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第二回JBR掲載(準備中)コミュの【るろうに叶親明治剣客先黒譚】

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「まいったな」

草むらに寝転び、男は言った。
ついさっきまで普通の高校生?いや彼の周りの人々や彼の持っているモノは普通の高校生ではなかった。しかし今の状況に比べればまだましだったのかも知れない。彼は元いた場所では死に掛けたことは何度もあった。死よりも恐ろしい体験をしたこともあった。その中で新たな自分に気づいたこともあった。だが当たり前だが人を殺したことはない。そして人殺しを強要されたこともなかった。
今、彼はこの殺人ゲームに加えられて混乱と不安、すなわち恐怖に支配されていた、時間が夜中なだけにより一層恐怖がかりたてられる。

グスッ・・・・・・グスッ・・・・

彼はもう泣き始めていた。もともと彼はそんなに気の強いほうではなかった。それでもやるときは卑怯な手を使おうと罵声を浴びようともやり遂げる「男」だった。

男の名は叶親浩司。またの名を「さきマティ」。千葉県立幕南高校の1年生であり、剣道が好きな青年だった。中学時代を過ごした青森の彼の思い出は、

「りんごがおいしかった」

の一言で終わってしまった。

「ちくしょう〜、なんでこんなことになっちまったんだよ〜俺なんか悪いことしたか?確かに奈良に鈴木千恵子を紹介するとき手伝いはしたが、それでこれはないだろ〜」

これからどうするかよりなぜ自分がゲームに参加させられたかを考える叶親。

「そ、そうだっ!!支給品があるって言っていたな!とりあえず自分の身は守らないと。そのうち誰か脱出の方法を知っている人を見つけて、このゲームから脱出するしかないか」

・・・・・ゴソゴソ・・・・・・・

「おお、剣じゃないかっ!!ふっ剣道部の俺に剣を渡すとは、まさに鬼に金棒ってやつか。主催者のやつも気が利くじゃないか」

武器を手にし、少し恐怖感から解放される叶親。そして剣をまじまじと見つめる。

「この剣スゲー高そうだな。とりあえず抜いてみるか」

スーッ

「抜けたっ!?俺全然力なんて込めてないのにっ!!」

(叶親、叶親浩司、いや、さきマティ)」

「なんだ・・・?声が・・・聞こえるぞ・・・どこから・・・聞こえているんだ・・・?」

(叶親浩司、お前は剣の達人だ。誰よりも強い。そしてお前のモノは誰よりも立派だ。殺せ。このゲームに参加している者を全員殺すんだ)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「くくっ殺し合いのゲームだって、最高じゃねぇか。切って切って殺しまくってやるよぉぉ!そして最後にはあのいい気になってやがる主催者の野郎も殺してやるぜぇ!!」

叶親の支給品の剣は一級品だったが、それには心が宿っていた。
【アヌビス神の剣】
剣自体がスタンドで、本体の鍛冶屋は昔に死んでいてスタンドだけが今も残っている。自在に物質を透過する能力を持っており、ハンバーガーを切るとき、ハンバーグだけを切ることなどができる。また切れ味は抜群である。(*注*この剣を持った物はアヌビス神に心を乗っ取られてしまう。またアヌビス神は受けた攻撃をすぐ記憶してしまい、同じ攻撃は二度と通用せず、攻撃を受けるたびに強さが上がっていく。剣を離せば洗脳された使用者は元に戻る)

どこからともなく冷たい風が吹いた。周りにある草木でさえも叶親の放つ殺気に怯えて揺れている様に見えた。さっきまで恐怖で怯えて泣いていた彼はもういない。今いるのは血に飢えた叶親の姿をした殺人鬼だった。

「誰にも絶ぇぇ〜〜〜〜〜っ対に負けないぃぃぃ!!」

【叶親浩司@幕張】
 [状態]:健康(心をアヌビス神に乗っ取られています)
 [道具]:荷物一式 【支給品:アヌビス神の剣(ジョジョの奇妙な冒険)】
 [思考]:全員必殺
[備考]:剣を離せば、自我を取り戻します。自分では離しません。
現在地:C7
日時:一日目0:40

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