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「スパイ・マニア」友の会コミュの日本にも諜報機関を

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はじめまして。

NHKで8年間働いた後、ドイツに17年前から住んで、記事や本を書いています。

よろしくお願い申し上げます。

諜報活動のあり方について、私見を披露させていただきます。

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最近日本では、インテリジェンス(諜報活動)に関する本が流行っている。

諜報と聞くとスパイを思い出して、うさんくさいと感じる人も多いだろう。

だが海外では、政府が新聞やテレビで入手できない情報を手に入れるために、スパイ活動を行うのは当たり前のことである。

米国はCIA(中央情報局)、ドイツはBND(連邦情報局)を持っている。

日本は、いわゆる先進経済国の中で、本格的な諜報機関を持っていない、ただ一つの国である。

もちろん日本にも内閣情報調査室や、外務省国際情報局、防衛省防衛局など、諜報活動を行っている機関はある。

しかしその規模は、CIAやBNDの比較にはならないほど、小さい。

 日本が外国に大きく依存していることを考えると、諜報機関がないことは、驚きである。

たとえば、日本の食料自給率は年々下がっている。

カロリーベースの自給率は、米国やフランスで100%、ドイツで91%、英国で74%に達しているが、日本は40%にすぎない。

昭和60年の自給率(53%)に比べると、大幅な低下だ。

つまり日本は、先進国の中で最も輸入食料に頼っているのである。

重要なエネルギー源である原油に至っては、ほぼ100%輸入である。

さらに、周辺諸国の一つである北朝鮮は、弾道ミサイルだけでなく、核爆弾まで持っている。

日本は2003年と2006年に、ようやく自国の偵察衛星を打ち上げたが、それまでは北朝鮮がミサイルを発射しても、米国の情報に頼らなくてはならなかった。

だが偵察衛星による高空からの映像だけでは、情報としては不十分であり、地上の情報提供者が絶対に必要だ。

米国は、2003年に侵攻するまで、国内にスパイがほとんどいなかった。

このため、衛星が撮影した映像や、電話や無線の傍受だけに頼っていた。

イラクが化学兵器などの大量破壊兵器を持っていると確信して攻め込んだものの、全く発見できなかった。

イラクに送られた米軍は、今やベトナム戦争を思い出させるような、出口の見えない戦いを強いられている。

つまり、盗聴技術や衛星がいくら発達しても、人間を通した諜報活動が重要性を失うことはないのだ。

日本の国益を守るためには、外国に情報提供者を確保し、国運を左右するような事態に備えることが必要だと思う。

政治家が正しい決定を行うには、諜報機関が確度の高い独自の情報を提供することが、不可欠である。

米国は、諜報活動に何十億ドルもの金を注ぎ込みながら、誤った情報を大統領に提供したため、大失敗した。

スパイは、ジェームズ・ボンドのような映画の世界だけのものではない。

21世紀の日本の指導者たちは、諜報機関なしで正しい判断ができるのだろうか。

(文・ミュンヘン在住 熊谷 徹) 

皆様はどうお考えになりますか?

コメント(20)

>熊谷徹さま
お返事遅れまして申し訳ございません。
管理人のマネトケと申します。

まず、私自身は日本に機能的な情報機関を設立してほしいと考えております。
仰ることに、おおよそ賛同出来ます。

その上でのお話とお考えください。
「日本に諜報機関を」というお話ですが、戦前にはそれなりの予算と規模をもった情報収集体制があったと思います。陸軍はハンガリーに無線傍受組織を配置しておりましたし、海軍にはメキシコを中心にした「L機関」などもございました。同盟通信者の記者という名目で各地に人員を送っていましたし、アフガニスタン大使館には陸軍の諜報員がおり、参謀本部2課は玄洋社と協同し、中央アジアのイスラム系部族に日本人を潜入させていました。

私が第二次大戦前中の資料や報告書、それ以外でもジャーナリスストの記事を読む限り、割と精度の高い情報が入っていたと思います。ただし、アメリカに対する情報はやや貧弱という印象ですが(笑
ところが、軍も政府もそれらを活用して政策を決定したという形跡がほとんどございません。

また、これは日本だけありませんが、「情報を制するものは全てを制す」という言葉はあるものの、実際には「政治よりも優位な情報はない」という状況は、どこの国でもあるものかもしれません。
最近のイラクの大量破壊兵器の有無もそうですが、ドイツでもBNDを創設したゲーレンがアメリカに渡したソ連軍の情報は、自分たちの価値を高めるため、そしてアメリカの意向に沿うために、誇張されていたのでは?という最近の研究もございます。

アメリカやドイツでも、政治に情報機関が左右されてしまい、有効に機能できないことがあるのですから、日本に立派な情報機関にあっても、同様のことが起こる懸念は尽きません。

第二次大戦前、ポーランドには優秀な諜報体制がございましたが、国家の崩壊を食い止めることはできませんでした。つまり、情報機関だけあっても、あまり意味はないとことでしょう。

つまり、情報機関設立よりも政治家や政府機関が、「情報を元に政策を決定する」というプロセスをきちんと行える体制つくりの方が重要であり、結局は政治の意思決定や軍事的な戦略とのバランスの上でこそ、情報機関は必要になると思うのです。

小さくとも有効な情報機関を持ち、それをきちんと活用できる日本であって欲しいと願っているのですが・・・・・・・。
正直に言えば、その道のりは非常に遠いようですねぇ。

蛇足ながら、熊谷さまがお書きの文章・著書をお読みしたことがございます。
特に「びっくり先進国ドイツ」は、楽しんで読ませていただきました。
今後もご活躍を期待致します。
お疲れさまです。

『日本にも諜報機関を』という考えは僕も
賛成するところ、大であります(^-^)

それには、解決すべき幾つもの問題点が挙げられると思いますが・・・


1 情報活動が深化してゆけば、綺麗事では済まなくなる
 ・ 汚れ仕事に耐えられる人材はどのように確保するか
 ・ そのような活動を容認しうる法整備は?
 ・ そのような活動に対する世論は?

2 情報活動を支えうる物理的力
 ・ 他国では有形の軍事力や警察力とセットになっているが日本では
   そのような物理的力を確保出来るか?
 ・ それを可能にする法整備は?

3 情報機関の運用
 ・ 得られた情報の価値を理解出来る人材の確保は?
 ・ 獲得すべき情報を的確に選定できる人材の確保は? 


まだまだ、解決すべき問題は山積みなのでしょうが
少しずつでも現在の状況が変わってゆく事を願いたいものですね。

今日明日にでも、モサドやSVRのような機関を持つ事など
不可能ですし、そもそも其処までの機関を持つ事が
分相応かというと難しいところでしょうし・・・・・
たしかに政治が情報機関に振り回される例がないわけではありません。そのためにも、議会にきちんとした監視機関を設置する必要があると思います。

いずれにしましても、国際政治の世界は、国益だけによって動く個人主義の世界です。

その中で、独自の諜報機関も持たずに、「同盟国」の情報に頼っている日本は、やや人が好過ぎるのではないかと思うことがあります。

それだけ、情報というものの意味を軽視しているのでしょう。

また、各省庁間の縄張り争いが激しいことも、本格的な諜報機関を持てない理由の一つだと聞いたことがあります。

縄張り争いも結構ですが、もう少し日本の国益も考えて欲しいものです。
 うーん、まず「同盟国の情報にだけ頼っている」と言うのは本当に実情を表しているのか、と言うことはちょっとお考えになった方が良いかも知れません、彼らが自前での情報収集手段を保有していないとは証明できませんでしょ、彼らの活動内容がだだ漏れにでもならない限り、むしろ動きが見えないというのは彼らがそれなりに優秀であることの傍証かも知れません、ま、可能性の問題でしかありませんが。
 それに我々の目に見える情報機関という形で存在しない=情報の意味を軽視していると言う証明にもなりません。
 いや、証明しろなんて言うつもりはありませんが。

