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旅の交心 そして郷土の交心コミュの核のない世界を!

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☆☆☆ 『 核関連ニュース2つ 』   by ミッシェル へどうぞ!!! ☆☆☆
♭♭♭ http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1229887305&owner_id=5766188




★ MIXIコミ語り愛09s0719【転載】

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『 核関連ニュース2つ 』   by ミッシェル

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☆☆☆ 核関連ニュース2つ 2009年07月19日14:30 ベルギー 非核三原則法制化へ
♭♭♭ http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=902916&media_id=2


 【ブリュッセル福島良典】市民に甚大な被害を及ぼすクラスター爆弾と劣化ウラン弾の禁止法を世界で初めて制定したベルギーで、核爆弾の使用、製造などを禁止する議員立法の準備が進められていることが分かった。一連の禁止法制定を推進してきたフィリップ・マウー上院議員(65)が核兵器禁止法案を9月初旬に議会に提出すると毎日新聞に明らかにした。オバマ米大統領が「核兵器なき世界」の目標を掲げて核軍縮に取り組む中、核廃絶の法整備を目指す国際的な動きが広がる可能性がある。

 禁止法案は核爆弾など軍事目的での核物質の国内での使用、製造、貯蔵を禁止する内容になる見通しで、ベルギー版の「非核三原則」法制化に相当する。ベルギーは非核保有国だが、北大西洋条約機構(NATO)加盟国として米軍の戦術核兵器が配備されており、禁止法ができれば、ベルギー管轄下の基地での核兵器貯蔵は原則、禁止される。

 米科学者連盟(FAS)によると、ベルギー北部の同国空軍クライネ・ブローゲル基地には推定10〜20発の米軍のB61核爆弾がある。仏軍事シンクタンク「戦略研究財団」によると、2国間協定で核爆弾の安全管理や使用に際しての手続きなどが定められており、禁止法が成立すれば、協定の見直しが必要となるとみられる。

 ベルギー政府は米軍戦術核の存在を「肯定も否定もしない」立場だが、昨年1月にはデクレム国防相が配備を認める発言をした後、撤回した。配備されている戦術核は欧米のきずなを象徴する政治的な意味合いが濃い。

 ベルギーでは上下両院が05年、米戦術核の段階的撤去を求める決議を採択するなど、政界でも軍縮推進論が強く、禁止法案は可決の公算が大きい。禁止法案では、ベルギー国内に本店・支店を置く金融機関は核兵器の製造・開発への投融資や関連金融商品の取り扱いが禁じられる。

 欧州ではベルギーのほか、ドイツ、オランダ、イタリアに米軍戦術核が配備されており、ベルギーで禁止法が成立すれば、撤去を求める動きが他国に波及する可能性がある。

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☆☆☆ 被ばく被害防ぐ薬を開発 米で承認の見通しと報道
♭♭♭ http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009071801000244.html



 【エルサレム18日共同】イスラエル紙イディオト・アハロノトは17日、放射線被ばくの人体被害を防ぐ薬を米企業が開発し、安全性試験などが順調に進めば1、2年後に米食品医薬品局(FDA)の承認を得られる見通しだと報じた。

 サルへの試験では被ばくの24時間前から72時間後の間に注射すれば効果が見られたという。同紙によると、この薬を確保した国は核戦争で優位に立てるほか、がん患者らに投与することでより強力な放射線治療ができると想定されている。

 開発したのは米バイオテクノロジー企業「クリーブランド・バイオラブズ」の首席科学者、アンドレイ・グドコフ教授。研究には米国防総省や厚生省が資金提供し、イスラエルの研究者も協力している。

 教授は、腸内細菌からつくられるタンパク質に被ばくから細胞を防護する作用があることを応用して薬を開発。実験ではサルに致死量の放射線を当て、薬を投与しないグループは70%が死に、残りも被ばく疾患を発症したが、薬を注射したグループは生き残り、大半は副作用もなかった。

