黒田さんが書いてくださった評がじんとくるので、掲載します。
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＜アリエル・アッセルボーンはアルゼンチン出身のギタリストで、歌い手で、作曲家でもある。ひとことでいえば、彼はシンガー・ソングライターということになる。ただ、この人の爪弾くギターは傑出していて、シンガー・ソングライターの多くが片手間にひくギターの領域を大きく超えている。まだ30代前半と若い。２枚目のアルバムになる『大地に眠る歌』で、アッセルボーンは、その決して押しつけがましくなることのない、慎みの感じられる淡い声で、思いをこめてうたっている。
アッセルボーンの声も歌も、静かだが、暗く、うつむくことはない。表現が激しくなることはないが、それぞれの歌に託された思いはまっすぐききての胸に届くだけの強さをそなえている。このような感受性のゆたかな若者に特徴的な柔らかい声でうたわれると、アッセルボーンの歌を包んでいる純度の高い叙情は、湿り気をおびることなく、爽やかに感じられる。＞（『サライ』2008年24号「聴く」より）
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＜アリエル・アッセルボーンはアルゼンチン出身のギタリストで、歌い手で、作曲家でもある。ひとことでいえば、彼はシンガー・ソングライターということになる。ただ、この人の爪弾くギターは傑出していて、シンガー・ソングライターの多くが片手間にひくギターの領域を大きく超えている。まだ30代前半と若い。２枚目のアルバムになる『大地に眠る歌』で、アッセルボーンは、その決して押しつけがましくなることのない、慎みの感じられる淡い声で、思いをこめてうたっている。
アッセルボーンの声も歌も、静かだが、暗く、うつむくことはない。表現が激しくなることはないが、それぞれの歌に託された思いはまっすぐききての胸に届くだけの強さをそなえている。このような感受性のゆたかな若者に特徴的な柔らかい声でうたわれると、アッセルボーンの歌を包んでいる純度の高い叙情は、湿り気をおびることなく、爽やかに感じられる。＞（『サライ』2008年24号「聴く」より）
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