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ちりめん山椒(連歌 俳諧 連句)コミュの歌仙『新緑』の巻

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変化のための付け方の研究:実践編

  歌仙『新緑』の巻

発句候補
 紫陽花へ水車の飛沫かかりをり     神奈川、栢 水神社
 鉄橋や新緑つなぐ電車ゆく
 落梅のあの世この世の境なし
 水草に新緑の照り生まれけり
 郭公の声の透け行く森にをり
               ゆうゆさん

参加表明
 一句選ぶことで参加表明とします。

発句  鉄橋や新緑つなぐ電車ゆく  百

要領
本歌仙では、特に【執中の法】を実践しながら理解することを眼目とします。
あらためて箇条書きするといかついですが、その他の作法は余情付けを除き、
今までに既出の基本中の基本のもので、目新しいものではありません。

○俳諧は上下取り合わせて歌一首と心得べし。

○春秋五去りにて三より五に及び、夏冬二去りにして一より
 三に至る。花は折りに一つ。月は面に一つにて、五去り。
 その他は臨機応変の沙汰(芭蕉流準拠)。

○歌仙一巻で同じような趣向の句は再出しない。

○前句の情を引來るを嫌ふ。ただ前句は是いかなる場、いかなる人と、其事・
 其位を能く見定め、(前句にない観点を選び)、前句をつきはなして附べし。

◎執中の法 前句に対して付くべき物(趣向)は、一字二字三字のものでよく
 あとは付け足しである。このレベルで変化を大きくとらえていけばよい。

○余情付け 前句の余情と同じ響き、匂い、位の意味内容的にあまり関係ない
 句を付ける。

○見立て ある物を別の物になぞらえる。
 見立て替え(取り成し) ある見立てをちゃらにし違う見立てをする。

○付句で避けるべき作法
 ●前句の一部の言葉や言葉尻をとらえ、前句とはそれ以外関係のないことを詠む。
  結果、二句一連で支離滅裂、意味が通らない。しかもこれが芭蕉門の余情付け、
  匂い付けだと大いなる勘違いをしている。
 ●付け過ぎは初心者だと言われるので、はじめからまったく前句と関係のないこ
  とを詠みベテランのふりをする。支離滅裂の無心所着歌。
 ●前句に引きずられ単なる前句の説明、言い換え。これを昔から前句の噂(うわ
  さ)、前句の断(ことはり)と呼び嫌う。

チャペル
※ この歌仙での作法、式目、付け筋などの質疑、議論などうだうだ系はこちらに
  カキコしましょう。
  http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=42601998&comm_id=1303056
※ 変化のための付け方の研究:理論編
  http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=41987120&comm_id=1303056
  (執中の法は、No.63あたり)

付け順
初折
1234月678901234月6花8
ABCDBADCABCDBADCBD
名残折
123456789月123456花8
ACDBCABDACDBCABDAC


写真提供は<a href="http://photozou.jp/photo/top">フォト蔵さん</a>

コメント(79)

十六  敷石の上青蛙跳ぶ      波
十六  禅寺の庭足るを知るのみ   波
青波さん、素晴らしいexclamation
夏の正花ははじめてかもムード

十五  お茶ばかり飲んでは通ふ厠にて      蘭
十六    敷石の上青蛙跳ぶ           波   夏
十七  それぞれがそれぞれの余花みつけたり   線   夏花
十八  蘭
発句  鉄橋や新緑つなぐ電車ゆく      百   夏
脇     追ひつづけやう僕の箱庭    鉄線   夏
第三  小さきより知識の海に漕ぎだして  青波
四     すっくと立ちて迷ふだいどこ  春蘭
五   砂糖壷塩壷月の光受け        線   秋月
六     ビルの屋上さつま芋掘る     百   秋

七   ひと畝に雅びとどめむ隠君子     蘭   秋
八     人間にあり香気漂う       波
九   婚約の記念の新車ハイブリット    百   恋
十     秘密のナンバーXYZ      線   恋
十一  偲び逢う二人が向かう先は此処    波   恋
十二    喧嘩の次第父に糺さる      蘭
十三  冬の雷遠ざかるほど効くらしい    線   冬
十四    月の出遅く狐火の丘       百   冬月
十五  お茶ばかり飲んでは通ふ厠にて    蘭
十六    敷石の上青蛙跳ぶ        波   夏
十七  それぞれがそれぞれの余花みつけたり 線   夏花
十八    趣味の晩学こころうらゝか    蘭   春 
ナオ
一   百
二   波
三   蘭
四   線
五   波
六   百
七   線
八   蘭  (月)
九   百
十   波
十一  蘭   
十二  線 
ナウ
十三   波
十四   百
十五   線
十六   蘭
十七   百  (花)
十八   波