 人間に投与する試験で副作用は出ておらず、2010年半ばの完了を目標にさらに安全性の試験を行っているという。

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『世界の肖像』より
カレンさんと弟
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=242751780&owner_id=5766188

患者番号[0069]、年齢:10歳、性別:女
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=20300854&comm_id=1808806



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コメント(7)



  ★ MIXIコミ語り愛09r0803 【 転載 】

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  エノラ・ゲイ乗組員、オバマ大統領の道義的責任発言「世間知らずで間違い」

  by ミッシェルさん

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 <エノラ・ゲイ乗組員>広島の放射線被害「これほどとは…」
(毎日新聞 - 08月03日 02:33)
♭♭♭ http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=917373&media_id=2


 1945年8月6日、広島に世界初の原子爆弾を投下した米軍のB29爆撃機「エノラ・ゲイ」乗組員(12人)の一人で爆発物の監視を担当したモリス・ジェプソンさん(87)が2日までに、米ラスベガスの自宅で毎日新聞とのインタビューに応じた。ジェプソンさんは、64年後の今も被爆者の後遺症が残っていることについて「放射線被害がこれほど大きいものとは思っていなかった」と述べた。また、原爆使用についてオバマ米大統領が「道義的責任」に言及したことについて、「間違っている」と批判、「戦争早期終結のためだった」と使用を改めて正当化した。

 ◇オバマ大統領の道義的責任発言「世間知らずで間違い」

 エノラ・ゲイ乗組員で生存しているのはジェプソンさんを含む2人だけ。オバマ大統領の発言を乗組員が公に批判したのは初めて。

 ジェプソンさんらは45年6月から、テニアン島(太平洋)で特別任務メンバーとして、他の一般米兵とは離れて生活。当時から「私は物理を学んでいたから爆発物が原爆だと知っていたが、機長(故ティベッツ氏)らを除き、ほとんどの乗組員は超強力爆弾(スーパー・パワフル・ボム)という認識だった」と振り返った。

 ジェプソンさんによると、投下時、爆弾(5トン)が離れた瞬間、機体が跳ね上がり、約43秒後に窓から閃光(せんこう)が入り、爆風で飛行機が振動した。しばらくして再び振動が起き、機長が機内通信装置で、投下されたのが原爆であることを乗組員に明かしたという。

 ジェプソンさんは「窓から(キノコ)雲と火が広がっていくのが見えた。多くの命が奪われ、多くが破壊されていることを意味した。うれしいことではなかった」と語った。

 現在も残る放射線被害については、「(原爆を開発した)ロスアラモス研究所自体、これほど被害が大きいことは理解していなかったと思う。米国の物理学者も驚いた。当時のトルーマン大統領でさえ知っていたとは思えない」と語った。

 だが、当時は米軍の本土上陸作戦が近づいていたと説明、「上陸すれば、米兵だけでなく、日本兵や一般の日本人の多くが犠牲になることは明白だった。原爆は戦争を早期に終結し犠牲を回避するための唯一の選択だった」と述べた。

 その上でオバマ大統領が4月にチェコ・プラハで原爆使用国としての「道義的責任」に触れ、「核のない世界」を目指すと述べたことについて、「原爆を使用した米国を罪だとしており、あまりにも世間知らず(ナイーブ)な発言だ。彼は我々の世代が死亡するのを待っている」と批判。将来、米大統領が被爆地を訪問することになった場合、「とても悪い気分になるだろう」と述べた。【ラスベガス(米ネバダ州)で小倉孝保】

 【ことば】▽エノラ・ゲイ▽ 太平洋・北マリアナ諸島のテニアン島から飛び立ち、ウラン型原子爆弾「リトルボーイ」を投下した。乗組員は計12人。名前はティベッツ元機長の母親のファーストネームとミドルネームからとった。全長30.2メートル、翼幅43メートル。現在は米ワシントン郊外のスミソニアン航空宇宙博物館別館で展示されている。

