ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ちょっとした表現コミュのお気に入りの連句

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
寒卵割れば引力確かなり


       胡蝶『引力』(『草門帖4』)より


いきなり身内ネタで恐縮ですが、大橋俊彦さんのこの発句はすごいと思いました。
別に何にも言ってないんですが、そこには「引力が確かである」という発見があるんですね。そこが素晴らしい。

コメント(8)

なるほど!この黄金色の瞬間には、いつもどきっとさせられます。
読み方で、名句であることがわかりました。
もう、なにもいうことありません。土下座(笑)
ななふしさん、連句の魅力というのは、前の句を読み替えて、つぎつぎと違った世界を展開指定行くという魅力なんです、しかも複数の人数が(連衆)が。
徘徊少女様
はい。膨大な知識とコトバを持ってなければできませんね。
素朴な質問ですが、連句は終わるということがないのですか?
それとも、会ごとにテ−マを設けて一回か何回かやるか決めるのですか?
Keitenさんにきくほうがたしかです。
理論的には終わらないような気がしますが、
形式では、たとえば、「歌仙」では、三十六歌仙にちなみ、
57575757・・と36回。長句短句をくりかえしてゆきます。仮に、発句がこういうふうにでたときに、その場の「連衆」でつぎつぎルールにしたがってつけるんです。ちょっと発句をいただいて実例を示すならば
発句(冬)  寒卵割れば引力確かなり 大橋俊彦
脇 (冬)   瓶にうつむく喇叭水仙   少女
第三句
第二句は「同時同場所」と言うルールがあります。屋内のキッチンとリビング、「引力と卵の黄身の黄色」を水仙の花(冬)に転じて詠んだのです。
第三句は、がらりとかえて、「て」とか「らん」で止めるんです。まあこういう調子で始めるんだけど、
Keitenさんちょっと三句目の転じ方の例を出してあげてください。
正確に言うと、5・7・5(長句)と7・7(短句)が連なっているのが「連句」です。

「歌仙」の36句は、最初の6句を<表>、次の12句を<裏>、その次の12句を<名残の表>、最後の6句を<名残の裏>といい、四連に分かれてます。
<表>のことを特に<表六句>といい、徘徊少女さんの言う通り、多少煩雑なルールがあります。

連句の一番最初の句を<発句>といい、近代に入って、正岡子規が連句からこれを独立させて成立せしめたのが、「俳句」なのです。<発句>はとどのつまり「俳句」なので、<切れ字>を使います。連句の中で<切れ字>を使ってもいいのはここだけです。

第二句目を<脇>といい、これは徘徊少女さんが言う通り、「同季同場所」で詠むのが基本です。

第三句目(<第三>といいます)は、句末を「て」、「にて」、「らん」、「もなし」で終え、内容を前の2句とはがらりと変えます。この、「がらりと変える」ことをいわゆる<転じ>というのです。<転じ>は連句の基本です。これ以降、次々と<転じ>を行ってゆくのが「連句」なのです。
たとえば……

発句(冬)  寒卵割れば引力確かなり 大橋俊彦
脇 (冬)   瓶にうつむく喇叭水仙   少女
第三句(雑) 夕暮れに川を見つめる猫もいて 軽天

季語の入っていない句のことを<雑の句>といいます。「喇叭水仙」は家の中の情景でしょうが、<第三>では家を飛び出して、外に出てみました。これが良い例とは決していいませんが、まぁ、こんな感じです。
keitenさん、ありがとうございました。ななふしさん、もちろんここからが大変ですが、まあこういうです、短詩形の元祖みたいなもんです、おくがふかいですよ、このぶんやも。



「情報はひとりではいられない。」
出典をわすれましたが、松岡正剛、『知の編集工学』だったかな、しらべてみます。
煩雑ですねぇ。ほんとに。長句と短句を足すと短歌の形式になるんですね。単純に考えて。だからといって、発句と脇が「短歌」として繋がりを持たなくても発句のイメ−ジを受けて別の世界を創っても言い訳ですか?で、第3句で全く違う場所なりイメ−ジを形作り、なお、読み進むと何か一つのお話しが出来ている。というのでしょうか?あ、違うか、「て」「にて」「らん」「もなし」だから、ここで一旦終わるのですか?

面白そうは、面白そうだけど。そのうち、別の箱で一人遊びでやってみよう。もちろん、発句はヒト様ので。

松岡正剛の全集がでましたね。ロ−ゴの楽しみに買おうかどうか、思案中。

徘徊さま、軽天さま。ご講義ありがとうございました。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ちょっとした表現 更新情報

ちょっとした表現のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング