ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュのリボルバー

良くも悪くも、典型的なガイ・リッチー作品でしたね。




「スナッチ」のガイ・リッチー監督と、自らの主宰する製作会社《ヨーロッパ・コープ》から「TAXi」シリーズ等のヒット作を連発しているリュック・ベッソン。娯楽映画路線を突っ走ってきた２人が意表を突いて初のタッグを組んで放った本作は、スタイリッシュに決めようという気負いが空転して自家中毒に陥っていると従来のファンの反応も鈍く、米国や日本で劇場公開されたのは映画が作られてから約３年が経過したあとだそうです。さて、あなたはどう見ますか？


カジノ王のマカ(レイ・リオッタ)の罠にはまって、7年間もの長い獄中生活を送るはめとなったジェイク(ジェイソン・ステイサム)。獄中、彼の独房の両隣にいた“チェスの天才”と“詐欺の達人”から、究極の勝利の方程式たるペテンのやり方を教わったジェイクは、出所後、無敵のギャンブラーとしてマカのカジノに舞い戻り、彼から大金を巻き上げることに成功。さらなる復讐を恐れたマカは、凄腕の殺し屋ソーター(マーク・ストロング)を雇って、ジェイクの抹殺を命じるのだったが……。



ガイ・リッチーにリュック・ベッソンの初コンビで放つサスペンス・アクションです、自分を陥れた相手へ復讐を図る凄腕のギャンブラーを軸に様々な思惑が絡み合うさまをスタイリッシュに描きます、主演は最近リュック・ベッソンと組むことが多い「トランスポーター」シリーズのジェイソン・ステイサム。

カジノ王レイ・リオッタ演じるマカに罠にハメられ７年間の刑務所暮らしを強いられたジェイソン・ステイサム演じるジェイク、彼は獄中で“チェスの天才”と“詐欺の達人”から伝授されペテンの方式＝“究極の勝利の方程式”を習得。
凄腕のギャンブラーとして出所したジェイクは賭場で無敵を誇りついにはマカのカジノで圧勝、さらなる復讐を怖れたマカは百発百中の殺し屋マーク・ストロング演じるソーターとスリムにジェイク抹殺を指示、だがジェイクはそんな危機も突然現われた謎の２人組ヴィンセント・パストーレ演じるザックとアンドレ・ベンジャミン演じるアヴィに救われる、しかしジェイクはすでに新たな罠の迷宮へ足を踏み入れてしまっていた・・・。

ガイ・リッチー監督作品はそれ程毎回面白いと思わなくてなんで何時も騒がれるんだろうと思っていましたが、今回は“新アクション・スター”のジェーソン・ステイサムを迎えて撮った作品でしたが、相変わらず美しくてスタイリッシュな映像で時折アニメの画面を入れたりと工夫していましたが、やはりストーリーといいややこしさというか小難しくしていて僕はダメでしたね。

『最大の敵は思い掛けない場所に隠れている　ジュリアス・シーザー』という言葉から映画は始まります、悪役顔で何時も敵役ばかりやるレイ・リオッタがマカに扮しジェーソン・ステイサム演じるジェイクと色々な駆け引きを演じるワケですが、かなりテンポは良かったですが解りにくかった印象があってテンポが良くてストーリーがドンドン進むのはいいのですが、後になっても意味が分からないのはちょっといただけなかった。

３日で死ぬと診断されたジェイクはヴィンセント・パストーレ演じるザックとアンドレ・ベンジャミン演じるアヴィに、『有り金全て出せば、お前を危険から救う』と約束されてマカやマカと敵対するジョンにサム・ゴールドなど色々な猛者が登場してきていました。

チェスの格言“唯一の上達方法は、強敵と戦うこと”であるとか『高度なゲームには、高度な仕掛け人がいる』など、発想は面白かったと思うのですがこういう展開やお話しだと途中までの良かったアイデアもどこかへ行ってしまいます、ペテン師のペテン合戦はある程度ハッキリさせてくれないとつまらない、期待していただけに残念でした、まぁお勧めしておきます。