 【略歴】モリス・ジェプソン氏(Morris Jeppson) 米ユタ州生まれ。ハーバード大やマサチューセッツ工科大(MIT)で、原爆に設置される電波装置の技術を学び、陸軍飛行部隊将校としてロスアラモス国立研究所(ニューメキシコ州)入り。エノラ・ゲイ機内では、爆発物が正確に作動するかデータを監視した。第二次世界大戦終了後は民間の研究所などに勤務。




☆☆☆ 『 エノラ・ゲイ乗組員、オバマ大統領の道義的責任発言「世間知らずで間違い」 』 by ミッシェルさん へどうぞ!!! ☆☆☆
♭♭♭ http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1244229345&owner_id=5766188




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★ MIXIコミ語り愛09r080601【 転載 】

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  原爆症認定集団訴訟の解決策を発表   by ミッシェル

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 原爆症認定集団訴訟の解決策を発表 2009年08月06日13:09



「われわれは、10万人の東京の一般人を焼き殺した−男も女も、そして、子どももね。」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=44338031&comm_id=1808806

カレンさんと弟
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=242751780&owner_id=5766188

「後、10日で、世界が終わります。」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=223830336&owner_id=5766188

「かわいそうなぞう」とハンセン病
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=38393290&comm_id=1808806

教会とブルドーザー
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=29401803&comm_id=1808806

「『おめでとう!』って、パレスチナの国旗を振るよ」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=38567771&comm_id=1808806
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広島原爆の日 英語で平和宣言
(毎日新聞 - 08月06日 09:53)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=921122&media_id=2

 被爆地・ヒロシマは6日、64回目の「原爆の日」を迎えた。秋葉忠利・広島市長は平和宣言で、核廃絶を目指すと宣言したオバマ米大統領への支持を表明し、「Together,we can abolish nuclear weapons.Yes,we can(力を合わせれば核兵器は廃絶できます。絶対にできます)」と世界に英語で呼びかけた。英文を平和宣言に盛り込んだのは初めて。麻生太郎首相は同日、原爆症認定集団訴訟の解決策を発表した。

 広島市中区の平和記念公園で午前8時から催された平和記念式典には、核保有国のロシアを含む過去最多の59カ国の駐日大使、総領事らが参列した。

 秋葉市長は自らが会長を務め、核廃絶などを掲げる「平和市長会議」への世界の加盟都市数が3000を超えたことなどを踏まえ、核兵器廃絶は世界の大多数の市民や国々の声だと強調。多数派の自らを「オバマジョリティー」と呼び、2020年までの核兵器全廃を目指そうと改めて訴えた。一方で、今年5月に北朝鮮が再び核実験を強行するなど核拡散への懸念が強まっており、来年開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議への取り組み強化も誓った。

 被爆者の援護策については、約6年続いた原爆症認定集団訴訟で被爆者側が19連勝した司法判断を例示。「『黒い雨降雨地域』や海外の被爆者も含め高齢化した被爆者の実態に即した援護策の充実」を求めた。

 式典で、秋葉市長と遺族代表2人が、この1年間に死亡、または死亡が確認された広島の被爆者5635人の名簿2冊を原爆慰霊碑下の奉安箱に納めた。原爆死没者名簿は計95冊、死没者数は計26万3945人になった。

 麻生首相、田上富久・長崎市長らが献花。原爆投下時刻の午前8時15分、参列者は1分間の黙とうをささげた。こども代表として小学6年の矢埜哲也さん(12)と遠山有希さん(11)が平和への誓いを読み上げた。【井上梢】





☆☆☆ 『 原爆症認定集団訴訟の解決策を発表 』   by ミッシェル へどうぞ!!! ☆☆☆
♭♭♭ http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1247036886&owner_id=5766188




★ 。・。・゜♪゜・。・。★ MIXIコミ語り愛 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★





★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ★ 朝日新聞【転載】 ★ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★