 各部門に情報を司る機関が割に多く存在するのは記述されているとおりのことです。
 その規模と能力が見合ったモノかどうかはさておき存在はしており、また、各個ではあるといえ、それなりに活動していることも知られています(海上保安庁であるとか防衛省であるとか、無論外務省もそれなりに存在はするようですし、警察庁も無論ですね)。

 こういった各個に組織が存在する場合の問題としてはまあぶっちゃけ縄張り争い辺りが上げられるでしょうが、仮に情報を専門に扱う機関を創設したところでそう言う問題が解決できるかと言えば、そうでないのはアメリカ他の例を見ればご存じの通りです。
 CIA辺りを例に取れば、それとオーバーラップするような情報機関が幾つも存在する事はおわかりかと思います、無論対象や地域によって領域や権限の制限は存在しますが、ぶっちゃけ言えば国家にとっての道具が増えただけだとも言えます。

 「本格的な諜報機関」なんてモノはあくまでも道具でしかないんです、それを整備したところで「使い方」の方を何とかしなければオモチャが増えただけにしかなりません、逆に言えば「使い方」さえわかれば従来の道具を活用していくだけでも話が違ってくるはずなんです、そりゃ便利な道具があるに越した事はないんですから。

 情報を得る手段を問題にするのではなく、情報を得た後、どの様に使うのか、ここで言うならマネトケさんの言うように「政治家や政府機関が、「情報を元に政策を決定する」というプロセスをきちんと行える体制つくり」があって始めて有効な情報を集める手段が問題になってくるんじゃないでしょうか。

 あーと、例え話ばかりでわかりにくいでしょうか。
 じゃ、もうちょいわかりやすい例え話に。

 ここにビデオカメラがあるとします、たとえて言うならごく普通のカメラです、これが普通の情報機関だと思ってください、で、ここにハイビジョンカメラがあります、これを専門の本格的な諜報機関だと思う事にしましょう。

 さて、これらカメラを使って番組を制作するとします。
 貴方ならどっちのカメラを使うか決めるのにどうしますか?番組の内容を考えて妥当だと思えるカメラを使用しますよね、一も二もなくハイビジョンカメラだとか言うのも確かに一つの手なのですが、普通のハンディカメラでも番組は出来るわけです、むしろハイビジョンカメラは無駄だと思える局面の方が多いかも知れない。

 ここで重要な事は何でしょう、番組の内容を理解して妥当と思われる手段を選択する事ですよね、そうしなければ徒に道具に頼ったどうしようもない番組が出来ちゃうかも知れないし、能力不足の道具を使ったおかげで表現力不足のホントにどうしようもない番組が出来ちゃうかも知れない。

 今の話で言うなら道具の有無を云々する事ではなく番組を制作するに当たって必要な道具を選ぶ能力、つまりここで言う「政治家や政府機関が、「情報を元に政策を決定する」というプロセスをきちんと行える体制つくり」に当たるところだと思うのです。

 厳しい事を申し上げれば、熊谷さんの論は「我が国にももっと玩具を!」と駄々をこねているようにしか思えないわけです、我が国に必要なのは今ある玩具を使いこなす能力であり、熊谷さんの仰る玩具が必要になってくるのはそれから先なのではないか、そう考える次第です。
 今一つ丸くない文章なので補足しておくと

 ・今ある情報機関のさらなる活用
 ・情報を利用し決定する能力の育成
 ・これらを満たした上で更に諜報専従機関を設立するための地固め

 ぐらいが無ければ諜報機関を設立しただけでは役に立たない。

 と言うことですね。
そういえば、元内調室長だった大森氏らが参加していた「対外情報機能強化に関する懇談会」は、どうなったんでしょうかねぇ?
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/17/rls_0913a.html

