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ギターと欲望の日々コミュのコードを弾こう@オンライン

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コードについての小冊子を作るといってずっと作業が停滞しているんですけど、ここでちょっとオンライン版を試してみます。どんな風に書き上げるかで悩んでるので、意見でもいただけたらと思いつつ……少しずつになりますけど、進めていきます。気長にお待ちください。そして意見なり質問なりなんでも挟んでください。

コメント(17)

まずはこれを覚えてください。

C=ド
D=レ
E=ミ
F=ファ
G=ソ
A=ラ
B=シ

これさえわかれば大丈夫!
お、それはもうできたも同然。


さて、次に進みます。

コードを弾くには色んなフォームがありますが、実は基本的で一般的な5つの型とちょっとした仕組みさえ覚えてしまえば普通の弾き語りで苦労することはなくなります。そう、“どう押さえていいかわからない”なんて言わなくてよくなるということです。

とりあえずその5つを抑えていきましょう。一通り型をさらってから仕組みに入ります。


型?

○―|―|―| 1弦
|●|―|―| 2
○―|―|―| 3
|―|○|―| 4
|―|―|●| 5
×―|―|―| 6

押さえてみてください。いわゆる「C」です。●=ドです。

押さえられますか?ポイントは【指を立てて押さえる】です。
3弦の開放を中指で止めてしまわぬよう、また、1弦の開放を人差し指で止めてしまわぬよう気をつけてください。
何気に薬指で4弦に触ってしまうこともありますから、やはりどの指も立てて、指の頭で押さえることが重要です。

この型の特徴は、音の積み重なり方にあります。低音弦から順に見ていってください。

どうですか?ド・ミ・ソ・ド・ミ、となっているはずです。

五線譜に表すと、ちょうどダンゴが重なるようなきれいな積み重なり方になります。紙と書くものが近くにある人は試しに書いてみてください。ドミソドミ。

僕はこのコードが最初の壁でした。押さえられるようになるまでにどれだけかかったか……。ゆっくりこのコードを押さえられるようになるまでにも時間がかかったし、他のコードからコードチェンジして素早くこの型を押さえられるようになるにはさらに時間がかかりました。

気長に練習してください。ポイントは指を立てることです。あと狙ってください。各指で各弦各フレットを狙いましょう。
補足

型?

○―|―|―| 1弦
|●|―|―| 2
○―|―|―| 3
|―|○|―| 4
|―|―|●| 5
×―|―|―| 6

↑ここが0フレット。つまり開放です。

|←この縦線がフレットを表してます。一番左から順に0フレット、1フレット、2フレット……です。

上のコードなら
1弦 開放
2弦 1フレット
3弦 開放
4弦 2フレット
5弦 3フレット
6弦 ×(弾かない。ミュート。)
コードをCで進めていきますよ。


型?

|○|―|―| 1弦
|―|―|○| 2
|―|―|●| 3
|―|―|○| 4
|●|―|―| 5
×―|―|―| 6
  3f

これも「C」です。こういう形もあります。3フレットセーハの形ですね。  
4〜2弦は薬指や小指でセーハするか、4弦から順に中指・薬指・小指と押さえるかです。

これはギター的なヴォイシング(音の積み重なり方)になる押さえ方です。ギター的っていうのは追々話します。
低い方からド・ソ・ド・ミ・ソですね。五線譜上では、低い方は間が抜け、高い方がダンゴになります。書いてみると案外幅広いんです。

あ、前回も書いてみてと書きましたが、今回も書いてみてくださいね。
書いてみて何になるかというと……初見能力がアップします。

“どういう音の積み重なり方の時にどんな押さえ方が可能か”

というのが掴めてきます。これにより、楽譜を見たときパッと見た感じで大体どんな押さえか想像がつくわけです。
僕がそれなりの速さで初見で弾いてみせたりしていますが、ソレが可能な理由の1つはこの能力によります。
僕の場合は、タブ譜をバリバリ使用していたエレキ時代、タブ譜は間違えていることが結構あることに気づいて、タブ譜だけじゃなく五線譜も見て音を確認しているうちに「慣れ」でパターンを掴みました。でも書いたらより早く身につくんではないかと思う。

ちなみにこの押さえ、僕は今でも苦手です。クラシックギターでは4〜2弦はセーハせず中指・薬指・小指を使用していますが、そうすると1弦の押さえがちょいと甘くなることが多くて……。
次もCです。Cで5つの型を紹介します。

型?