★ MIXIコミ語り愛09r080602【転載】

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被爆64年―「非核の傘」を広げるとき

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 被爆地は今年、格別な夏を迎えた。「核兵器のない世界を目指して具体的な方策をとる」。米国のオバマ大統領がプラハ演説でそう宣言して、初めて迎える夏だからだ。

 大統領が、核を使った国として「行動する道義的責任がある」と語った意味はとても大きい。だが、プラハ演説の凄味(すごみ)は、そこにとどまらない。

 グローバル化した世界は、相互依存を強めている。世界のどの経済都市で核爆発が起きても、多くの犠牲者が出るだけでなく、世界の経済システムも破局のふちに追いやられる。核戦争でも核テロでも結果は同じことだ。

 核抑止を続けた方が世界は安定するとの考えが核兵器国や同盟国で根強い。だが、核抑止の魔力にひかれて、核拡散が進む恐れがある。テロ集団の手に核が渡る危険もある。それが現実になった時のリスクは計り知れない。

 どうすべきか。核のない世界に向けて動くことこそ、新たな安全保障戦略の基本ではないのか。オバマ大統領は、そこを問いかけている。

 大統領の音頭とりで、9月24日には核問題に関する国連安全保障理事会の首脳級会合を開くことも決まった。

■先制不使用を義務に

 核に頼らない安全保障体制を構築していくには、たくさんの政策の積み重ねがいる。核兵器国には山ほど注文したいが、ここでは特に、「非核の傘」を広げていくことを強く求めたい。

 核不拡散条約(NPT)に入った非核国には、核を使用しない。これを世界標準として確立すれば、NPT加盟の非核国は、核攻撃のリスクを大幅に減らせる。それが「非核の傘」だ。

 「非核の傘」を広げれば、核兵器の役割を縮小でき、保有数の減少にもつながる。オバマ大統領の任期のうちに、軍縮と安全保障の一挙両得を大きく前進させたい。

 「非核の傘」を広げる方法は、いくつもある。第一は、国連安保理で、NPTに入っている非核国への核使用は認められないと明確に決議することだ。潘基文・国連事務総長は、核保有国でもある国連安保理の常任理事国が非核国に核攻撃しないと保証するのは可能だろうと指摘している。一刻も早く、実現すべきである。

 第二の方法は、非核地帯条約の活用だ。ラテンアメリカ、南太平洋、アフリカ、東南アジア、中央アジアには非核地帯条約がある。アフリカだけが未発効だが、いずれの条約にも、核兵器国は条約加盟国を核攻撃しないことを約束する議定書がある。

 だが、米ロ英仏中の5核兵器国すべてが議定書を批准しているのはラテンアメリカだけ。アフリカでの条約発効を急ぎ、同時に核兵器国がすべての議定書を批准して、「非核の傘」を広く国際法上の義務とすべきだ。

 第三の方法は、核兵器国が核先制不使用を宣言し、核の役割を相手の核攻撃の抑止に限定することだ。非核国はもともと核先制使用などできないから、核兵器国が先制不使用を確約すれば、「非核の傘」は一気に拡大する。



 ※ コメントへ つづきます。


 ※ 上のコメントよりの、つづきです。




■北東アジアに非核地帯

 日本政府は、米国による核先制不使用宣言には慎重だ。北朝鮮は核実験しただけでなく、生物・化学兵器も持っている可能性がある。その使用を抑えるために、核先制使用も選択肢として残すべきだ、という立場だ。

 だが、日本が核抑止を強調するあまり、核兵器の役割を減らし、核軍縮を進めようとするオバマ構想の障害になっては、日本の非核外交は台無しだ。当面、核抑止を残すにせよ、同時に「非核の傘」を広げていく政策を進めるべきだろう。

 一案は、北東アジアにも非核地帯条約をつくることだ。日韓だけでも先に締結して発効させ、米中ロなどが日韓に核攻撃しない議定書を批准して、「非核の傘」を築く。

 北朝鮮については、非核化してNPTに戻った段階で条約に加わり、「非核の傘」で守られるようにする。そうすれば北朝鮮が核放棄する利益は高まるし、地域の安定にも役立つだろう。

