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ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュの象の背中

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TVやっぱり最近の日本映画、頑張ってますよ!!


作詞家、放送作家として時代を彩るムーブメントを仕掛けてきた秋元康による、初の長編小説を映画化した作品です。余命半年を宣告されながら、延命を拒否して残りの日々を精一杯生きようとする男の姿を綴ります。
「バベル」など今や国際派俳優として活躍する役所広司が、主人公の藤山を熱演、苦悩しながら彼を支える妻を今井美樹が演じていました。秋元康らしい現代的なアプローチで、生と死を考え直させる作品に仕上がっていました。監督は「g@me.」「破線のマリス」の井坂聡。共演には井川遥さんや塩谷瞬に岸部一徳、伊武雅刀や笹野高史に高橋克実ら実力派が揃いました。


 中堅不動産会社の部長を務める48歳の藤山(役所広司)は、妻美和子(今井美樹)と2人の子供の俊介(塩谷瞬)とはるか(南沢奈央)、そして愛人の悦子(井川遥)も抱え、まずまず満足できる人生を歩んでいた。だがある日、彼は肺ガンで余命半年という思わぬ宣告を受ける。苦悩の末、藤山が選択したのは延命ではなく、残りの時間を最期まで生きることだった。愛した人、憎しみあった人など、人生の上での大切な人たちにもう一度会って別れを告げたいと決意する藤山。だが一方、彼はもっとも大切なはずの妻・美和子にどうしても病気を打ち明けられずにいた……。


アカデミー賞候補にもなった『バベル』やカンヌのグランプリになった『うなぎ』に主演するなど、今やすっかり国際派として活躍する役所広司がガンに冒されて、余命半年と宣告された男の最期の迎え方を家族との絆を軸に綴っていました。これってアッキー(秋元康)の、初の長編小説を映画化なんですね、『ただの飛べない豚』のアッキーですがやっぱり才能豊かですね。
夫の役所浩司演じる藤山幸弘と妻の今井美樹演じる美和子の深い愛情や、息子と娘ら家族の深い絆や友人や兄に同僚など、藤山の人生で関わりのあった全ての人達の演技も素晴らしかったです。
役所浩司さん演じる幸弘は今まで関わった人達に、手紙の“遺書”の代わりに直接会いに行こうと計画します、家族に隠そうとした病気のことはやがてバレてしまいますが幸弘はいったいどのような最期を迎えることになるのでしょうか・・・。
初恋の手塚理美さん演じる美穂 や高校時代の悪友でケンカ別れしていた高橋克実さん演じる佐久間、昔仕事でかかわった笹野高史さん演じる高木に疎遠になっていた兄の岸部一徳、医者役の白井晃さんも皆良かったです。
芸達者な高橋克実さん演じる佐久間の演技も素晴らしかったです、2人のケンカ別れした原因も面白かったですがキャッチボールする姿にくだらないジョークを交える高橋克実さん、なんでこの人こんなに面白いのに37歳で『ショムニ』がヒットしてもバイトするぐらい大変だったのかな。『フラガール』で誉めた岸部一徳はやっぱり素晴らしかったですね、ラスト付近の兄弟の会話や『外に女を作ったオヤジを、あんなに毛嫌いしていたお前が一番オヤジに似ちまうとはな』と、2人で笑いあうシーンは小さな兄弟の掛け合いみたいで凄く良かったです。
特に妻の美和子を演じる今井美樹さんは素晴らしかった、愛人の青木悦子役の井川遥さんも良かったけどそれ以上に健気に夫の役所浩司を支える妻の美和子が良かったです、本業が歌手だから“鼻歌”もヤタラト上手くて良かったかな?塩谷瞬クンも『パッチギ!』の高校生とはまた違った役回りでしたが上手かったです、はるか役の南沢奈央チャンも頑張ってましたよ。
『象は死を悟ると、群れを離れて死に場所・墓場へと向かう』、これがこの映画のタイトルでもありこの映画のテーマでもありますが、巧い具合に“効いて”いるように思いました、役所浩司演じる藤山幸弘は“象”のような最期を迎えられるのでしょうか?
この映画を見ると役所浩司さんを多くの監督さんが、映画に起用したがるのもわかる気がします、素晴らしい家族愛だったし皆の演技も最高でした、お勧めします。

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