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Dorival Caymmiコミュのドリバルを聞きながら読むべき作家:

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それは同じくバイーアが生んだ偉人Jorge Amadoです。
なぜ読むべきかと申しますと、この二人公私ともに認める「兄弟以上の大親友」で「お互いがまだ無名だったときからの友達」なんだそうです。ですからジョルジ・アマードはドリバルがバイーアを去らねばならぬときもそばにいたらしく、「あれは彼にとって大きな犠牲だったけど、リオにいかなければどうにも芽の出ようがなかった」なんてリアルにその場のことを語っていたりもしてます。
・・・してます、といってもジョルジは4年前から故人。89歳でその人生を終えるまで、ドリバルとは最愛の友人でありつづけました。

ドリバルの妻ステラがこんなことを言っています。

「ジョルジは私たちの結婚での証人を務めました。ドリバルはその後ジョルジがゼリア(ジョルジの妻)のハートを射止めるための大きな手伝いをしたんです。どんな風にかというと、「Aconteceu que eu sou baiano」を彼のために作って彼女の前で歌ってあげたんです」

なるほどね!!「Aconteceu que eu sou baiano」(邦題はどうなってるんでしょう・・・僕がバイアーノだったってこと、みたいな感じですかね)では、「僕はバイアーノなんだけど、彼女はそうじゃないんだよね」という内容の歌詞になってます。

いい雰囲気ですね〜・・・

しかもジョルジ・アマードは旧ソ連でスターリン賞を始めとして様々な受賞暦の持ち主。最初はバイーアなどブラジル北西部のプランテーションを舞台とした労働者などが登場するプロレタリアート色の濃い作品を作っていたんですが、1950年頃からがらりとそのスタイルが変わり、「ガブリエラ:クラーヴォ・エ・カネーラ」や「ドナ・フロールと二人の夫」など、ユーモラスで官能的な社会批判風小説を書くようになります。そしてそれらの作品は多く映画やテレビのドラマなどになったんですが、どうもこの「ドナ・フロール」の映画(主演はソニア・ブラガ、主題曲はシコ・ブアルキ)に登場する歌手がドリバルをモデルにしたものらしいんです。
わたしもこの映画、ずーっと前に見たのでよく覚えてないんですけど、こんどきちんと見てみたいと思います。

とにかく、そんなわけでお互い無くてはならない触発親友であったわけですが、何よりもまず二人にとってはバイーアの大地と海がその絆を深める一番大切な要素だったようです。

Eu posso dizer, posso testemunhar como ninguem. Juntos andamos um bom bocado de caminho, juntos criamos alguma coisa, juntos começamos a envelhecer. Juntos fizemos teatro, cinema, tratamos o livro e a partitura, tocamos a vida e o amor. Amizade de toda a vida, meu irmao, meu irmaozinho".

1970年のジョルジ・アマードの言葉です。
「わたしとドリバルは誓っていつも一緒だった。散歩をするのも、何かをつくるのも、年をとるのもね。劇をつくるのも、映画も、本だろうと譜面だろうと、人生だろうと愛だろうと、どんな場面でもいつも一緒。これは全ての人生を託した友好だね。僕にとってはお兄さんでもあり、弟でもある」

是非アマードの本を読みながらドリバルを聞いていただくと、バイーア・ムード満点になること間違いなしです。
(ガブリエラやドナ・フロールのような1950年以降の楽しい作品がお勧めです)

コメント(6)

あたしは、日本語しか読み書き出来ませんので、邦訳されている2冊しか読んだことございませんが、人間の無垢な姿を描いた小説としては、私の読んだ小説では、ベストを競い合うものだと思っております。

で、

ドリヴァルを聞きながら読むべき・・繋がりと言っては何でございますが、あたし、ドリヴァルの描く「絵」がとりわけ好きでして、ドリヴァルの画集の存在を聞いたのですが、どなたかご存知でしたらご教示ください。
画集は確かFnarteから出ています。
2003年にブラジルに行った時に探したのですが既に絶版、古本屋で運良く見つけるも「これは300ヘアル(当時で約12000円)、一切まけられない」と言われて泣く泣く諦めました...。

ガブリエラとドナ・フロールは映画にもなっていますね。
このドリバルの写真の背後に見えているのが彼の絵ですね。
画集、探してみたんですけど、なかなか辿り着けないですね。私も彼の絵はじっくり見たことがありませんので、あれば是非とも手にとってみたいところですが。
Willieさん、そのFnarteから出版されていた本のタイトルは分かりますか?

土木作業員さんの読まれた翻訳本は何でしょうか?果て無き大地とか?

ガブリエラは映画のサントラがジョビン、ドナ・フロールはっしこ・ブアルキが担当してて、もう雰囲気ともども最高です。特にガブリエラはアマドの世界感が余すところなく演出されていて、バイーア(女)の虜になります。
ドリバルのCDボックスの挿絵が彼の絵ですよね。

このコミュニティはいろいろなエピソードが読めて楽しいです。
南蛮娘さん、いつもありがとうございます。
すみません、本のタイトルは忘れてしまいました。
友人が持っているので今度聞いておきます。

奥さんステラが書いた「O Mar e o Tempo」にも本人作のイラストが多数掲載されています。絵を描いている所の写真もあります。これはまだ手に入りやすいと思います。
今、引っ張り出して読んでますがなかなかおもしろい。
ちょっと危ない(?)姿の写真とかも載っています(笑)
http://www.terra.com.br/istoegente/127/divearte/livro_dorival_caymmi.htm
Willieさま、早速有難うございます。さすがにお高いですね。
CDボックス他ジャケットで見られる、バイーアの風物を描写する素朴な線画が大好きです。ワタクシの知り合いの知り合いがお持ちだと聞いております。同じ方だったりして・・。

南蛮娘さま、アタシが読んだのは「砂の戦士たち」と「果て無き大地」です。
特に「砂の戦士たち」に胸がグッときました。

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