 軍事費を拡大させる中国への対応も欠かせない。オバマ大統領は7月の米中戦略対話で、東アジアでの核軍拡競争は両国の利益にそぐわないと明言し、北朝鮮の非核化などで協力していくことの重要性を強調した。「恐怖の均衡は続けられない」とも語った。

 米中は急速に経済の相互依存を強めている。たとえ相手の産業を破壊しても影響が少なかった冷戦期の米ソとはまったく異なる関係だ。

■中国も軍縮の輪に

 日本も米中の現実を認識し、北東アジアでの核の役割を減らしながら、地域の安定をはかる構想を示していく必要がある。核抑止でつながるだけでなく、「非核の傘」拡大や地域の軍備管理で連携していく。日米同盟をそんな形に進化させれば、中国を核軍縮の輪に加える、大きな力になるだろう。

 世界の核拡散問題には地域対立や宗教的対立がからんでいる。核実験をしたインド、パキスタン。事実上の核保有国とされるイスラエル。ウラン濃縮を続けるイラン。いずれの場合も、そうだ。これらの国を非核化へ向かわせるには、根気強く対立をほぐしつつ、核保有がむしろ国を危うくすることを説いていくしかない。

 唯一の被爆国として日本は、そうした外交でももっと知恵を絞りたい。



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ MIXIコミ語り愛 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★






★。・。♪。・。★ 人の世に熱あれ ★。・。♪。・。★





朝日新聞『 2011平和宣言 』より【転載】



 66年前、あの時を迎えるまで、戦時中とはいえ、広島の市民はいつも通りに生活していました。かつて市内有数の繁華街であった、ここ平和記念公園の地にも、多くの家族が幸せに暮らす姿がありました。当時13歳だった男性は、打ち明けます。――「8月5日は、中学2年生の私にとっては久しぶりに一日ゆっくり休める日曜日でした。仲良しだった同級生を誘って、近くの川で時間の経つのも忘れて夕方まで、砂場でたわむれ、泳いだのですが、真夏の暑いその日が彼との出会いの最後だったのです。」

 ところが、翌日の8月6日午前8時15分に、一発の原子爆弾でそれまでの生活が根底から破壊されてしまいます。当時16歳だった女性の言葉です。――「体重40キロの私の体は、爆風に7メートル吹き飛ばされ意識を失った。意識が戻ったとき、辺りは真っ暗で、音の無い、静かな世界に、私一人、この世に取り残されたように思った。私は、腰のところにボロ布をまとっているだけの裸体で、左腕の皮膚が5センチ間隔で破れクルクルッと巻いていた。右腕は白っぽくなっていた。顔に手をやると、右頬はガサガサしていて、左頬はねっとりしていた。」

 原爆により街と暮らしが破壊し尽くされた中で、人々は、とまどい、傷つきながらもお互いに助け合おうとしました。――「突然、『助けて!』『おかあちゃん助けて!』泣き叫ぶたくさんの声が聞こえてきた。私は近くから聞こえる声に『助けてあげる』と呼びかけ、その方へ歩み寄ろうとしたが、体が重く、何とか動いて一人の幼い子供を助けた。両手の皮膚が無い私は、もう助けることはできない。…『ごめんなさい』…。」

 それは、この平和記念公園の地のみならず、広島のいたるところに見られた情景です。助けようにも助けられなかった、あるいは、身内で自分一人だけ生き残ったことへの罪の意識をいまだに持ち続けている人も少なくありません。

 被爆者は、様々な体験を通じて、原爆で犠牲となった方々の声や思いを胸に、核兵器のない世界を願い、毎日を懸命に生き抜いてきました。そして、被爆者をはじめとする広島市民は、国内外から心温まる多くの支援を受け、この街を蘇らせました。

