「負の遺産」と呼ばれる世界遺産があります。人類が起こした悲惨な出来事の象徴である世界遺産を指します。世界遺産条約の中で「負の遺産」が正式に定義されているわけではありませんが、一般的に下の 5つが「負の遺産」といわれています
・日本 原爆ドーム(広島平和記念碑)
・ポーランド アウシュヴィッツ強制収容所
・セネガル ゴレ島
・ガーナ 中西部地域のヴォルタ・グレーター・アクラの城塞
・南アフリカ ロベン島
負の遺産は、われわれ20世紀を生きた人間にとってはあまり愉快なものではありません。
20世紀はどのような世紀であったのか、幻想を打ち砕いてしまうものなのかもしれません。
20世紀を通じて、人類は、大変な勢いでその数を増し、特に一部の人々は生活レベルを飛躍的に向上させることに成功しました。
その反面、侵略戦争を繰り返し、民族浄化という狂気に駆られて、虐殺をおこなってもきました。
それは、21世紀となった今も止んではいません。
われわれが20世紀からなんらかの教訓をえようとするなら、少なくとも、事実から目をそむけるべきではないでしょう。
もちろん、「事実」とは何か、疑問の余地がないわけではありません。
見る立場が違えば、違った事実が見えることも否定できないでしょう。
アウシュヴィッツにガス室はなかったと信じている人々がいること、また、広島・長崎への原爆投下に対しては評価が分かれてることも周知の事実です。
しかし、多くの虐殺がおこなわれたこと、今もおこなわれていることまで否定できないのではないでしょうか。
何を事実として受け入れるか、事実に対してどのように振舞うか、それがわれわれの未来を決定するのではないでしょうか。
中国江蘇省南京市侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館
中国黒龍江省ハルピン市郊外 旧日本軍第731部隊本部跡
イスラエルホロコースト記念館
ミュンヘン近郊 ダッハウ強制収容所
ザクセンハウゼン強制収容所
アウシュヴィッツ第二収容所 ビルケナウ
アウシュヴィッツ 収容所
上海・北京
ウィーン
マウトハウゼン強制収容所
ドブロヴニク
モスタル
サラエボ
遼寧省 旅順市203高地
平頂山惨案遺址紀念館
柳条湖事件
長春
白い巨塔
唐沢 広島
大久野島
アウシュビッツ
戦場のピアニスト
ナチス ドイツ ヒトラー
※写真:アウシュヴィッツ収容所
原爆ドーム
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アウシュヴィッツ強制収容所
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困ったときには