ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ポラリスプロジェクトコミュの人身売買関連の最新ニュース:人身売買 癒えぬ子供

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
カンボジア 貧困と暴力の連鎖

緑に囲まれ、のどかな雰囲気のカンボジア北西部バタンバン市郊外のNGO「ピースフル・チルドレン・ホーム2」。笑顔もなくおぼつかない様子の少女が気になった。「チャントゥーさん」。声をかけたが、返事はなかった。「彼女も人身売買の被害者の一人。心的外傷で今もしゃべれず、記憶もないのです」と施設の責任者が言う。

推定16歳。タイに売られて売春させられていたところを現地の警察に保護された。2年前からストリートチルドレンや孤児らと一緒にこの施設で暮らす。

 20年以上にも及んだカンボジアの内戦。荒廃した農村部では、貧困が原因となってこの10年以上、国内の都市や海外のタイ、ベトナム、マレーシアなどへの、子どもたちの人身売買が横行する。児童売春だけでなく、漁業、花売りや物ごいなど業種も様々だ。稼ぎは業者に搾取され、暴行におびえながら暮らす。タイへ売られる子どもの数だけでも毎月800人以上。エイズウイルス(HIV)に感染するケースもある。

 国際的な非難の声に政府は2004年以降、タイとベトナムとの間で、人身売買撲滅の協定を結んだ。首都プノンペン市の児童売春街は閉鎖され、表向きは改善された。

 「貧困にあえぐ農村部の家庭の子どもたちを守らねば」。バタンバン市では、NGO「国境なき子どもたち」が、保護した子どもに教育や職業訓練を施す。NGO「国際子ども権利センター」(代表・甲斐田万智子)は、近年人身売買の被害が多いベトナム国境近くの村で、「牛銀行」を始めた。飼育する親牛が生んだ子牛は、自分の財産となる制度だ。「しかし、人身売買の被害者は減らない。警察の目に届かないところに潜っただけ」と同NGOの甲斐田代表は依然警戒する。

 クメール語の「チャントゥー」は、お祈りの時に供える仏前花。保護された少女は自分の名前さえわからず、皆に愛されるようにと願って、名付けられたという。今は、施設で同じ被害にあった子どもと遊びながら、時折笑顔も見せるようになった。

 時とともに、彼女の苦しみが少しでも癒やされてほしい。内戦終結から16年、彼女の過酷な運命を思いながら、外国人の私はそう願うしかなかった。

カメラとペン・岩波友紀(9月5日〜9日撮影)

(2007年11月14日 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/zoomup/zo_071114_01.htm?from=os1

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ポラリスプロジェクト 更新情報

ポラリスプロジェクトのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。