 その被爆者は、平均年齢77歳を超えながらも、今もって、街を蘇生させた力を振り絞り、核兵器廃絶と世界恒久平和を希求し続けています。このままで良いのでしょうか。決してそうではありません。今こそ私たちが、すべての被爆者からその体験や平和への思いをしっかり学び、次世代に、そして世界に伝えていかなければなりません。

 私は、この平和宣言により、被爆者の体験や平和への思いを、この世界に生きる一人一人に伝えたいと考えています。そして、人々が集まる世界の都市が2020年までの核兵器廃絶を目指すよう、長崎市とともに平和市長会議の輪を広げることに力を注ぎます。さらに、各国、とりわけ臨界前核実験などを繰り返す米国を含めすべての核保有国には、核兵器廃絶に向けた取組を強力に進めてほしいのです。そのため、世界の為政者たちが広島の地に集い核不拡散体制を議論するための国際会議の開催を目指します。

 今年3月11日に東日本大震災が発生しました。その惨状は、66年前の広島の姿を彷彿させるものであり、とても心を痛めています。震災により亡くなられた多くの方々の御冥福を心からお祈りします。そして、広島は、一日も早い復興を願い、被災地の皆さんを応援しています。

また、東京電力福島第一原子力発電所の事故も起こり、今なお続いている放射線の脅威は、被災者をはじめ多くの人々を不安に陥れ、原子力発電に対する国民の信頼を根底から崩してしまいました。そして、「核と人類は共存できない」との思いから脱原発を主張する人々、あるいは、原子力管理の一層の厳格化とともに、再生可能エネルギーの活用を訴える人々がいます。

 日本政府は、このような現状を真摯に受け止め、国民の理解と信頼を得られるよう早急にエネルギー政策を見直し、具体的な対応策を講じていくべきです。また、被爆者の高齢化は年々進んでいます。日本政府には、「黒い雨降雨地域」を早期に拡大するとともに、国の内外を問わず、きめ細かく温かい援護策を充実するよう強く求めます。

 私たちは、原爆犠牲者の御霊に心から哀悼の誠を捧げるとともに、「原爆は二度とごめんだ」、「こんな思いをほかの誰にもさせてはならない」という思いを新たにし、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に全力を尽くすことを、ここに誓います。
 
 平成23年(2011年)8月6日

 広島市長 松 井 一 實



★。・。♪。・。★ 人間に光あれ ★。・。♪。・。★



★。・。♪。・。★ 人の世に熱あれ ★。・。♪。・。★





★ 震災原発事故リンクx11r0806朝日新聞社説『 原爆投下と原発事故―核との共存から決別へ 』より【転載】

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 原爆投下と原発事故―核との共存から決別へ

 人類は核と共存できるか。

 広島に原爆が投下されて66年の夏、私たちは改めてこの重く難しい問いに向き合っている。

 被爆体験をもとに核兵器廃絶を世界に訴えながら、核の平和利用を推し進める――。

 核を善悪に使い分けて、日本は半世紀の間、原子力発電所の建設に邁進(まいしん)してきた。そして福島第一原発で制御不能の事態に陥り、とてつもない被曝(ひばく)事故を起こしてしまった。

■平和利用への期待

 こんな指摘がある。

 日本は、広島・長崎で核の恐ろしさを身をもって知った。なのにその経験を風化させ、いつしか核の怖さを過小評価したために再び惨禍を招いたのではないか。

 歴史をさかのぼってみる。

 かつては被爆者自身も核の平和利用に期待を寄せていた。

 1951年、被爆児童の作文集「原爆の子――広島の少年少女のうったえ」が刊行された。平和教育の原典といわれる本の序文で、編纂(へんさん)した教育学者、故長田新(おさだ・あらた)さんは書いている。

