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レヒーナの光コミュのレヒーナの旅・レポート? (byJUN)

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レヒーナの家に・・・(はるかなるメヒコの旅その2)

僕はレヒーナの家に行く…
生前彼女が活動していた場所だ…
本を読んで遥か太平洋を渡って、今空想だった世界が一つ一つ現実の中に
進入して行こうとしている…

時が熟すのを待った今回の旅、一体何が始まるのだろう!


朝起きて、フルーツと干した牛肉を焼いて食べた。
千恵子さんは普段あまり肉を食べないそうだか、僕らのために
買っておいてくれたらしい。
僕も4年ほどベジタリアンだったが今は進んでは食べないまでも
全く食べれないわけではない…こちらはどちらかというと肉をよく食べる文化らしく
ゆっくり時間をかけて皆でワイワイ食事をするのだそうだ。

彼女の家に行くのにはもう一つの目的があった!
レヒーナの本を書いた、当時の生存者、アントニオベラルコ氏に会うためだ。

彼は僕らのお願いを快く承諾してくれたらしい!
アントニオベラルコさんは、今レヒーナの住んだ家に事務所を置き、
その場所を管理しながら執筆活動を続けておられる。

彼はレヒーナの物語を時が来たとき発表するため、
(レヒーナは生前から政府が事実を隠蔽する事を予想していたようだ…)
全てを彼女に託されて生きる事を選んだ人…。

彼が「トラテロルコの大虐殺」にまつわるレヒーナの物語を発表した時、
メキシコ国民の衝撃はかなり大きかったようだ。
(なにせレヒーナ自体、存在していなかった事にされているのだから)

勇気ある彼の発表に多く口を閉ざしていた人達が、
私もレヒーナを知っていると一人又一人と、声を上げ始めたのだ。

この本はその後、メキシコシティでミュージカルになって商業演劇として公開され
こちらのトップアイドル Lucero が、レヒーナ役を務めた事で
当時をしらない若い世代にも大好評を得て世間に大きく知れ渡る結果となった。
上演は、たいそうロングランを続けたそうだ。



彼のうちまでは、千恵子さんの家からタクシーで40分。
メキシコシティのタクシーはナンバープレートが[L]で始まるリブルと
[S]で始まるシティオがある。
リブルは、大概が白と黄緑のフォルクスワーゲン助手席はなく後部座席3人乗り、
俗にいう流しのタクシー。
シティオは少し料金は高いがメーターもちゃんとしていてボラレル事もすくない乗用車型
今回はシティオで向かう。

完成な住宅街にある静かアパート、そこがレヒーナが住んでいた部屋がある場所だ。
こちらのアパートの多くがフランスやスペインによくあるように、
大きな頑丈な門の中に小さな中庭があり、
その奥や脇に建物のある俗にいうコートハウスになってりる。
各アパートは思い思いにガーデニングされていて、そこの主のセンスを感じる事ができる。
レヒーナの住んだその建物は全体を真っ白いペンキにぬられ、
手すりや窓は黄緑にぬられている明るい雰囲気の漂う建物だ。

ほどよく置きすぎでない植木は良く手入れされていて、人のぬくもりを感じる…
3階にあがるとそこにべレルコ氏のオフィスとレヒーナの部屋がある。

僕らは彼の書斎に通された…。

ベラスコ氏は、ホント優しいおじいちゃんという感じの品のいい紳士だった。
闘志のある活動家という情熱の部分は全く表から垣間見る事はできない。

児島さんは自分の娘である、こころちゃんと、いのりちゃんが書いた
レヒーナの紙芝居を熱心にみせていた。
日本語はわからなくとも、それは自分の書いた本の内容、
絵をみただけで、彼はドンドンその絵の物語をしゃべり始めた。
楽しいひと時だった。

彼女たちは見たこともないメキシコを調べて、当時を想像して書いたのだ。
ベラスコ氏は痛く感動しておられた。
そしてその紙芝居をコピーしてほしいといわれた。

僕は 自分のやっているダンスとそれを通した
平和活動に対して様々なお話を聞いていただいた。
レヒーナのセレモニーで躍らせてもらう事もご報告した。

そしてこの実話を翻訳して出版してくれた知恵子さんに改めて感謝した。
それだけでなくその千恵子さんの案内で僕は今ココにいるのだから…
念願が叶って感激ひとしおだ。

その後、僕らはレヒーナが暮らした部屋に案内された、
今は一年のうち今だけレヒーナの部屋を開放し、中に入れる日だという!
(とはいっても一般公開されているわけではなく、レヒーナに縁の或る人や
知人友人だけが予約をもらう形で入ってもらっているという事で
飛び込みで訪ねてねていっても見学できるわけではない…)

いよいよ彼女の部屋に…
中に入ってその空間のあまりのシンプルさと質素な部屋にビックリ。
そしてそこの透明な雰囲気の美しさの中で頭の中が真っ白になってしまった。

シンプルなやっと一人が寝れるベット(おそらく寝返りも打てない)、
後は椅子が一脚…、
テーブルすらない…

あとは彼女がチベットから持ち帰った
曼荼羅、
鈴、
マニ車(お経の書いてあるガラガラでまわすと読んだ事と同じ効果がある法具)、
独鈷杵(dokkosho、密教で手にもって加持をする法具)などがあるだけだ

広さは、そう…小さな縦長4畳ほどだろうか…。
窓は大きく、よくお日様は良く入る。
彼女はその短い生涯の中でココですごした期間
毎日何を思い窓の外を眺めていたのだろう…

窓辺から僕も彼女の視線で空を眺めてみた…

その後、そこに来た数人の人と一緒に祈りと瞑想を捧げた。

見よう見まね目を閉じ、静かに座っていると
体の中になにやら地面から突き上がってくるものがある…。
場所は、武術でいう所の中軸(体を前後に4等分した2軸と3軸の間、
そこは中軸と呼ばれ、ダンスではつま先たちでターンしたりする時乗る軸)だった。

次にその感覚は体中に広がった。
目の裏がビリビリ焼けるような感覚になった…
(なんじゅこりゃ…)と思って、その感覚に身をゆだねると
不思議や不思議…

レヒーナと深い深い繋がりが、心の中に沸き起こってきた。
その感情は体の中に広がってくる…
上空からのエネルギーが頭頂から入ってくる感覚があり至福の感覚が身体を包む…。


武術では感情は滅し、平常心で行動するのを善しとする…
それで行動する訓練をされている僕には
体験したことのない、明らかに異質の別次元のエネルギーが入ってくるではないか…。

しかし、そこはそれ…
現実処理能力は半端でなく鍛えあげられている!

天使が来てもヤマタノオロチが来ても
テロリストと同じように即座に対応を検討するのが武舞の人である。
何事にもネガティブにもポジティブにもならない武術家と舞人の性分が
現実を正確に把握しようと、すぐ全感覚器を使って観察を開始しだした…
するとどうだろう…これまた僕の意思とは関係なく…

「やっとこれました。僕を受け入れていただいてアリガトウございます。
何か僕に出来ることがあればなんでもさせてください…」
そういう祈りを捧げてしまっている自分が
そこにいるではないか…。

あとから振り返ってみると
この一言が大きく今回のツアーを(いや僕の人生を…)
別のものに方向転換させていったように思う…。




沈黙が終わり静かに目を開ける。
目の鱗がとれたように視界がハッキリしている、
物の立体、特に前後関係がよく認識できている。
肩甲骨の裏側かなり緩み、開いて垂れ下がっている。
すがすがしい気持ちで、心は愛に満ち足りている…

感動すら覚えた体験余韻さめやらぬ中、
僕らは建物の一階部分、天井の高い応接間に通された。
そこでさっき偶然出会った(いや明らかに必然なのだが…)
皆で自己紹介をし歓談をした。

その中に一緒に瞑想したエクトル哲夫さんがいた…。

*続く・・・!

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