|―|―|―|●| 1弦
|○|―|―|―| 2
|○|―|―|―| 3
|○|―|―|―| 4
|―|―|○|―| 5
|―|―|―|●| 6
  5f

この型は難しいですね。押さえにくい。弾き語りでは普通オープンコードの「G」でしか使わない型ですが、クラシックだと「G」以外でも結構出てきたりします。●が8フレットで、薬指で6弦8フレット、中指で5弦7フレット、人差し指で4〜2弦5フレットをセーハ、小指で1弦8フレットです。

この型はのヴォイシングは、低い方からド・ミ・ソ・ド・ミ・ドです。五線譜で書くと、低い方はダンゴができて一番高い音が急に飛び出します。
この次に紹介する型と最低音(6弦のド)・最高音(1弦のド)が同じですが、その間に挟まれた中の音の並びが違うため、響きが異なってきます。クラシックでこの型が使われるときは、おそらく「この型の響きの方がいい!」ってことで作曲者は選んでるんでしょう。弾くほうにとってはいい迷惑です。

この型ですけど、オープンの「G」を押さえることが出来ない人には超難関になるんではないでしょうか。あ、「G」はこれ↓です。

|―|―|●| 1弦
○―|―|―| 2
○―|―|―| 3
○―|―|―| 4
|―|○|―| 5
|―|―|●| 6
0f

4〜2弦は開放。ちょっと先の話っていうか飛んだ話になりますが、開放弦は“いつでもオートでセーハしてくれている”と考えてもらっていいでしょう。
今ね、型?と?をまとめて書き込んだんですよ。
クリックしたら「サーバーが見つかりません」でした。
ふぅ……かなりてきとーになりますがもう1度。

まず型?の訂正。3弦も●です。

では型?

|●|―|―| 1弦
|○|―|―| 2
|―|○|―| 3
|―|―|●| 4
|―|―|○| 5
|●|―|―| 6
  8f


みなさんご存知「F」の押さえ方です。これを8フレットセーハでやると「C」です。ちなみに0フレットでやると「E」です。
これはもう慣れですね。慣れ。鳴れ!っていいながら練習してください。

音の並びは低い方からド・ソ・ド・ミ・ソ・ドです。
五線譜にかくと、下が飛び飛びで真ん中ちょい上がダンゴでその上がまた飛ぶ。
型?とは最低音・最高音が同じで間が違うといいました。この並びの違いによって、たとえば僕のイメージで言うと……型?がちょっと退く感じ。落ち着く感じです。型?はちょっと前に出る感じ。万能な感じです。


型?

|―|―|○|―| 1弦
|―|―|―|●| 2
|―|―|○|―| 3
|●|―|―|―| 4
×―|―|―|―| 5
×―|―|―|―| 6
  10f

これは4弦の●が開放になる位置までずらすと「D」です。知ってるでしょ?
中指・薬指・小指がこんがらがりそうになるけど、しっかり立てて押さえればイケます。

これは低い方からド・ソ・ド・ミです。
五線譜に書きましょう。


ここで、五線譜にちゃんと書いてみた諸君に朗報。
それぞれの型の高い方の3音。1〜3弦の音の部分に注目して、ついでに覚えましょう。たとえばこの型?だとソ・ド・ミですけど、この下がちょっとだけ飛んで上がダンゴって積み重なり方。適当に手持ちの楽譜を見てください。和音がでてくる曲ね。でてきませんか?これはクラシックでもよく出てくる積み重なり方です。

型?の高音弦……ソ・ド・ミ
これは?と同じですね。下がちょいと飛んで上がダンゴ

型?の高音弦……ド・ミ・ソ
ダンゴのやつです。高い方の音で3連ダンゴがでてきたら、この型の1〜3弦の押さえ方か、これに近い押さえですよ。近い押さえって、具体的に言えば2弦が1フレット下がります。
↓です。

|○|―|―| 1弦
|―|○|―| 2
|―|―|●| 3

型?の高音弦……ド・ミ・ド
下がダンゴで、上が結構飛んでるヤツ。例えば、レ・ファ♯・レとかがよく出ます。

型?の高音弦……ミ・ソ・ド
下がタンゴで上がそれなりに飛んでるやつ。これもよくでます。

型?は?と同じですね。

こういうのに慣れてると、楽譜をみてすぐに押さえがわかる一要素になります。


さて、気がついたでしょうか?

