって来る。『BODIES展』は15の人体と200点以上の臓器や人体標本パーツを展示している。これらは死後に工場で水分をポリマーに入れ替える「プラスティネーション処理」をされた人々である。
 良く見積もって彼等は引き取り人のない身元不明人であり、最悪のケースは彼等が人権侵害の犠牲者である事である。いずれにしても彼等がこのような方法で使用される事に対して決して同意をしたものではないのである。(中略)

 アトランタのプレミア・エキシビション社が売り出している『BODIES展』は (ハーゲンス氏の)『ボディワールド』より科学的志向的アプローチではあるが、それはハーゲンス氏すらも避けていた一線を越している。
 『ボディワールド』の標本は献体であるが、『BODIES展』に関してプレミア社は中国の大連医科大からのレンタルと説明し、それらは公安局から入手した引き取り人のない身元不明死体である。

 死後プラスティネーション処理や展示されている人々のだれも同意をしていない事をプレミア社は認めている。倫理的問題が提起される中、『BODIES』の死体の出所が疑わしいものであるという更に大きな問題が浮上した。

 プレミア社は、中国に発生しているプラスティネーション工場と直接ビジネスは行っていない。
 昨年8月に、ニューヨークタイムズのデビッド・バーボザ記者はプレミア社の創設者である代表にインタビューを行ったが、同社の代表は中国の人体供給者の主張を信頼するとしながら、「全てのプロセスを確認した」と述べている。バーボザ記者が大連医科大の関係者に確認したところ、プレミア社への供給者が同大学から人体を入手した記録がないという事が分った。


 中国政府は市民を逮捕して簡単に処刑を行う。政治や経済犯などを含む60以上の罪状で死刑となる。過去数年間で世界の政府による死刑執行数の80%が中国で行われている。

 臓器移植もまた中国では巨大産業であり、世界の至る所から臓器購入と手術のために人々がやって来る。しかし中国には臓器提供システムがなく、数万件に及ぶ臓器の出所は不明である。

 昨年11月14日の国際会議では、中国衛生省のトップが中国では不法臓器売買が盛んである事を公式に認めた。
 彼はまた中国での臓器移植の大半が死刑囚から取られたものと述べた。このプロセスを容易にするために中国政府は処刑方法を変えた。囚人は病院に向かう車両「移動死刑車」の中で薬物注射で処刑され、そこで彼等の臓器が窃取される。

 昨年、中国では需要を満たすために法輪功囚人から生きたまま臓器を摘出するという恐ろしい噂が流れた。中国で禁止されている法輪功とは肉体的・精神的な健康を促進するための瞑想を実践するものである。

 カナダ議会元議員のデビッド・キルガー氏と人権弁護士のデビッド・マタス氏はこの件に関して調査を行い、法輪功囚人はドナーマッチ検査を定期的に受け、生きたまま臓器を摘出され殺害されているとの情報を中国の医師から得ており、法輪功の臓器を容易く用いるための嘘を暴いている。

 それらの証拠により2006年に「中国政府は... 過去5年以上にわたり膨大な数の法輪功囚人を死刑にし、その大半が生命維持に必要な臓器のために医学の専門家によって殺害された」と結論付けた。

 『BODIES展』が展示する人体や臓器の全てが「引き取り人がなく身元不明」とは、それが一体何を意味するのか?

 プレミア社は「それら人体の全てが、殺人犠牲者、囚人、精神病患者や堕胎胎児ではないと (中国) 政府が証明している」と主張しているが、中国政府の証明自体が疑わしいのは言うまでもない。

 プレミア社は過去5年以上にわたり、展示されている人体や器官に2500万ドルを投資しており、それは移植のために臓器を売るのと同様に、若しくはそれ以上に利益を生むものである。
 これは『BODIES』の展示自体が臓器取引の闇市場を潤している事になっているのではないか? 展示されている人体や臓器に死刑囚のものがあるのではないのか? これは間違いない。
(続き)

 これがそうであるなら、なぜ本物の死体を使用するのか? 
 プレミア社は『BODIES』が「健康なライフスタイルの選択」の重要性を多くの人々に教えると主張している。本物の人体の複雑な細部を見る事によって観衆は自分自身の体により良い認識を持ち、より運動をし、より健康な食事を取り、喫煙をやめる事になる。

 この目的を達成するには他に幾らでも方法はある。それなら本物の死体を展示する目的は何かと言えば、それは集客力なのだ。


 それなら、この展示会が多くの人々に教える事は何なのか?

 それは、人が死ねば、その人物の肉体を同意もなしにプラスティネーション処理をし、皮膚を剥がし、破壊をし、スポーツ用具を持たせてポーズを取らせ、人々に晒す事に何の問題もないと教える事である (それが身元が伏せられ外国人であればなおさら良い)。

 それは科学、教育、芸術の名の下に、利益を得るために死者から搾取する事に何の問題もなく、その「標本」の主が世界に体の内部を晒すのではなく、遺体が尊厳を持って扱われる事を望んでいようが、そんな事は問題ではないと教える事である。

 それは他人を非人間扱いするのが非常に簡単である事を教える事である。

 多くの観客は見始めて数分で展示内容に夢中になり、彼等が本物の人間を見ている事を忘れてしまうと言う。
 しかし私達が死者を非人間扱いするなら、生きた者を非人間扱いする事にも簡単に繋がってしまうのである。

