ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュのJUNO/ジュノ●

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
カチンコ期待を裏切らない・期待通りの、非常に面白い映画でした。



好意はあっても恋人でない同級生とセックスし、妊娠してしまったジュノ。世間ではまるで不幸を背負ったかのように見られそうな彼女てですが、現代という混迷の時代でもまっすぐに生きようと奮闘するヒロインとして描いたのが本作は出色でした。
この作品でアカデミー賞に輝いた女性脚本家のディアブロ・コディは、元ストリッパーながらブロガーとして注目され、初めて書いた脚本が本作でした。ヒロインのジュノを等身大で演じて、アカデミー主演女優賞にノミネートされたエレン・ペイジも魅力的でした、監督は「ゴーストバスターズ」の監督アイヴァンの息子のジェイソン・ライトマン。



16歳の女子高校生ジュノ(エレン・ペイジ)は、好奇心から同級生のポーリー(マイケル・セラ)を相手に“初体験”するが、思いもよらず妊娠してしまう。ジュノは一度は中絶する道を選ぶが、実際に足を運んだ病院で少々動揺して気が変わり、やはり赤ちゃんを出産しようと決心。そこで親友のリアと共に、産まれてくる赤ちゃんを養子に引き取ってくれそうな里親を探しはじめる。やがて子供がいない夫婦、マーク(ジェイソン・ベイトマン)とヴァネッサ(ジェニファー・ガーナー)と知り合ったジュノは、彼らを里親に選ぶが……。


わずか16歳にして予期せぬ妊娠という事態に直面したヒロインが、中絶や養子縁組といった選択肢に揺れ動きながらも、子供が生まれるまでの9ヵ月間を悩み抜く中で自らの答えを見出していく姿を、ユーモアを織り交ぜ等身大に描いたコメディ・ドラマです。主演は「ハードキャンディ」で注目を集めたカナダ出身の実力派若手女優エレン・ペイジで、共演に「スーパーバッド 童貞ウォーズ」のマイケル・セラやジェイソン・ベイトマンやジェニファー・ガーナー、監督はアイヴァンの息子「サンキュー・スモーキング」のジェイソン・ライトマンでした。

16歳の高校生エレン・ペイジ演じるジュノは同級生のマイケル・セラ演じるポーリーとただ1度のセックスで、思いがけず妊娠をしてしまい動揺しつつも気丈に振る舞うジュノは親友のオリヴィア・サールビー演じるリアと、“父親”のポーリーに妊娠を報告すると両親には内緒で中絶することを決意する。
ところが病院を目の前にして気持ちが揺らいだジュノは中絶の道を諦め赤ちゃんを産んでから養子に出すことに、ジュノはリアと一緒に里親探しを始めますが・・・。

本年度米アカデミー賞の脚本賞でディアブロ・コディがオスカーを獲ったことが話題になった作品でした、何故脚本くらいで話題になったかというと脚本を書いたディアブロ・コディはこれが初の映画用脚本で、以前にも書いたと思うんですが元ストリッパーという経歴の持ち主でその体験を綴ったブログがプロデューサーの目に止まって脚本を書いてみないかとなったみたいです、僕はアカデミー賞授賞式でオスカー像をハリソン・フォードから引ったくるようにして喋りまくった姿忘れられませんでしたが。

その後の作品はイマイチだだったみたいですが、この作品は間違いなく傑作でディアブロ・コディはすごい脚本家に間違いありません。

『始まりは椅子だった』という面白いセリフから始まる映画の脚本は素晴らしく良く出来ています、そして「ジュノ」の内容が16歳の高校生が興味本位から同級生の男の子とセックスをしたら妊娠してしまったというものです、こんな題材をもし日本で映画化したらシリアスなタッチの暗い映画になりがちで養子に出そうとしたけど愛情が芽生え、子育てに励み人間的にも成長して立派な人間になりました的な美談にしてしまいがちですよね。

でも“ジュノ”は立派なコメディ・タッチの映画でジュノ役のエレン・ペイジの好演もあり素晴らしかったです、一回は自殺も考え堕ろそうともしますが産む決心をして親友のリアと新聞の広告欄で見つけたマークとジェニファー・ガーナー演じるヴァネッサ夫婦を里親に選び、産んだ子を里子に出そうと決めてパパのJ.K.シモンズ演じるマックと継母のアリソン・ジャネイ演じる“ブレン”に打ち明けて協力を求め、季節が春が来て予定日の初夏までお腹を大きくして(本当に妊娠したのかな?)生活していきます。

とにかく明るくて率直に少女から自立する女性に成長していく姿は見終わって“さわやか”な気持ちにさせてくれる映画です、ジュノ役の『ハード・キャンディ』でも冴え渡っていたエレン・ペイジの演技も素晴らしかったですが、パパのマックを演じたJ.K.シモンズや継母だけど素晴らしいママのブレンダや赤ちゃんのパパのマイケル・セラ演じるポール、親友リアや“ヴァネッサ夫婦”のジェニファー・ガーナーらをはじめ脇役陣の好演も光りました、まさか“ハーシェル・ゴードン・ルイス”や“ダリオ・アルジェント”が出てくるとは思わなかったですがそういう面でも楽しい脚本でした。

単純な“少女の成長物語”ですが簡単には終わらなくてとても楽しくて面白くて爽やかで素晴らしかったです、ラストに使われていた『シー・オブ・ラブ』のカヴァーも素晴らしく良かったです、お勧めします。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ド素人の映画と音楽のお勧め。 更新情報

ド素人の映画と音楽のお勧め。のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング