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愛しき空コミュの愛しき空(空)  18

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「相変わらず元気だね。」

電波にのって愛しき人の声が俺の部屋にやってきた。


「元気しか取り得のない俺だからね。」

おれのちょっぴりいじけた声に加那は笑い
それから
出世した事。
相変わらずラーメンは美味い事。を話した。

そして度々起こる少しの無言。

電話しているときずーっと話していられる人を
おれは尊敬できたりする。
昔からそうだけど電話では度々無言の時間を作り出してしまう。

ちょうど3度目の無言が起きた時
加那は彼氏について話始めた。

俺と会わなくなってから
少しして加那は彼氏に別れを告げた。
詳しくは聞かなかったが、色々辛かったのは声を聞けばわかる。

人が別れたのにどこかうれしいと思っている俺。

煙草に火をつけて

「そっか。」

そんな言葉しかでてこなかった。

そして4度目の無言が訪れた。
こう言うときおれは何を言えばいいのかも分からないし
ただ黙っているだけの自分。

だって俺は加那に振られている。
でも加那の事を一番理解できていた筈なのに。
告白した事を後悔はしていなかったが
なんだろうこの気持ち。

「ねぇ明日も仕事?」
「うん。この時期忙しいからね。」
「そっか・・・。」
「加那も仕事だろ?」
「そうだよ。」
「どうした?」
「いや、久しぶりにあそこ行ってみたいなって思ってさ。」
「ラーメンも食べたいんだろ?」
「ビンゴ!」

「じゃあ今度仕事が早く終わる日あったらいこっか?」
「・・・そうだね。」

なぜか元気がないような気もした。
でもその理由なんかわからず

「明日も忙しいんでしょ?」
「まーな。」
「じゃあまたね。」
「うん。またな。」

時計は日付変更線を跨ごうとしていた。

寝ようかな。そう思って電気を消したときメールが届いた。



件名 このメール気にしないでねー
空に精神的にささえられていた事が今になって
よく解るようになったよ。
前向きなところ。
やっぱり羨ましいです。



このメールを加那はどんな気持ちで打ったのかなんか
おれは分からなかったが
すぐに加那に電話した。

「もしもし」
「どうしたの?」
「10分もあれば準備できる?」
「なに?」
「迎えに行くからあそこ行こうぜ。」
「え?」

何故だか分からないけど
今日、加那を車に乗せてあそこへ連れて行きたくなったのだ。

告白してからちょっと空いた距離なんか気にせず
何故だかわからないけど。

俺も寝る準備万端だったけど
携帯電話を切った後、着替えてキャップを被って車に乗り込んだ。

ただ分かっていることは
おれは加那が好きだっていうこと。

おれは逃げてはいけなく
加那がおれに男性として好意をもっていなくても
後悔だけはしたくなかった。




そして




加那とおれはその日キスをしたんだ。

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