名人治療家をめざそう！コミュの筋力・柔軟性・靭帯と、筋肉量

世間では、「膝が悪いから筋肉（量）をつけないと・・」と、
「身体が硬いからストレッチをしないと・・」と、言われます。
医師から「運動しなさい、歩きなさい」と、言われている人も多いでしょう。

文部科学省でも“近年の小中学生の筋力低下”問題や
“柔軟性の低下”問題が取り上げられているようです。

筋力と、柔軟性を別々に考えられているようですが
私は同じ原因から起こっている問題だと捉えています。

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人は誰でも、その筋肉量に見合った筋力を100％持っています。
しかし、別段力を入れていなくても緊張して硬い筋肉の場合
筋力を100％発揮できないでいます。
当然、その分、柔軟性も悪いわけです。

勿論、筋肉をトレーニングして、
筋肉の絶対量を増やすことは大いに結構なのですが、
まずは、自分が本来持っている筋力を
出来るだけ100％近く発揮できるようにすることが肝要だと思います。

では、何故、自分の持っている筋肉に見合った筋力を発揮できないのか？
私は“余分な仕事”をすることに取られている・・と、診るわけです。

筋肉を使っていないのに緊張状態になっている＝筋肉が硬ければ＝
＝当然、柔軟性が低いですし、
その分、障害を受ける確率もアップすることになります。
すなわち、
“余分な仕事”を強制されているのが膝痛、腰痛などの原因だと捉えています。

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4月26日（日）：静岡セミナーにて
靭帯と筋肉・筋力、柔軟性の関係（私の「腱・靭帯理論」）を理解してもらうため
（一例として）
前仙腸靭帯と、大腰筋・筋力の関係を実感してもらうための実験・実習を行いました。

靭帯は骨と骨を結び付ける組織で、関節のあるところには必ず存在するものです。

機械で言えば、『ボルト＆ナット』に相当し、
ボルト＆ナットが緩んでいると
即、金属疲労を起こし、破断してしまいますが・・人間の身体も同じです。

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（●『対話回線』が繋がっていない人がやっても無理ですよ●）

１） まずは、立位で、背屈時の可動域を確認します。

２） 次に仰臥位にて、
被験者の大腰筋の筋力を確認するため、仰臥位で両足をやや広げて伸ばし
片足を、やや斜め上に上げます。（30度程度）

３） 被験者の上げている足首に、実験者が軽く手で押さえるように抵抗します。

４） その時の力具合を覚えておきます。（無理に押し下げないこと・・筋肉を痛めます）

５） 被験者の前仙腸靭帯を『言霊・対話・徒手確認』し、『靭帯療法』を施します。
（異常反応が無くなるまで）

６） 再度、同じように、大腰筋の筋力をテストします。
（『靭帯療法』がうまく行っていれば筋力がアップします）

７） 立位で、背屈時の可動域を再確認してください。
（柔軟性もアップしているでしょう）

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すなわち、誰もがその筋肉量に見合った筋力を100％持っているわけですが
靭帯の異常を補強するように（関連する部位の交感神経が緊張し）
関連する部位の筋肉が緊張を強いられます。

その緊張は“余分な仕事”として緊張するわけですから、
筋肉は硬くなり、柔軟性が低下すると同時に
“余分な仕事”をさせられている分だけ筋力は発揮できなくなります。

特に、
骨と骨を横に結びつけるように収縮する筋肉の存在が無いところの部位の
靭帯に負荷が掛かっている場合（例えば、仙腸関節部や、前腕骨間などなど）、
余計に関連筋が効率の悪い仕事をさせられるわけです。
（古来・日本人は“知恵”として実行していましたが、
現代の医学・医療の盲点になっています）

ここでは、前仙腸靭帯と大腰筋の関係で説明しましたが
それぞれの部位の靭帯と、それに関係する筋肉がそれぞれ存在しています。

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セミナー予定
5月17日（日）：福井セミナー（随時）
6月11日（木）：東京（出張）セミナー

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