原題：再戰江湖/決死主戰場(Return Engagement)
香港 インギア･フィルム･プロダクション／富安影業作品 90年 114分 カラー 日本劇場未公開(ビデオ)
製作総指揮：ローヴァー･タン 製作：アラン･タン 監督：チェン･タンチョウ 脚本：チェン･タンチョウ／ウォン･カーウァイ 撮影：リョン･ジメン／トム･ラウ／クリストファー･ドイル／アンドリュー･ラウ アクション設計：スティーブン･トン／ベンツ･コン／トニー･プーン 音楽：バイオレット･ラム
出演：アラン･タン／エリザベス･リー／メイ･ロー／サイモン･ヤム／アンディ･ラウ
−解説−
行方を絶った娘を捜しにカナダから香港へ戻って来た元やくざの男が､知り合った若い女性を助けるため､極道非道な若きボスが率いるマフィアの軍団に立ち向かう姿を描いたアクション･ドラマ。『マカオ極道ブルース』(87年､映画祭のみ)などのアラン･タン(��光榮)､『野獣特捜隊』(94年)などのエリザベス･リー(李美鳳)､『ラスト･ブラッド 修羅を追え』(91年)などのメイ･ロー(羅美薇)､『ワイルド･ブリット』(90年)などのサイモン･ヤム(任達華)らが出演するほか､『七福星』(85年)などのアンディ･ラウ(劉��華)が特別出演。『燃えよデブゴン９』(79年､テレビ放送)などのチェン･タンチョウ(張同祖)監督､90年作。
−物語−
1973年､バンクーバー。イタリアン･マフィアとの抗争でボスと妻を失った黒社会の幹部ロン(��光榮)は､生後間もない娘を部下に預け､マフィアの首領を殺し逮捕される。16年後出所したロンは､またもイタリア人の襲撃に遭うが､若手組員ワーザイ(劉��華)と切抜け香港へ戻った。娘の行方を求めフォン(李美鳳)や不良少女シウロン(羅美薇)を訪ねたロンだが､事は進まない。しかしある夜､シウロンから娘が飛降り自殺したと聴かされる。その後ロンの旧友ホンの部下パン(任達華)が謀反を起こし､麻薬取引の邪魔をしたシウロンを殺そうと刺客を送り込んできた。ロンはカナダから駆付けたワーザイと共にパンの軍団を迎え討つ。
香港 インギア･フィルム･プロダクション／富安影業作品 90年 114分 カラー 日本劇場未公開(ビデオ)
製作総指揮：ローヴァー･タン 製作：アラン･タン 監督：チェン･タンチョウ 脚本：チェン･タンチョウ／ウォン･カーウァイ 撮影：リョン･ジメン／トム･ラウ／クリストファー･ドイル／アンドリュー･ラウ アクション設計：スティーブン･トン／ベンツ･コン／トニー･プーン 音楽：バイオレット･ラム
出演：アラン･タン／エリザベス･リー／メイ･ロー／サイモン･ヤム／アンディ･ラウ
−解説−
行方を絶った娘を捜しにカナダから香港へ戻って来た元やくざの男が､知り合った若い女性を助けるため､極道非道な若きボスが率いるマフィアの軍団に立ち向かう姿を描いたアクション･ドラマ。『マカオ極道ブルース』(87年､映画祭のみ)などのアラン･タン(��光榮)､『野獣特捜隊』(94年)などのエリザベス･リー(李美鳳)､『ラスト･ブラッド 修羅を追え』(91年)などのメイ･ロー(羅美薇)､『ワイルド･ブリット』(90年)などのサイモン･ヤム(任達華)らが出演するほか､『七福星』(85年)などのアンディ･ラウ(劉��華)が特別出演。『燃えよデブゴン９』(79年､テレビ放送)などのチェン･タンチョウ(張同祖)監督､90年作。
−物語−
1973年､バンクーバー。イタリアン･マフィアとの抗争でボスと妻を失った黒社会の幹部ロン(��光榮)は､生後間もない娘を部下に預け､マフィアの首領を殺し逮捕される。16年後出所したロンは､またもイタリア人の襲撃に遭うが､若手組員ワーザイ(劉��華)と切抜け香港へ戻った。娘の行方を求めフォン(李美鳳)や不良少女シウロン(羅美薇)を訪ねたロンだが､事は進まない。しかしある夜､シウロンから娘が飛降り自殺したと聴かされる。その後ロンの旧友ホンの部下パン(任達華)が謀反を起こし､麻薬取引の邪魔をしたシウロンを殺そうと刺客を送り込んできた。ロンはカナダから駆付けたワーザイと共にパンの軍団を迎え討つ。
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コメント(1)
