ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

- 007 James Bond -コミュの007 ドクターノオ

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
近くのレンタルDVDの、「190円サービスデー」をおおいに活用して、「007」シリーズ全21作を、改めて見直しております。

まずは「007 ドクターノオ」。

イアン・フレミング原作のスパイ小説を原作にした、記念すべき「007」シリーズ第一作。

原題は、「ドクター・ノオ」ですが、初回上映時の邦題『007は殺しの番号』は、字幕を担当した映画翻訳家の高瀬鎮夫氏の進言が採用されたもの。
候補の中には「007は医者要らず」なんてフザけたものもあったとか。

実は、この映画は制作費90万ドル。つまりハリウッド映画としては、立派に「低予算映画」になります。ちょっとビックリです。

でも、そんなイメージは微塵も感じさせないのは、一にも二にも、ジェ-ムズ・ボンドを演じたショーン・コネリーの魅力でしょう。

洗練された立ち振る舞いと仕草、品の良さを感じさせる話し方、キレのあるアクション、敵にも見せる余裕の態度、そしてここぞという場面で魅せる冷酷非情さ。
こうしてみるとすでに1作目から立派なジェームズ・ボンド像を確立させているあたりはさすが。

敵がひとしきり発砲した後、銃口を向けられるボンド。しかし、顔色ひとつ変えずに挑発するボンドに、敵は引金を引くも拳銃は不発。
ボンドは顔色ひとつ変えずに、

「スミソニアン式はは6発だよ」

うーん、かっこいい!

加えて、あのワクワクするようなモンティ・ノーマン作曲による「ジェ-ムズ・ボンドのテーマ」もありましょう。

定番となった、オープニングで、ボンドを狙う銃口が逆にボンドに撃たれて血を流す「ガンバレル・シークエンス」もこの作品が最初。

記念すべき初代ボンドガールとなった、ウルスラ・アンドレスのセクシーな魅力も当時としてはR指定モノ。

B級モードとはいっても、007映画のすべての原点は、ここにあります。

ジェームズ・ボンドが映画のスクリーンに初登場するシーンは、アンバサダー・クラブ(Le Cercle,Les Ambassadeurs London)のカジノ。

名乗る際の、

「ポンド。ジェームズ・ボンド」

というやつは、このシリーズの初期では、定番となってしまいました。

ドクター・ノオの部屋に置かれていた絵画を見て、ボンドが驚くシーンがあります。
この絵画は、ゴヤの『ウェリントン公爵の肖像』で、実物は1961年(映画公開前年)に、ロンドンのナショナルギャラリーから、実際に盗まれていたというシロモノ。
つまり公開当時は、実際に盗難中だった絵画で、犯人は実はドクター・ノオだったというシャレ。

こういうシーンで笑えれば、映画通としては合格でしょうか。

また、敵が放った毒グモを、スリッパ(?)で、叩き潰すシーンに、ジャストフィットでシンクロするオーケストレーションの大音声。

いくらB級とはいっても、そこは007です。この後、雨後のタケノコのように作られたB級スパイ映画とは、明らかに一線を画す一級の娯楽映画になっております。

敵の首領ドクターノオの秘密基地に拉致されたジェームズ・ボンドが、夕食で55年のドンペリを出されてこういいます。

「53年の方が、さらにいい」

コメント(3)

なるほど。

書き出すと、「長文」になるクセがありまして、「レビュー」ですと、文字数制限でエラーになってしまうので、こちらにまいりましたが、そういうものでもないようですね。失礼いたしました。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

- 007 James Bond - 更新情報

- 007 James Bond -のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング