ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュのファイヤー・ウォール

ハリソン君、色々しすぎ。


世代を超えて社会に定着したITテクノロジーと、増幅するコンピューター犯罪への恐怖。本作はそんな現代に欠かせないツールを背景に、家族を守る父親という人類普遍の姿を折りませて描くアクション・サスペンスです。
これまでに数々のヒーロー像をスクリーンに映し出してきたハリソン・フォードが、今回は一人の父親として冷徹な強盗犯人に立ち向かいます。妻と子供たちを監視下に置かれ、絶対服従を強いられた主人公ジャックが、いかに完璧なセキュリティをくぐりぬけ、さらに家族の命を守ることができるのか？
その過程が緊張感たっぷりに描かれていきます。
監督は、『ウィンブルドン』のリチャード・ロンクレイン。犯人グループのリーダー、ビルにはポール・ベタニー、ジャックの妻には”サイド・ウェイ”で完全に復活したヴァージニア・マドセンがやっていました。『２４』シリーズの”クロエ”ことメアリー・リン・ライスカブも、結構大事な役ででています、”アンドロイド”か悪役専門のロバート・パトリックも出ていました。



　シアトルの銀行で、コンピューター・セキュリティのスペシャリストとして働くジャック（ハリソン・フォード）は、ある日、銀行の資産を狙うビル（ポール・ベタニー）たち強盗グループにより、家族を人質にとられてしまう。犯人の目的は、ジャック自身に自ら構築した盗難防止システムへ侵入させること。愛する妻ベス（ヴァージニア・マドセン）と子供たちは自宅に監禁され、監視下に置かれている。ジャックは完璧に作られたシステムへ入り込む方法を探し出すとともに、犯人たちの隙を見て家族を助け出そうとするが…。


ハリソン・フォードは頑張っていますが、今まで大統領や冒険考古学者を演じてきていたので、今回も「なんだかんだいっても強そうだなぁ」なんて思えてしまいます。
実際にヤリ手のジャックは愛する家族が殺されるかもしれないと言う時に、色々やってくれています、”ジャック”の勇敢さを前面に押し出したいのでしょうが、そんな事したら家族が危ないだろうと心配に思いました。
このくらい仕事ができてタフな男だったら、そんな事はしないんじゃない？？と思うような事を、やりすぎていた感じがしました。
まぁ今回はそんなに一方的に強い役をやったわけではありませんでしたが、”ハリソン・フォードは強い”というイメージがありますし今回もそんな役でしたから、年とる前にコテンパンにやられるハリソンも見てみたいです。
ヴァージニア・マドセンは昔から映画とか見ていましたけど、『サイド・ウェイ』で脚光を再び浴びて以来完全に復活しましたよね、今じゃお兄さんのマイケル・マドセンよりもいい役やっているかも。
新作のジム・キャリー主演の『ザ・ナンバー２３』でも、妊娠して降板になったエリザベス・シューの代わりに、ジムの相手役を務めているんですよね、努力して来た人にスポットが当たるのはいいことですね、「キャンディ・マン」も出ていて良かったですね、結構面白かったですよ。
『２４』のクロエ”がメアリー・リン・ライスカブという名前なのを、僕は恥ずかしながら初めて知りました、今回は”ジャネット”という役でしたが”クロエ”のような活躍ぶりだったので、シンクロさせて”クロエ”にしちゃえば良かったのにと思いました。
これからもこういう役が求められてくるのでしょうが、小さな事からコツコツと頑張って欲しいです。
ポール・ベタニーはこういう”インテリ”っぽて役が似合いますね、せっかくロバート・パトリックを使っているんだから、もう少し活躍させろよと思いました、もったいないですよ。
お勧めします、ハリソン・フォードよりもヴァージニア・マドセンや”クロエ”の活躍が印象に残りました、新しいインディ・ジョーンズが見たくなりました。