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よのなか科コミュのよのなか科通信第3号

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よのなか科通信 第3号
  よのなかを「知る」「学ぶ」「考える」
     3年選択者気 第2回2008.5.7

第2回「どんなメリットがあるの?円高・円安」
 実は、今回の授業は次回の予定でした。今回の授業の予定だった「食の安全と価格」のゲストティーチャーのご都合がつかず、授業を入れ替えました。そのため、少し流れに無理があったのも事実です。
 まず、5月3日の為替相場の表を見せました。そして、これがどういう意味があるのかを簡単に説明しました。そして、前回お出でいただいたマクドナルドの方のお話から、マクドナルドの原材料がどこから来ているのか、そして、それはどうしてかということを、フィレオフィッシュから説明。そして、このように、原材料を輸入に頼っているとこうした円の為替相場で、利益がずいぶんと違ってくると導入にしました。

  そこで、登場したのが、1ドルに対して、日本円でどのくらいという夜なべ仕事の資料です。5月3日の円とドルの為替相場1ドル105円37銭を本物の1ドル札をクリップで留め、その下に、本物の100円玉と5円玉を貼り付けます。そして、生徒たちが生まれた1933年のレートの最高値100円、最安値125円も同じように本物のお金を貼り付けて表示しました。おおまかな円高・円安の話をしましたが、なかなか理解しづらいところです。そこで、各テーブルにいらしてくださっている方々に、ドル表示されている商品をお持ちくださいとお願いしていました。3つのテーブル、それぞれにいろいろなものが出てきました。一つ目のテーブルには、Amazonで購入した英語の絵本。これが、定価は同じなのに、日本円の請求書の数字が違っていました。二つ目のテーブルは、東京オリンピックモデルの時計。復刻版だそうですが、50ドルでした。そして、三つ目のテーブルは、お土産のしおり2ドル。それぞれの値段を1ドル100円だったら日本円で何円になるのか、1ドル125円ならば、日本円で何円なのかを計算してもらいました。そして、どのテーブルも、日本円で支払うならば、1ドル100円のときが得をするという結論が出ました。この自分が円で支払う時に少ない金額でいい時(得する時)が円高。逆に多くの日本円を支払わなければならない時は(損する時)が円安ということを確認しました。それでも、大人でもなかなか理解しづらいところです。生徒たちも、得?損?でも、金額が大きい、小さい???????という状態でした。

 そして、今回のゲストにご登場いただきました。今年度は、特別にゲストをお招きしなくても、授業のサポータの方々が、いつでも、一緒に授業を受ける仲間でもあり、サポーターであり、ゲストにも早代わりできることが、特徴です。そして、今回も、それが起こりました。今回のサポーターの方に、海外滞在経験のある方々がおいでになり、その方々の海外滞在経験と円高・円安の体験談をお話いただきました。最初に、Sさん。昨年小学校の先生を定年で退職され、5月から世界各地を訪れ、その地の学校を視察され、子どもたちと共に、学んでいらっしゃった方です。訪れた国は、10数カ国にも及びます。その土地土地の様子。そして、昨年渡航される前に、ドルに両替した時のレートは120円80銭だった。でも、現在は105円。これを両替すると1ドルで15円もの損をするからと両替はしないで、次に渡航するときに使おうと思っているとか。そして、次の渡航のために、円高の時にドルに両替しておこうというお話を伺いました。そして、お手持ちの国のお札やコインを見せていただきました。

 もうお一方はIさん。大学時代にイギリスへ行ったとき。1ポンド200円だったのが、帰国したら1ポンド170円。ずいぶんと損をされたとか。そして、卒業後アメリカに行ったとき、1ドル150円で1万ドルを交換して持っていったのですが、帰国したら、1ドル100円で、両替したくても両替できなかったというお話。そして、その後、結婚されて、韓国、香港で暮らされた経験を語っていただきました。韓国のウォンや香港の香港ドルなどは、そのまま日本に持ってかえってきたら、なかなか両替ができないので、その国のお金を一旦アメリカドルに両替し、そして、日本に帰国後円に両替するという話をしていただきました。
 両替は、アメリカドルやユーロなどは、簡単にできますが、他の通貨ではどこでもすぐにはできないということ。そして、両替できるのはお札だけで、コインは両替はできないという話をしました。
 そして、マクドナルドのビックマックを使ったビックマック指数の話をしました。同じ商品だったら同じ値段というのが当たり前のはずです。ビックマックの値段をドルに換算してみたら、どうなるのか、おおよそ、1ドル104円あたりが商品の価値から見た通貨の価値に相当するのではないでしょうか。昨年の授業で、だから、円高にふれるだろうと、ちょっと自信はなかったのですが、言い切った覚えがありました。あれから、1年。ビックマックから見ると、現在のドルの為替レートは適正だといえるのでしょう。

【 生徒たちの感想 】
○ゲストの人たちがたくさん海外に行った経験があってすごいなあと思いました。円高・円安のこととか、今までニュースで見ても意味がわからなかったのですが、わかってよかった。
○円高・円安・・・・。これって、時とか場合の運みたいなものだと思う。運がよければ円高みたいなもので、5円違って5億の差(マクドナルドの収益の差)・・・。これは、本当に赤字になっちゃいそうです。直接自分に関係なくてもどこかで関わっている。
○ゲストの人たちのお金を両替した時の話がおもしろかった。一番印象に残ったのは、ビックマック指数です。
○いつも来てくださっている人たちが外国に詳しいし、いろいろな国にいっていて「すっげぇ〜」って思った。円高、円安という言葉に気をつけようと思った。
○私は円高と円安を逆に考えていたのでびっくりしました。お金って難しい!
○世界ではお金の価値が変わり、時によって、お金がいくらなのかがよくわかった。世界は広いし、お金の種類もたくさんあり、それがすごかった。知らないお金がいっぱいあった。

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