名人治療家をめざそう！コミュの椎間板ヘルニアと、検査（対話・徒手確認）と、体位・角度

少し、技術的な内容です。

“今更”と言う感じですが・・
同じ部位でも、体位（仰臥位、伏臥位、側臥位）によって、
対話・徒手確認する角度によって、違ったものが出てくる場合があります。

例えば、足・内転筋群の緊張との関連で
足の裏の腱・靱帯・骨膜など結合組織の異常を検出するとき
伏臥位での対話・徒手確認で検出できない場合でも
側臥位にすると出てきたり・・と。

８日・・私の知人のOさんから紹介を受けたＴさん
（５９歳女性Oさんの妹）が来院されました。
右臀部から足にかけて痛みが激しく出て、職場へ出ることも出来ず休んでいるとのこと。
整形外科で椎間板ヘルニアと診断されたそうですが、治療を受けるもままならず
整体院にも数軒通っていたようです。

実は、１週間前に予約が入っていたのですが
その時は、痛みが強くて・・と、キャンセル電話（整形外科へ行ったようです）
再度、Oさんに私のところへ行ってみるように言われたようで
８日、ご主人に付き添われて来院した次第。

話では、腰椎椎間板ヘルニアと診断される数ヶ月前に、
右膝の『変形性膝関節症』と診断され、“水”も抜いたとのこと
《足からの歪みが膝へ進んで、骨盤～腰椎にまで波及してきた・・》
前屈は出来るが・・背屈ができない・・

兎に角、足から、『結合組織療法』にて開始
対話・徒手確認して出てきた痛みがその場で解消するのを体験して
不思議そうに・・・身を任せてもらった。
伏臥位、仰臥位での施術が済んで、寝返りなども楽になってきたが

◎側臥位で、内転筋群の状態を調べようと
右を下にすると、右足に疼き痛みが出て来るという
ところが、左膝を右膝の上に戻すと・・痛み・疼きが無くなるという
《左膝を右足の前のベッドの床に置くと・・テンションが掛かるところは？》
と、観察すると・・仙腸関節部に一番テンションが掛かる
《伏臥位で、仙腸関節部はしっかりみたつもりだが・・
仙腸関節の中まで対話・徒手確認出来ていなかったか！》と反省。

側臥位の状態で、
再度、左右の仙結節靱帯～仙腸関節部の結合組織の異常を
対話・徒手確認すると・・・出てくる！出てくる！

《骨格模型の骨盤部：仙腸関節部を観察すれば当然！》
この部分を『結合組織療法』で施術すると
左膝を右膝の前に伸ばしても疼き・痛みは無くなった。
また、歩くときの強烈な痛みも無くなった。

勿論
何故？（結果である）変形性膝関節症になったのか？
何故？（結果である）腰椎椎間板ヘルニアになったのか？
を説明。
「あの靴と、履き方ではダメですよ！最初は戻りやすいと思いますが・・」
と、一言言って終了しました。

帰りは・・スタスタ歩いて車に乗り込んでいましたが・・

＊＊＊＊＊＊＊　　　＊＊＊＊＊＊＊　　　＊＊＊＊＊＊＊

ガンをはじめとする“成人病”だけが“生活習慣病”ではない。
『健康の根本原理は“気・血・動”の調和』（千島学説・千島喜久男博士）
『病気・不調の原因は、その人の“息・食・動・想・環”における
生活習慣の中にある』（操体法創始者・橋本敬三先生）

＊＊＊＊＊＊＊　　　＊＊＊＊＊＊＊　　　＊＊＊＊＊＊＊

１０月７日（水）東京での「伝授＆セミナー」を受講いただいた
Ｔ先生より、有り難く、嬉しいメールを頂きました。

----- Original Message -----
From: "Ｔ"
To: "高倉英治" <to-taka@kdn.biglobe.ne.jp>
Sent: Saturday, October 10, 2009 8:43 AM
Subject: とても体が軽いです／Ｔ

> 高倉英治先生、おはようございます。
>
> 気光整体は、特に高齢者の方の評判がよろしいです。
> 気難しい方にはイマイチですが、これは修練を積んで何とかします。
>
> なによりも、自分自身、体が軽いです。
> 窮屈なジャケットを脱いだ気分です。
>
> 気光整体を受講して、良かったです。
> ありがとうございました。
> 今後共よろしくお願いします。
>
> [治療室Ｔ]　Ｔ
>