C=ド
D=レ
E=ミ
F=ファ
G=ソ
A=ラ
B=シ

これの意味。5つの型を全部「C」で紹介してきました。
●=ドです。そして「C」です。わかりますか?
●を他の音になるように、型全体をずらすと……てことです。
これで潜在的にどのコードの押さえ方も知っていることになります!

次からは仕組みをちょっと説明していきますね。
それがわかれば「m」とか「7」とか「add9」とかそういうのもわかるようになります。
とりあえず5つ全部押さえれるように!では。
あ、放置してた……

そろそろ再開します!けど、押さえれるようになりましたか?
『まず大事なのは、3番目』

では理屈編に参りましょう。

タイトルどおり、3番目の音についてです。

「3番目の音」というのは、ある1音を1番目とし、「高い方に向かって数えて3番目にある音」です。

例えば、ドを1番目の音とすると……ド、レ、ミ←これ。

五線譜では、

線の上にある音の場合、一本上の線の音
間(空白のとこ)にある音の場合、一つ上の間の音

が、それぞれ3番目の音にあります。

一通りの組み合わせは以下

ド・ミ
レ・ファ
ミ・ソ
ファ・ラ
ソ・シ
ラ・ド
シ・ファ

左の音を1番目とした場合、右の音がその3番目の音にあたります。

これの簡単な覚え方があります。音階を一つ飛ばしにしただけですが、

「ドミソシレファラ」

試しに一つ音を選んで、そのすぐ後ろにくる音を見てください。

ミの後ろはソ。レの後ろはファ。ちなみにラの後はまたドです。ドミソシレファラドミソシレファラドミ……という。

どうですか?上記の「一通りの組み合わせ」どおりになりますよね。


さて、この3番目の音、何が大事かといいますと。

一応用語では「三度」と呼ぶんですが、和音においてこの三度というのは和音のカラーを決定付ける役割を持っているのです。

試しに、簡単な「D」でやってみましょう。


|―|○|―| 1弦
|―|―|●| 2
|―|○|―| 3
●―|―|―| 4
|―|―|―| 5
|―|―|―| 6
0f

低い方から、レ・ラ・レ・♯ファ です。

さっきの組み合わせを見ると、レの三度はファ。
ここではファのシャープになってます。

このファを、さっきの組み合わせどおりナチュラルのファにしてみましょう。


|○|―|―|―| 1弦
|―|―|●|―| 2
|―|○|―|―| 3
●―|―|―|―| 4
|―|―|―|―| 5
|―|―|―|―| 6
0f

こういう形になります。どうですか?響きがだいぶ変わったでしょう。

これが「三度」の持つ力です。一般的に、「明るい⇔暗い」を分ける役割を持っているといわれているように思います。

コード名は、最初のが「D」で、次のが「Dm」です。
読み方は「ディー」と「ディー・マイナー」。
「ディー」を正しく(?)言うと「ディーメジャー」です。

「m」が付くか付かないか、つまりメジャーとマイナーを区別するのは、この三度にかかっています。


三度には長三度と短三度という2種類があります。
英語でいうとMajor 3rdとMinor 3rdなんですが、どこが違うかというと……

これは「インターヴァルの差」です。インターヴァルっていうのは音程間の距離といったらいいでしょうか。

レとファ。レと♯ファ。この二つの音の距離は、半音違います。

ギターを持つとわかりやすいですよ。

例えば、

・レとファ
4弦開放のレから、ファのナチュラルまでは、0フレット〜3フレットという距離。半音3つ(1音半)の距離です。

・レと♯ファ
4弦開放のレからファのシャープまでは、0フレット〜4フレットという距離。半音4つ(2音)の距離です。


この半音の差。これが長三度と短三度の違い。

長三度は、1番目の音から2音分の距離がある音。
短三度は、1番目の音から1音半分の距離がある音。

これちょっとわかりにくかったら飛ばしていいですよ。

図で見てみましょう。

|―|―|○|―| 1弦
|―|―|―|●| 2
|―|―|○|―| 3
|●|―|―|―| 4
|―|―|―|―| 5
|―|―|―|―| 6

この●が1番目の音です。3番目の音、つまり三度は、一番目の音の一つ高い方の弦、図で見て左斜め上にあります。ギターの構造上、一つの例外を除いて必ず左斜め上にあります。例外はあとで説明します。

上の図のように、3番目の音(三度)が文字通り左斜め上にある場合、明るい響きになります。つまり、メジャーコード。「m」のつかないコードです。

他の型で見てみますと、

型?