 原因が何であろうが、全ての死は人生を送って来た人間のものであり、それは尊敬を持って扱われるものである。
 もし私達自身が尊重をされたいのなら、全ての人々のヒューマニティ、そして死後の肉体への思い出への尊敬を実践しなければならない。

 人体展がピッツバーグにやって来る。ピッツバーグがそれを歓迎する事は世界に対して何のメッセージを発する事になるのか。

(訳:redfox2667、原文:英語)

http://redfox2667.blog111.fc2.com/blog-entry-170.html
2009年4月にフランスで人体展禁止判決が出た裁判の裁判前の弁護士のコラム。

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死体展『Our Body展』は法廷へ
リシャール・セディヨー (弁護士)
Rue89 2009年4月4日 12:46

 Rue89が調査をしていた展示会『Our Body, à corpus ouverts』に禁止の可能性が出て来た。『共同反死刑 (ECPM)』と『仏中団結』の2つの団体による訴えは、筆者によってパリ大審裁判所に届けられた。以下がその内容である。

 現在17体の若い中国人の死体が商品陳列のように展示されており、パリのマドレーヌ大通りで開催されている、この非常に異様な展示会は『Our Body, à corps ouverts』と呼ばれる。

 珍品のように、人体は切り刻まれ、解剖され、内臓が飛び出し、神経が露出している。出所が調査されなければならない人体を陳列している疑惑の展示会に、多くの人々が15ユーロを支払い来場している。
 もしこれがフランス国民の死体であったら人々 (と当局) の反応はどうであったか? その出所を確かめようとしない筈がないのは想像に難くない。中国国民の人体ならこの取扱いと展示のこういった状況への酌量となるのか?


病的な展示会

 これらの死体の保存方法は特に洗練された技術で、プロモーターによればそのポリマー浸透技術は長期間を要するものであり、人体から取り出された肺、肝臓、心臓、胃や腎臓などを展示している。
 この病的な展示に魅せられた訪問者は、その次の瞬間、学術目的に献体した彼等の死去した身内をそこで見付ける事を想像するかもしれない。自分の身内がパリの有名ギャラリーで公衆の面前に陳列されているとしたら?

 それらの死体の出所を彼等は尋ねたのか?
 それらは中国にある基金会から提供されているが、中国の司法と刑務所の状況は全ての人権団体から非難されている物である。


死刑囚の体なのか?

 この死体の主がこの不気味な展示方法に同意した事を疑問には思わないのか? これら中国の死刑囚の親族が身内の遺体を引き取れない事に苦情を言えたかどうか、どうして私達にそれが分るのか?
 中国の伝統では、死者を埋葬するのは人生で最も神聖な行為であり、埋葬されない死体展が身内にどのようなトラウマを及ぼすかは想像に難くない。

 1960年から79年まで中国の政治犯で、現在は米国に亡命し中国の人権問題のために活動している呉弘達氏は、中国での囚人は国家の所有物であり、それは死後も続くと説明する。囚人や死刑囚の肉体や臓器は取引の対象となる。
 呉氏はパリで現在開催されている展示会と同様の展示会の人体の一部が中国の死刑囚であり、米国の幾つかの州で禁止される事を確信していると言う。


倫理諮問委員会の否定的見解

 民間のエスパス・マドレーヌでの開催が決まる以前、シテ産業科学博物館と人類博物館に開催の打診があった。これら二つの公共施設は、この問題に関する国家倫理諮問委員会の意見を理由に門戸を解放する事を拒否した。
  委員会によると、この展示会は人体実験に見え、「大戦中の根絶収容所での死体の扱いを連想させる事を避けられない」との事で、人体を展示する事は個人のアイデンティティへの冒涜となり、よってその尊厳への冒涜となるとの見解を示した。

 また委員会は「そのような展示が人間としての個人に対する倫理的視点を満たすと考える事は困難である」と加えた。


民法によれば、人間への尊敬は死によって消滅しない

 この展示会は、人間への尊敬は死によって消滅しないという民法 (第16条以下) に違反している事になる。故人の遺体は尊厳と品位をもって扱われるべきであり、医学的に必要な場合のみその完全性を損ねる事が出来るとある。
 この展示会はまた故人の臓器を取り除くのは治療と科学目的のみで行えるという公衆衛生法に違反している。

 アウシュビッツ基金の代表、パリ第4大学学長やマリー・ダリュセック氏など多くの知識人がこの展示会の主催組織に対抗し、嘆願書の署名を集めた。展示会はリヨンで11万人、マルセーユで3万5千人を集客し、パリでは30万人が見込まれている。

 最後に、イベントの商業的側面に関して。入場料は15ユーロ、カタログは15ユーロ50セントかかり、イベントのプロデューサーは収益を期待していると説明している。
 未知の状況で死亡した故人の死体や人体パーツによって収益を得る事を社会が受け入れるという状況はどういう事であり、埋葬を奪われたのは誰なのか?

 私が代理をしているECPMと仏中連帯が、人類の基本的人権に与えている深刻なダメージに関してパリの大審裁判所に訴える事を決定した。判決は4月9日に出る。

(訳:redfox2667)

http://redfox2667.blog111.fc2.com/blog-entry-203.html

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