万葉植物園にてw
  二   うつらうつらと春の夢見る  波
  二   花過ぎる頃カメラ携え    波     カメラ
発句  鉄橋や新緑つなぐ電車ゆく      百   夏
脇     追ひつづけやう僕の箱庭    鉄線   夏
第三  小さきより知識の海に漕ぎだして  青波
四     すっくと立ちて迷ふだいどこ  春蘭
五   砂糖壷塩壷月の光受け        線   秋月
六     ビルの屋上さつま芋掘る     百   秋

七   ひと畝に雅びとどめむ隠君子     蘭   秋
八     人間にあり香気漂う       波
九   婚約の記念の新車ハイブリット    百   恋
十     秘密のナンバーXYZ      線   恋
十一  偲び逢う二人が向かう先は此処    波   恋
十二    喧嘩の次第父に糺さる      蘭
十三  冬の雷遠ざかるほど効くらしい    線   冬
十四    月の出遅く狐火の丘       百   冬月
十五  お茶ばかり飲んでは通ふ厠にて    蘭
十六    敷石の上青蛙跳ぶ        波   夏
十七  それぞれがそれぞれの余花みつけたり 線   夏花
十八    趣味の晩学こころうらゝか    蘭   春 
ナオ
一   蜃気楼でるかも知れず富山湾     百   春
二     うつらうつらと春の夢見る    波   春
三   今にしておもへば恥もなつかしく   蘭   
四 線

うつらうつらは、うとうと/ぼんやりと(空ら) と まのあたりはっきり
と(現ら)の二系統の言葉があるようですね。前者だと打越のうららかと気
分が若干似てますので、後者の解釈で選びました。花過ぎるは、もろ大打越
の余花とかぶり選の外ウインク
三   今にしておもへば恥もなつかしく     蘭   
四     ルビ美しき原稿を読む        線
五   波
五  国会の議員答弁よどみなく   波
五  国会の首相答弁よどみなく   波


六  百
>五  国会の首相答弁よどみなく   波

傑作! わーい(嬉しい顔)
七   ただしイケメンにかぎると落ちがつき   線    
八   蘭  (月)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/20/news029.html
阿修羅展を観てきました。ものすごい混雑あせあせ(飛び散る汗)

発句  鉄橋や新緑つなぐ電車ゆく      百   夏
脇     追ひつづけやう僕の箱庭    鉄線   夏
第三  小さきより知識の海に漕ぎだして  青波
四     すっくと立ちて迷ふだいどこ  春蘭
五   砂糖壷塩壷月の光受け        線   秋月
六     ビルの屋上さつま芋掘る     百   秋

七   ひと畝に雅びとどめむ隠君子     蘭   秋
八     人間にあり香気漂う       波
九   婚約の記念の新車ハイブリット    百   恋
十     秘密のナンバーXYZ      線   恋
十一  偲び逢う二人が向かう先は此処    波   恋
十二    喧嘩の次第父に糺さる      蘭
十三  冬の雷遠ざかるほど効くらしい    線   冬
十四    月の出遅く狐火の丘       百   冬月
十五  お茶ばかり飲んでは通ふ厠にて    蘭
十六    敷石の上青蛙跳ぶ        波   夏
十七  それぞれがそれぞれの余花みつけたり 線   夏花
十八    趣味の晩学こころうらゝか    蘭   春 
ナオ
一   蜃気楼でるかも知れず富山湾     百   春
二     うつらうつらと春の夢見る    波   春
三   今にしておもへば恥もなつかしく   蘭
四     ルビ美しき原稿を読む      線
五   国会の首相答弁よどみなく      波
六     音羽の滝の瀬を早やむらん    百   夏
七   ただしイケメンにかぎると落ちがつき 線    
八     仲人好きが月の奔走       蘭   秋月恋
九   百
十   波
十一  蘭   
十二  線 
ナウ
十三   波
十四   百
十五   線
十六   蘭
十七   百  (花)
十八   波