○―|―|―| 1弦
|●|―|―| 2
○―|―|―| 3
|―|○|―| 4
|―|―|●| 5
×―|―|―| 6
0f

●の文字通り左斜め上に音がありますね。このコードは「C」です。●が「ド」で、その左斜め上にある音は「ミ」です。

型?

|●|―|―| 1弦
|○|―|―| 2
|―|○|―| 3
|―|―|●| 4
|―|―|○| 5
|●|―|―| 6
  8f

●がいっぱいありますが、4弦の●の左斜め上に音があります。明るい響きですよね。
図では8フレットセーハですが、例えば1フレットセーハに移動してみましょう。Fのコードです。
4弦3フレットのファの左上、3弦2フレットの音はなんでしょう?「ラ」ですね。

型?

|―|―|●| 1弦
○―|―|―| 2
○―|―|―| 3
○―|―|―| 4
|―|○|―| 5
|―|―|●| 6

これも●の左上に音があります。明るい響き。


では例外。

型?

|○|―|―| 1弦
|―|―|○| 2
|―|―|●| 3
|―|―|○| 4
|●|―|―| 5
×―|―|―| 6
  3f

●の真上に○があります。
これが、ギターの構造で起きるの例外。
チューニングをする時2弦だけ3弦の4フレットと合わせますよね?つまり2弦だけずれてるんです。

まあ例外といってもこの型?の場合だけですから、すぐ覚えられますよね。



今まで見てきたのは全部「明るい響き」です。

では「暗い響き」の場合どう押さえるか?


2つ、汎用性の高い型があるので、それで見てみます。

型? マイナーヴァージョン

|●|―|―| 1弦
|○|―|―| 2
|○|―|―| 3
|―|―|●| 4
|―|―|○| 5
|●|―|―| 6
8f


型? マイナーヴァージョン

|○|―|―| 1弦
|―|○|―| 2
|―|―|●| 3
|―|―|○| 4
|●|―|―| 5
×―|―|―| 6
3f

どうでしょう。暗くないですか?●の左上はどうなってるでしょう?

上のやつは、文字通り左上ではなくなっています。1フレット下がりました。

下のやつは文字通り左上になってますが、さっきの例外を思い出してください。その例外と比べると、やはり1フレット下がります。

この型?と?はぜひ覚えましょう。

最初に紹介した型どおりだと、メジャーコードです。

型?の3弦を1フレット下げると、マイナーコード
型?の2弦を1フレット下げると、マイナーコード

くどいですが、もう一度図で。

型? メジャー

|●|―|―| 1弦
|○|―|―| 2
|―|○|―| 3
|―|―|●| 4
|―|―|○| 5
|●|―|―| 6

   ↓ 

型? マイナー

|●|―|―| 1弦
|○|―|―| 2
|○|―|―| 3
|―|―|●| 4
|―|―|○| 5
|●|―|―| 6



型? メジャー

|○|―|―| 1弦
|―|―|○| 2
|―|―|●| 3
|―|―|○| 4
|●|―|―| 5
×―|―|―| 6

   ↓

型? マイナー

型?

|○|―|―| 1弦
|―|○|―| 2
|―|―|●| 3
|―|―|○| 4
|●|―|―| 5
×―|―|―| 6


賢い諸君なら気づくはず。

「これで全てのメジャーコードとマイナーコード(「m」がつくやつ)を押さえられる、ということになる!」

だってほら、あとはもう型ごとズラすだけですから。


試しに以下のコード進行を弾いてみましょう!

ためし1

|C|F|G|C|
|Cm|Fm|Gm|Cm|

(縦線は小節線、のつもり)

ヒントっていうかほぼ答え:Cは型?、FとGは型?


ためし2

|C|Am|Dm|G|

ヒント:CとDmは型?、GとAmは型?.もっと簡単に弾けるけど、まああえてこれで。
簡単なのは、Dmを型?、Amを型?