前々から、外務省の「国際情報統括官組織」は名前負けしていると思うんで(笑
http://www.mofa.jp/mofaj/annai/honsho/sosiki/koku_j.html
>じゃっくれもんさん
問題はいろいろあるんでしょうが、「非合法活動組織」というほど、組織化されていないケースが多いからじゃないんですか?
ICPOや各国警察が出した「国際犯罪」の報告書を読むと、どの国でも「外国人による犯罪増加」を示すようなことが書いてありますが、「大規模な組織犯罪よりも、小中規模のグループがその都度結成され、すぐに解散されるケースの増加」という記述も良く見られます。
こういうグループは、日本に限らずどの国でも摘発しにくものですからねぇ。

ただし、この話は警察組織に関することですので、ここまでに致しましょう。
どうか、ご容赦を。
ここまでと言っておきながら、なんですが補足を。
ICPOなどは「外国人犯罪」ではなく、「Transnational Organized Crime」(越境組織犯罪)という言葉で表していることが多いのですね。失礼!
「日本に対外情報機関を」という話題は昨年あたりから一部で盛り上がっていますが,安倍首相がポシャって日本版NSC構想の雲行きが怪しくなって来てから少し落ち着いて来たかな,と思っていましたが…ココmixiでも出てきたんですね〜.

歴代の内調室長が警察庁キャリアの指定席だったこともあって,大森氏や佐々氏等の警察庁OBの方々の動きが目立つのと,実際の流れも警察庁がかなり力を入れて主導権を握ろうとしているのが私個人の意見としては歯痒いところかな,と思います.

というのも,LEO(Law Enforcement Organization=法執行機関)である警察組織が対外情報活動に携わるのはそぐわないのではないか,と思うからです.

それはさておき,皆さんがおっしゃっているように,政策決定者の要請があって初めて情報機関も活動できるわけで,なんでも見通せる水晶玉のようにはいきません.

また,正しい情報があれば正しい決定ができる,とも限りませんし.

それともう一点.
政策決定者と情報機関トップが馴れ合うとどのような障害が起こるか,という問題は最近のボブ・ウッドワードの書籍「戦争大統領」や「攻撃計画」も参考になるかと思いますよ.
>風魔さん
>LEO(Law Enforcement Organization=法執行機関)である警察組織が対外情報活動に携わるの
>はそぐわないのではないか,と思うからです.

私もそう思います。
ことこの分野は、警察官僚が強すぎるのも問題ですから。。

どうしても、軍事情報の収集をせざるえない防衛省情報本部等は致し方ないとしても、外務省あたりに期待するしかないんですが・・・・・・・・・。
外務省かぁ・・・・・・、うううん、ぜんぜん期待できない自分がいますねぇ(笑
>じゃっくれもん
>〜sedも、〜zedの方も
遅れまして失礼致します。どっちもありますよねぇ。
どっちでも間違いは無いようですが(笑

日本は島国で人種の多様性もないですから、治安の維持がしやすい場所だとは思います(文化的な部分もあるでしょうが)
日本でも外国人犯罪(日本語でいう)も、近年色々語られていますが、たぶんそれほど突出してはいないのでしょう。無論、他の国と比較してということですが。

でも、これが外国人との交流と語学の学習機会の少なさにつながっていると言えますし、日本の諜報が伸び悩んでいる根源的な原因だと思います。
諜報と外国人犯罪は、結構相互作用がある話ですからねぇ。

機密ではなく(笑)、話が犯罪に外れそうなので、この辺で。
>じゃっくれもんさん
すいません。お名前に「さん」をお付けするのを忘れてしまいました。
申し訳ないです。ご容赦を!
>じゃっくれもんさん
>ねっかえり者?の佐藤さん
面白い経歴の方ですし、いろいろやってらっしゃったようですが、お言葉どおり、はねかえってしまいましたからねぇあせあせ
なんとか、そういう能力を生かしてもらいたかったのですが・・・・。
いまさら、外務省に戻れないでしょうしねぇ。

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