胴切りのイケメンは、民主党のこと駆り出された候補者たちですね。
たしかにイケメンだけではいけめえw
とりあえず。

発句  鉄橋や新緑つなぐ電車ゆく      百   夏
脇     追ひつづけやう僕の箱庭    鉄線   夏
第三  小さきより知識の海に漕ぎだして  青波
四     すっくと立ちて迷ふだいどこ  春蘭
五   砂糖壷塩壷月の光受け        線   秋月
六     ビルの屋上さつま芋掘る     百   秋

七   ひと畝に雅びとどめむ隠君子     蘭   秋
八     人間にあり香気漂う       波
九   婚約の記念の新車ハイブリット    百   恋
十     秘密のナンバーXYZ      線   恋
十一  偲び逢う二人が向かう先は此処    波   恋
十二    喧嘩の次第父に糺さる      蘭
十三  冬の雷遠ざかるほど効くらしい    線   冬
十四    月の出遅く狐火の丘       百   冬月
十五  お茶ばかり飲んでは通ふ厠にて    蘭
十六    敷石の上青蛙跳ぶ        波   夏
十七  それぞれがそれぞれの余花みつけたり 線   夏花
十八    趣味の晩学こころうらゝか    蘭   春 
ナオ
一   蜃気楼でるかも知れず富山湾     百   春
二     うつらうつらと春の夢見る    波   春
三   今にしておもへば恥もなつかしく   蘭
四     ルビ美しき原稿を読む      線
五   国会の首相答弁よどみなく      波
六     音羽の滝の瀬を早やむらん    百   夏
七   ただしイケメンにかぎると落ちがつき 線   恋    
八     仲人好きが月の奔走       蘭   秋月恋
九   百
十   波
十一  蘭   
十二  線 
ナウ
十三   波
十四   百
十五   線
十六   蘭
十七   百  (花)
十八   波
 本日旧友達と山登りに行きます。
帰宅後、句をつけます。よろしくお願いします。
八    仲人好きが月の奔走       蘭  秋月恋
九  連句好き紅葉マークをとっぱらい   百  秋

十    秋寒の朝乗馬練習        波  秋
十    新米を刈る手伝いをする     波  秋

             「紅葉マークをとっぱらい」→「若い人には負けずに」「若い気持ちで」と解釈

十一   蘭       
発句  鉄橋や新緑つなぐ電車ゆく      百   夏
脇     追ひつづけやう僕の箱庭    鉄線   夏
第三  小さきより知識の海に漕ぎだして  青波
四     すっくと立ちて迷ふだいどこ  春蘭
五   砂糖壷塩壷月の光受け        線   秋月
六     ビルの屋上さつま芋掘る     百   秋

七   ひと畝に雅びとどめむ隠君子     蘭   秋
八     人間にあり香気漂う       波
九   婚約の記念の新車ハイブリット    百   恋
十     秘密のナンバーXYZ      線   恋
十一  偲び逢う二人が向かう先は此処    波   恋
十二    喧嘩の次第父に糺さる      蘭
十三  冬の雷遠ざかるほど効くらしい    線   冬
十四    月の出遅く狐火の丘       百   冬月
十五  お茶ばかり飲んでは通ふ厠にて    蘭
十六    敷石の上青蛙跳ぶ        波   夏
十七  それぞれがそれぞれの余花みつけたり 線   夏花
十八    趣味の晩学こころうらゝか    蘭   春 
ナオ                              
一   蜃気楼でるかも知れず富山湾     百   春
二     うつらうつらと春の夢見る    波   春
三   今にしておもへば恥もなつかしく   蘭
四     ルビ美しき原稿を読む      線
五   国会の首相答弁よどみなく      波
六     音羽の滝の瀬を早やむらん    百   夏
七   ただしイケメンにかぎると落ちがつき 線   恋
八     仲人好きが月の奔走       蘭   秋月恋      
九   連句好き紅葉マークをとっぱらい   百   秋
十    新米を刈る手伝いをする      波   秋
十一  ほのぼのと明けくる空に星溶けて   蘭   
十二   線 
ナウ
十三   波
十四   百
十五   線
十六   蘭
十七   百  (花)
十八   波

>「紅葉マークをとっぱらい」→「若い人には負けずに」「若い気持ちで」と解釈
たしかに、字面通りの違法行為を詠んだのではなく、もともと比喩として詠んだ
のでしょうね。
十     新米を刈る手伝いをする       波   秋
十一  ほのぼのと明けくる空に星溶けて     蘭 
十二    墓のかはりの小石探さむ      線 
ナウ
十三   波

十三 故里を偲びつ此処で没せりと   波
十三 異郷の地身過ぎ世過ぎの難しく  波
十三 人の語を良く理解せし愛犬の   波

十四  百
十四   目は口ほどにものを言うなり
     目は口ほどにものを言いけり
     目は口ほどにものを言うかな  とか 75を77にしましょうか。
十三  人の語を良く理解せし愛犬の       波
十四    目は口ほどにものを言うなり     百
十五  世の中は「さはらぬ神」のうようよと   線
十六   蘭

発句  鉄橋や新緑つなぐ電車ゆく      百   夏
脇     追ひつづけやう僕の箱庭    鉄線   夏
第三  小さきより知識の海に漕ぎだして  青波
四     すっくと立ちて迷ふだいどこ  春蘭
五   砂糖壷塩壷月の光受け        線   秋月
六     ビルの屋上さつま芋掘る     百   秋

七   ひと畝に雅びとどめむ隠君子     蘭   秋
八     人間にあり香気漂う       波
九   婚約の記念の新車ハイブリット    百   恋
十     秘密のナンバーXYZ      線   恋
十一  偲び逢う二人が向かう先は此処    波   恋
十二    喧嘩の次第父に糺さる      蘭
十三  冬の雷遠ざかるほど効くらしい    線   冬
十四    月の出遅く狐火の丘       百   冬月
十五  お茶ばかり飲んでは通ふ厠にて    蘭
十六    敷石の上青蛙跳ぶ        波   夏
十七  それぞれがそれぞれの余花みつけたり 線   夏花
十八    趣味の晩学こころうらゝか    蘭   春 
ナオ                              
一   蜃気楼でるかも知れず富山湾     百   春
二     うつらうつらと春の夢見る    波   春
三   今にしておもへば恥もなつかしく   蘭
四     ルビ美しき原稿を読む      線
五   国会の首相答弁よどみなく      波
六     音羽の滝の瀬を早やむらん    百   夏
七   ただしイケメンにかぎると落ちがつき 線   恋
八     仲人好きが月の奔走       蘭   秋月恋      
九   連句好き紅葉マークをとっぱらい   百   秋
十     新米を刈る手伝いをする     波   秋
十一  ほのぼのと明けくる空に星溶けて   蘭
十二    墓のかはりの小石探さむ     線
ナウ
十三  人の語を良く理解せし愛犬の     波
十四    目は口ほどにものを言うなり   百
十五  世の中は「さはらぬ神」のうようよと 線
十六    ひとり静かに酒はやるべし    蘭
十七   百  (花)
十八   波

まだ酒呑んでないですよね。居酒屋なんかで群れて呑むのは苦手です。
うるさくてw
十八   我が胸の中春の風満つ  波
満尾おめでとうございます。
私が思うよい歌仙の観点から見てもベリーグー、ちりめん山椒
としては新機軸!と自画自賛しています。わーい(嬉しい顔)
この調子でさらに上をめざして参りましょう。どうもありがと
うございました。


      歌仙『新緑』の巻
                   2009.5.15〜5.25

発句  鉄橋や新緑つなぐ電車ゆく      百   夏
脇     追ひつづけやう僕の箱庭    鉄線   夏
第三  小さきより知識の海に漕ぎだして  青波
四     すっくと立ちて迷ふだいどこ  春蘭
五   砂糖壷塩壷月の光受け        線   秋月
六     ビルの屋上さつま芋掘る     百   秋

七   ひと畝に雅びとどめむ隠君子     蘭   秋
八     人間にあり香気漂う       波
九   婚約の記念の新車ハイブリット    百   恋
十     秘密のナンバーXYZ      線   恋
十一  偲び逢う二人が向かう先は此処    波   恋
十二    喧嘩の次第父に糺さる      蘭
十三  冬の雷遠ざかるほど効くらしい    線   冬
十四    月の出遅く狐火の丘       百   冬月
十五  お茶ばかり飲んでは通ふ厠にて    蘭
十六    敷石の上青蛙跳ぶ        波   夏
十七  それぞれがそれぞれの余花みつけたり 線   夏花
十八    趣味の晩学こころうらゝか    蘭   春 
ナオ                              
一   蜃気楼でるかも知れず富山湾     百   春
二     うつらうつらと春の夢見る    波   春
三   今にしておもへば恥もなつかしく   蘭
四     ルビ美しき原稿を読む      線
五   国会の首相答弁よどみなく      波
六     音羽の滝の瀬を早やむらん    百   夏
七   ただしイケメンにかぎると落ちがつき 線   恋
八     仲人好きが月の奔走       蘭   秋月恋      
九   連句好き紅葉マークをとっぱらい   百   秋
十     新米を刈る手伝いをする     波   秋
十一  ほのぼのと明けくる空に星溶けて   蘭
十二    墓のかはりの小石探さむ     線
ナウ
十三  人の語を良く理解せし愛犬の     波
十四    目は口ほどにものを言うなり   百
十五  世の中は「さはらぬ神」のうようよと 線
十六    ひとり静かに酒はやるべし    蘭
十七  折り下げて池を巡れば花三分     百   春花
十八    我が胸の中春の風満つ      波   春


●よい歌仙
1 付いている=二句で短歌となり意味が通じる=離れ過ぎがない。
2 付け過ぎがない=前句の単なる説明、言い換え、謎解き等はなく
  前句に引きずられていない。
3 千変万化している=二句/三句の転じ、同じような趣向はなく趣
  向が豊富。
4 調べ=リズムによどみがなく読んでも吟唱しても心地よい。
5 風雅=雅俗混交で滑稽味もあり面白い、かといって卑俗に堕ちず
  誠の姿勢で貫かれている。
6 楽しい=お互いの句を引き立てようとする持ちつ持たれつの姿勢*
  =適度な即興性。=式目主導ではなく式目は脇役に徹している。
  =感興に身を任せ自由自在の雰囲気。
*心構え
 「他を生かすことによってのみ自己が生き、自己が生きることは同
  時に他を生かすことである。」(能勢朝次『連句芸術の性格』)
万尾 本当に指でOK おめでとうございます。
内容の評価については私は良くわかりません。

興味深かったのは
三   今にしておもへば恥もなつかしく   蘭 
四     ルビ美しき原稿を読む        線
五   国会の首相答弁よどみなく      波
六     音羽の滝の瀬を早やむらん    百   夏
                        のくだりです。

春蘭さんが
三   今にしておもへば恥もなつかしく   蘭 
    といい句を詠んだ後
鉄線さんが
四     ルビ美しき原稿を読む        線
    と付けた。(恋句のつもりだったようです。)
其処へ、私が
五   国会の首相答弁よどみなく      波
 とつけた。
この句の評価が大きく分かれた。
   春蘭さんは、傑作と絶賛
   鉄線さんは、なにこれと言った感じ、「べた付け、それに心理的環境的打越しじゃないのexclamation & question
    と低い評価。
   ゆうゆさんも
    此処は「恋句」ハートと思っていたらしく、あまり喜ばずに
六     音羽の滝の瀬を早やむらん    百   夏
と付けた。
              むずかしいものです。あせあせ(飛び散る汗)

 今回も色々と勉強になりました。
ありがとうございます。

 結論は「楽しくなければ連句じゃないexclamation ×2

芭蕉翁もそのように説いていらっしゃるような気がします。

>「楽しくなければ連句じゃない」 
>芭蕉翁もそのように説いていらっしゃるような気がします。

もちろん、私もそう思います。

前句が付けにくいときや自分の句に思惑と違う付句をされた
とき、不興を感じるかも知れません。
付けにくいと文句を言うのはまだ未熟な証拠と先人は言っています。
また自分の思惑と違う展開になることは歌仙では当たり前のことで、
逆にそうでなければ千変万化は望めないでしょう。

「人の付け方が自分の気に入らぬ時でも
 それをそのままに受納して
 そうしてそれに付け方によって、
 その気に入らぬ句を気に入るように活かすことを考えるのが
 非常に張り合いのあることのように思われます。」(寺田寅彦書簡)

恋句とも時事とも取れる句に、恋句とも時事とも取れる句を付けた
のは面白いです。

一般に恋句ともそうでないとも取れる句には、恋句を付け、前句を
恋句に確定するのがよいとされているようです。
俳諧は道草の花とみて、智を捨て愚にあそぶべし。 
 
世人俳諧に苦しみて俳諧のたのしみを知らず。
付句の案じやう趣向を定むるに心得あり。(『山中問答』北枝) 

俳諧は老後の楽しみなり。(『花実集』去来)

ただし、そうなるには、正しい教えに従った平生の精進努力が
必要であることは言うまでもないとのことです。ズコッあせあせ

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