ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュの亡国のイージス

真田広之カッコ良かったな。

１１０万部を超えるベストセラーを打ち出した、福井晴敏氏の原作「亡国のイージス」が、空前のスケールで映画化されました。
見よう見ようと思っていましたが、なかなかチャンスが無くて、先日地上波で見ました。
確か長い映画だったと記憶しているので、バッサリとカットされていたようですが、なかなか面白かったです。

この大作を２時間余りの映画に纏め上げるのは至難の業だったようで、原作を読破した人にとっては、完璧な映画化とは言えないかもしれないでしょうね。でも、専守防衛を軸にした自衛隊、日本という国家、国民の存在意義という重いテーマを投げかけながら、父と子、上司と部下の間の普遍的な感情に訴える究極のドラマに仕上げたところは、「どついたるねん」の名将阪本順治監督の見事な手腕だったと思います。
何と言っても、本物のイージス艦、本物の戦闘機を使った撮影は、ＣＧではどうしようもない存在感がありました。
ベテラン俳優たちの競演も素晴らしかったですね、真田広之に佐藤浩市に中井貴一、寺尾聰に谷原章介に安藤政信にが原田芳雄、「モノマネ」でお馴染みの平泉成さんも出てましたね、超大作の名にふさわしい一本といえるでしょう。

　　東京湾沖で訓練中の海上自衛隊イージス艦「いそがぜ」で、艦長が何者かに殺害された。宮津副艦長(寺尾聰 )は、先任伍長の仙石(真田広之 )に、犯人が如月一等海士(勝地涼 )であると告げ、乗務員を艦から退去させる。しかし宮津は、某国の対日工作員、ヨンファ(中井貴一 )と共謀し、特殊兵器「グソー」の照準を東京首都圏に合わせていた。その頃陸では、防衛庁情報局の渥美(佐藤浩市 )たちが対策に乗り出す。なす術を失った政府は、米軍の新型爆弾を使い、「いそかぜ」を空から消滅することを検討しはじめる。

真田広之に佐藤浩市に中井貴一、寺尾聰に谷原章介に安藤政信にが原田芳雄、吉田栄作に平泉成が出ていて、つまらない映画だったら許せないでしょ？
アクション・シーンなんかは、ハリウッドの作品で見慣れているからそれ程凄いとは感じませんでしたが、役者さん一人一人の演技には感動しましたよ。
「たそがれ清兵衛」の真田さん、カッコ良かったですね、「ラスト・サムライ」での好演を思い出しました。
そして寺尾聰さん、「雨上がる」の武士の姿と「半落ち」での好演を思い出しました。
そして中井貴一、”みきプルーン”を思い出しました。
この人、本当に演技が上手いですよね、中井貴一もハリウッドに進出してくれないかな？
佐藤浩市や原田芳雄も良かったですが、やっぱり一人で（助っ人いましたが）戦う仙石を好演してた真田広之に尽きるかな？

特に最後の方で真田広之頑張ってましたね、「みっともなくてもいいから、生きろ」ってセリフ、感動しましたよ。

お勧めします、安藤政信に吉田栄作、真木蔵人などかつてのイケメンさん達も良かったです。