 「広島こそ平和的条件における原子力時代の誕生地でなくてはならない」

 長田さんの四男で、父とともに被爆した五郎さん(84)は当時の父の心境をこう解説する。

 原爆の非人道性、辛苦を克服しようと父は必死に考えていた。原爆に使われた技術が、平和な使途に転用できるなら人間の勝利であると――。

 平和利用への期待は、被爆体験を省みなかったためではなく、苦しみを前向きに乗り越えようとする意思でもあった。

 53年12月、アイゼンハワー米大統領の演説「原子力の平和利用」を機に、日本は原発導入に向け動き出す。54年3月、日本初の原子力予算が提案された。

 その2週間後、第五福竜丸が水爆実験の「死の灰」を浴びたことが明らかになる。原水爆禁止運動が全国に広がったが、被爆地の期待も担った原発が後戻りすることはなかった。

■影響の長期化は共通

 それから57年――。

 広島、長崎、第五福竜丸、そして福島。ヒバク体験を重ねた日本は、核とのつきあい方を考え直す時に来ている。それは軍事、民生用にかかわらない。

 放射線は長い年月をかけて人体にどんな影響を及ぼすのか。原爆についていま、二つの場で議論が進む。

 一つは原爆症認定訴訟。国は2009年8月、集団訴訟の原告と全面解決をめざす確認書をかわし、救済の方針を示した。

 しかし昨年度、認定申請を却下された数は前年の倍以上の5千件に及んだ。多くは原爆投下後、爆心地近くに入り被爆しても、放射線と病気との因果関係が明確でないと判断された。

 被爆者手帳をもつ約22万人のうち、医療特別手当が受給できる原爆症に認定された人は7210人と3%強。前年の2.8%から微増にとどまる。

 もう一つの場は、原爆投下後に降った黒い雨の指定地域を広げるかどうかなどを考える厚生労働省の有識者検討会だ。

 広島市などの調査で、放射性物質を含んだ黒い雨の降雨地域が現在の指定地域の数倍だった可能性が浮上した。指定地域にいた人は被爆者援護法に基づく健康診断などを受けられる。

 健康不安に悩む多くの住民の声を受け、国は指定地域を科学的に見直す作業を続けている。

 一方、原発事故が起きた福島では長期にわたる低線量放射線の影響が心配されている。

 福島県は全県民を対象に健康調査に着手した。30年以上にわたって経過を観察するという。

 まず3月11日から2週間の行動記録を調べ、場所や屋外にいた時間などから被曝線量を推計する。

 被爆と被曝。見えない放射線の影響を軽減するため、息の長い作業が続く点が共通する。





     ※ つづきます。
     ※     つづきです。






■次世代への責任

 核エネルギーは20世紀の科学の発達を象徴する存在である。

 私たちは、一度に大量の人間を殺害し、長期にわたって被爆者を苦しめてきた核兵器の廃絶を繰り返し訴えてきた。

 世界各国に広がった原発も、同じ燃料と技術を使い、危険を内包する。ひとたび制御を失えば、人間社会と環境を脅かし続ける。その安全性のもろさが明白になった以上、原発から脱却する道も同時に考えていかなければならない。

 世界には推定で約2万3千発の核弾頭がある。原発の原子炉の数は約440基だ。

 道のりは長く、平坦(へいたん)ではないだろう。核被害の歴史と現在に向き合う日本が、核兵器廃絶を訴えるだけではなく、原発の安全性を徹底検証し、将来的にゼロにしていく道を模索する。それは広島、長崎の犠牲者や福島の被災者、そして次の世代に対する私たちの責任である。

 核との共存ではなく、決別への一歩を先頭を切って踏み出すことが、ヒバクの体験を重ねた日本の針路だと考える。



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☆☆☆ 『 朝日新聞 社説 』 へどうぞ!!! ☆☆☆
♭♭♭ http://www.asahi.com/paper/editorial.html





☆★☆ ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために ☆★☆

★。・。♪。・。★ 人間に光あれ ★。・。♪。・。★



★☆★☆★☆★☆★ ★ 資料11r0806 ★ ★☆★☆★☆★☆★

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