ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュのデビルズ・リジェクト～マーダー・ライド・ショー２～●

これ、結構キテいましたね～！！

ヘヴィ・ロック界の大物ロブ・ゾンビが映画監督デビューを果たし、カルト的な人気を集めたホラー・ムービー「マーダー・ライド・ショー」の続編です。
といっても前作「マーダー・ライド・ショー」とは全くの別物らしいです、ロブ・ゾンビ監督も「続編は嫌いだ」と言っていましたからね、こちらは"残虐一家"のホラー・ロード・ムービーにしあがっていました。
殺人鬼一家の館を舞台にド派手に展開する前作から一転、砂埃舞う荒野を舞台に復讐に燃える保安官の追跡劇と、殺人鬼一家の逃避行が残酷描写と寂寥感いっぱいに綴られていました。
監督は勿論「マーダー・ライド・ショー」や「グラインドハウス」ロブ・ゾンビ、主演も前作に引き続き「ハウス・オブ・ザ・デッド２」などの個性派シド・ヘイグ、ロブ・ゾンビの美しい妻シェリ・ムーン・ゾンビにウィリアム・フォーサイス。「ゾンビ」のピーターでお馴染みのケン・フォリーにビル・モーズリイ、ダニー・トレホに超個性派マイケル・ベリーマンなんかも出ていました。

テキサスの田舎町。ヒッチハイカーの若者を狙い恐るべき大量殺人を繰り返してきたファイアフライ一家。ある時、ついに警察は最大規模の部隊で彼らの家を急襲する。しかし、兄オーティス(ビル・モーズリイ)と妹ベイビー(シェリ・ムーン・ゾンビ)は逃亡に成功、途中で父キャプテン・スポールディング(シド・ヘイグ)と合流、一家は道中で残虐な殺人を重ねながら逃避行を繰り広げる。一方、殺された兄の復讐に燃えるワイデル保安官(ウィリアム・フォーサイス)は、彼らの行方を執念深く追い続けるのだったが…。

この作品はキテましたねー、もう少し残虐度がアップしていたら凄い作品になったかもしれないと思いました、このままでも十分過ぎるぐらいでしたが、「ここまでやるなら歴史に残るくらいトコトン」やって欲しかった気もします。
「マーダー・ライド・ショー」、実はまだ観ていないんですよ、本当はもっと早く観ようと思っていたのですが、こちらの「デビルズ・リジェクト～マーダー・ライド・ショー２～」の方が早く兼価版で発売されたものですから・・・・・・。
マーダー・ライド・ショー」は『悪魔のいけにえ』をリメイク的に造ったものらしく、アチコチの映画のレビューを見ても『悪魔のいけにえ』に似ていると言ったモノが多かったです。
その続編にしてはちょっと『悪魔のいけにえ』とは違うような感じを受けたので、おかしいなと思っていたらロブ・ゾンビ監督の「続編は嫌いだ」というのを知って、
「マーダー・ライド・ショー」とは別物になっているのだと分かりました。
でも基本はこちらも『悪魔のいけにえ』です、それにロード・ムービー(良くいえば「テルマ＆ルイーズ」とか)の要素が加わった感じですかね。
殺人鬼一家の残虐ぶりには圧倒されましたが、どうせならもっと残虐でワイルドでタフでも良かった感じがします。
音楽もロブ・ゾンビ監督作品だけに、とても映像とマッチしていたと思います。
タイニーの存在はこういったホラー映画では欠かせませんが、最初と最後にだけ出てきておいしい所を持って行ってしまうのはズルいですよね、生ぬるいワイデル保安官役のウィリアム・フォーサイスの仕返しも先が読めちゃいましたが。
タイニー役のマシュー・マッグローリーさん、２００５年に亡くなりましたね、３２歳の若さでしたね・・・。「ビッグ・フィッシュ」なんかにも出てましたね、世界一足の大きな人としても話題になって日本にもいらっしゃいましたね、優しい人だったので残念です。
ナカナカ良くできたホラー・ロード・ムービーだと思います、購入しても損はないと思います、お勧めします。