ためし3

|E|E|C♯m|C♯m|G♯m|G♯m|A|A| 
|E|E|C♯m|C♯m|G♯m|G♯m|F♯m|B B♭|
                 
|A|A|G♯m|C♯m|F♯m|G♯m|A|B|

|E|B|C♯m|C♯m|A|B|E|E|
|E|B|C♯m|C♯m|A|B|A|A|

1曲弾いてみましょう。全コード、型?か?です。
つまり、Eならミの所に●がくるように、C♯ならドのシャープに●がくるように……という風に型をずらす。メジャーなら型のまま。マイナーなら3弦か2弦を半音下の音にして。

わからなければ質問いくらでもどうぞ。
ちなみにこのコード進行、Lost In Time の『告白』という曲の1番です。
訂正。

一通りの組み合わせのところ……

シ・ファ って書いちゃってますが、

正しくは シ・レ です。ごめん。
【『7』という支配者】

さて、理屈編その2です。

弾き語りなどするときに、スコアでよく見る記号を説明して言ってるわけですが、前回は『m』についてでした。

質問がないということは、みなさん理解済みということでいいですね。


今回は『7』についてです。「セヴン」あるいは「セヴンス」と読めば結構です。僕はセヴンスといっています。

前回、3番目の音がどうのこうのと説明していますから、この7という数字が7番目の音のことだと察しがつくかと思います。

そしてそれをわざわざ書き表すということは、7番目の音を足すのだということに思い及ぶでしょう。

そう、7番目の音を足せ、ということなのです。例えば「C7」と書いてあれば、コード「C」の構成音であるド・ミ・ソ
にドから高い方に数えて7番目の音を足せということなのです。

では7番目の音とは?

ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ

ドを1番目として数えますと、7番目の音はシです。

ですから、「C7」はド・ミ・ソにシをプラスするというわけです。

と、ここで質問がでるかと思うので、先に答えておきましょう。

コードブックを見ていると、「7」というのと「M7(あるいは△7)」という2種類の「7」があります。
この2種は確かに7番目の音を足すコードを表しているのですが、実は全くの別物です。

それを以下に説明していきます。ここからが今回の要チェックポイントです。

まず、「M7」について。これは「メジャーセヴンス」といいます。例えばCM7とあれば、「Cメジャーセヴンス」といい、このコードの構成音は「ド・ミ・ソ・シ」となります。
この「メジャーセヴンス」の「メジャー」というのは、前回説明したコードそのものの明暗を分ける「3番目の音」に関するものではありません。
「7番目の音がメジャー」だという意味の「メジャーセヴンス」なのです。これだけだとちょっとややこしいですね。

「7番目の音がメジャー」ということは、「7番目の音がマイナー」というのもある……正確にいうと違うのですが、そういうことなのです。7番目の音は2種類あるということです。

まずメジャーセヴンスを弾いてみましょう。


CM7


○―|―|―| 1弦
○―|―|―| 2
○―|―|―| 3
|―|○|―| 4
|―|―|●| 5
×―|―|―| 6
0f

これです。わかりますか?「ド・ミ・ソ・シ」です。
7番目の音がメジャーだと、以上のようになります。

では、もう1つの7番目の音だとどこが変わるのでしょうか?


C7


○―|―|―| 1弦
|●|―|―| 2
|―|―|○| 3
|―|○|―| 4
|―|―|●| 5
×―|―|―| 6
0f

こちらがもうひとつの7番目、メジャーではないセヴンスです。

構成音を見てみましょう。低い方から「ド・ミ・ソ・♭シ」ですね。

この「♭シ」です。メジャーセヴンスだと「ナチュラルのシ」ですが、ただのセヴンスは「フラットのシ」なのです。

たった半音の違い。それだけなのですが、とても大事な部分です。

CM7とC7、両方弾いてみましたか?響きが全然違うのがわかってもらえるはずです。

ためしに

|CM7 |F  |CM7 |F | 繰り返し

というのと、

|F  |G  |C  |C7 | 繰り返し

というコード進行を弾いてみてください。

上の方は、CM7のところで落ち着く感じしませんか?この2つのコードだけでオシャレなBGMが作れそうです。

そして下の方はC7のところで展開する感じ、次のコードにいきたくなる感じがしませんか?C7の後にFを弾くとなんかいい感じがするはずです。弾き語りによくでてくるような雰囲気ですよね。

次に続きます。
続き

今回のタイトルは【『7』という支配者】ですから、7についての説明に戻りますね。

7番目の音2種のうち、低い方が『7』です。

ドレミファソラシドで言えば、シのフラット。

1番目の音=8番目の音ですから、1番目の音の1音下が「7」にあたると考えればわかりやすいですね。

「M7」は1番目の音の半音下ということですよ。

上のC7、CM7で確認してみてくださいね。

他のコードにかえてもわかりますか?

例えばG7の構成音は何でしょう?