『マカオ極道ブルース』(87年､映画祭のみ)に続くインギア･フィルム･プロ制作(本作は別会社との共同)､プロデュースも兼ねたアラン･タン(��光榮､画像左の左側)主演の"香港ノワール"映画です。本作ではアンディ･ラウ(劉��華､画像左の右側)を迎えてますが､出番は序盤とクライマックスのみの完全なゲスト出演扱いです。監督は『マカオ極道ブルース』から続投のチェン･タンチョウ(張同祖)で､脚本も共同ながらやはり引続きのウォン･カーウァイ(王家衞)､撮影にはアンドリュー･ラウ(劉偉強)やクリストファー･ドイル(杜可風)が加わり､アクション設計はスティーブン･トン(董瑋)が出演も兼ねてやはり続投しています。さらに本作はカナダロケを敢行するなど､『マカオ極道ブルース』からスケールアップした作りになっています。ならば日本でも劇場公開されてもよかったのでは…と思うのですが､実際には日本では英語クレジットのビデオ発売のみでDVD化はされませんでした。何故かといえば…､ハッキリ言います。出来がよくなかったからです(苦笑)
特にアラン･タンが香港へ来てからの下りが非常に冗長です。要は行方を絶った娘捜しのお話で､メイ･ロー(羅美薇､画像中)やエリザベス･リー(李美鳳､画像右の左側)とからむんですが､とにかくグダグダ＆ダラダラした展開でもうそこで飽きちゃうんですよね。しかもその結末も陳腐でゲンナリするモノです。であれば初めからメイ･ローを娘役にして再会･葛藤･和解のドラマをストレートに描けばよかったと思います。カナダで娘を預けたスティーブン･トン(董瑋)にほぼふれないのもアレですが。いずれにしろウォン･カーウァイが手掛けた脚本とは思えないですね(苦笑) おそらく外枠もしくはごく一部だけかかわって､後は監督のチェン･タンチョウが現場で変えていったんでしょう。あとエリザベス･リーも相変わらずパッとしないですね…。彼女ミスコンの出身で"電眼女優"と呼ばれるほど眼のパッチリした美形でナイスバディの方なんですけど､表現者としては今一歩で､結局女優としては大成しなかったんですよね。
まぁ終盤はサイモン･ヤム(任達華､画像左の左側)の軍団相手に戦闘アクションもかくやという大銃撃戦はあるんですが…。あの銃撃戦もほとんどマンガですよね。そうなんです､『マカオ極道ブルース』でアレほど正攻法のドラマだったのに､本作あたりからインギア･フィルム･プロ制作のアラン･タン主演作は徐々にトンデモな方へ向かっていきます。それが極に達するのが92年の『獅子よ眠れ』です。コレは一応"香港ノワール"に属する作品ですが､『男たちの挽歌』(86年)以降の作品群が連綿と守り続けてきたある一線を遂に超えてしまった１本です。その詳細については後刻作品トピを立ててお伝え致しますので､お待ち下さいませ。
特にアラン･タンが香港へ来てからの下りが非常に冗長です。要は行方を絶った娘捜しのお話で､メイ･ロー(羅美薇､画像中)やエリザベス･リー(李美鳳､画像右の左側)とからむんですが､とにかくグダグダ＆ダラダラした展開でもうそこで飽きちゃうんですよね。しかもその結末も陳腐でゲンナリするモノです。であれば初めからメイ･ローを娘役にして再会･葛藤･和解のドラマをストレートに描けばよかったと思います。カナダで娘を預けたスティーブン･トン(董瑋)にほぼふれないのもアレですが。いずれにしろウォン･カーウァイが手掛けた脚本とは思えないですね(苦笑) おそらく外枠もしくはごく一部だけかかわって､後は監督のチェン･タンチョウが現場で変えていったんでしょう。あとエリザベス･リーも相変わらずパッとしないですね…。彼女ミスコンの出身で"電眼女優"と呼ばれるほど眼のパッチリした美形でナイスバディの方なんですけど､表現者としては今一歩で､結局女優としては大成しなかったんですよね。
まぁ終盤はサイモン･ヤム(任達華､画像左の左側)の軍団相手に戦闘アクションもかくやという大銃撃戦はあるんですが…。あの銃撃戦もほとんどマンガですよね。そうなんです､『マカオ極道ブルース』でアレほど正攻法のドラマだったのに､本作あたりからインギア･フィルム･プロ制作のアラン･タン主演作は徐々にトンデモな方へ向かっていきます。それが極に達するのが92年の『獅子よ眠れ』です。コレは一応"香港ノワール"に属する作品ですが､『男たちの挽歌』(86年)以降の作品群が連綿と守り続けてきたある一線を遂に超えてしまった１本です。その詳細については後刻作品トピを立ててお伝え致しますので､お待ち下さいませ。
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