正解は「ソ・シ・レ・ファ」です。ソの1音下の音がソのセヴンスですからね。♯ファにしてしまうと「GM7」になります。


まあ押さえ方の法則で覚えてしまった方が早いでしょうね。

G7で見て行きましょう。


G7 型4

|●|―|―| 1弦
|○|―|―| 2
|―|○|―| 3
|○|―|―| 4
|―|―|○| 5
|●|―|―| 6
3f



G7 型2


|○|―|―| 1弦
|―|―|○| 2
|○|―|―| 3
|―|―|○| 4
|●|―|―| 5
×―|―|―| 6
9f


G7 型3

|○|―|―| 1弦
○―|―|―| 2
○―|―|―| 3
○―|―|―| 4
|―|○|―| 5
×―|―|●| 6
0f


G7 型1


×―|―|―| 1弦
|●|―|―| 2
|―|―|○| 3
|―|○|―| 4
|―|―|●| 5
×―|―|―| 6
6f


G7 型5


|―|―|○| 1弦
|―|○|―| 2
|―|―|○| 3
|●|―|―| 4
|―|―|―| 5
×―|―|―| 6
4f


え〜っと、大体わかりますかね?どこがどう変わったか。

特に上のふたつだけわかりやすくしておきましょう。




|●|―|―| 1弦
|○|―|―| 2
|―|○|―| 3
|―|―|●| 4
|―|―|○| 5
|●|―|―| 6
3f

  ↓↓↓

G7

|●|―|―| 1弦
|○|―|―| 2
|―|○|―| 3
|○|―|―| 4
|―|―|○| 5
|●|―|―| 6
3f


もういっちょG

|○|―|―| 1弦
|―|―|○| 2
|―|―|●| 3
|―|―|○| 4
|●|―|―| 5
×―|―|―| 6
9f

 ↓↓↓

G7


|○|―|―| 1弦
|―|―|○| 2
|○|―|―| 3
|―|―|○| 4
|●|―|―| 5
×―|―|―| 6
9f




あとはこれをずらせば、7のでてくる曲の弾き語りもできるようになったというわけです。


ごめん、適当だけど今日はここまで
G7の型2.3のフレット数は違うっすよね??僕の勘違いですか??
やっと全部できたー。
次お願いしまーす。
G7の型1のフレット数が違うね。もう1f上が正解。


さて、これまでで、「メジャー」「マイナー」「セブンス」という重要事項をざっとやってきました。ちゃんと把握できますでしょうか。こういうのは、自分で理解する努力をしっかりとしておいたほうが、後々よろしいかと思うのでしっかり把握してください。

次は、そうですねー「dim」をやりましょう。

さてさて、「dim」について書いていきましょう。

dimとはdiminishedのことで、diminishは「減らす」という意味です。
音楽において「減らす」といえば「減音程」です。

減音程というのは、適当に言えば、短音程の半音下、完全音程の半音下の音程のこと。

なんのこっちゃという人は、勉強してください。


とりあえず進みましょう。dimの特徴は、なんといってもその構成。
たとえばGdimの場合、ソ・♭シ・♭レ・♭ファ(=ミ)で、順に弾いてみると解りますが、各音の間が全て1音半になっています。

こういう構成のため、このコードの構成音のどこルートにとってもdimコードになります。

Gdim=♭Bdim=♭Ddim=Edim

押さえ方は、よく使うのは3種類



Gdim

|―|○| 1弦
|○|―| 2
|―|○| 3
|●|―| 4
×―|―| 5
×―|―| 6

●が4弦5フレット



×―|―|―| 1弦
|―|―|○| 2
|○|―|―| 3
|―|―|○| 4
|―|●|―| 5
×―|―|―| 6

●が5弦10フレット



×―|―|―| 1弦
|○|―|―| 2
|―|○|―| 3
|○|―|―| 4
×―|―|―| 5
|―|●|―| 6

●が6弦3フレット


これらが普通に使うフォーム。全部Gdimですが、これらを同じ形のまま1音半(3フレット)ずつずらせば、Gdim=♭Bdim=♭Ddim=Edimとなります。

ちなみに、5度圏をしっている人は、5度圏を書いて、ソ・♭シ・♭レ・♭ファ(=ミ)を結んでみてください。四角形ができますね?ではソの隣の音(レ)から一音半ずつのdimの構成音を結んでください。レ・ファ・♭ラ・♭ド(=シ)。
また四角形が。そしてレの隣の音(ラ)から同じようにすると、また四角形ができ、3つの四角形が現れます。余った音はなし。つまり、dimコードというのは実質全3種類だということです。

ちょっと不親切ですが、とりあえずここまで。

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