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こどもの教育コミュの学問は本来小学校から始まる

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FaceBook での茂木 健一郎さんの投稿を紹介させていただきます。

学問は本来小学校から始まる

検定教科書のことが、ニュースになっていた。私は、個々の歴史的事実の検定よりも、検定制度そのものの方が気になる。これは、以前から言っていることだけど、改めて今朝、振り返りたい。

小中高の教科書には、「検定」制度があるが、大学の教科書にはない。これは当たり前のことで、学問というのはオープン・エンドで、何が正解かわからないからこそ学問なのである。では、小中高では学問をやっていないのだろうか。

現状だと、検定がある小中高と、いきなり放し飼いみたいな大学の間に、大きな落差がある。だから、高校から大学に進んだとき、膝かっくんになる人も多い。大学に行かないと、検定のある教育しか受けないことになる。これはもったいない。

そもそも、小中高で検定のある教育を受けた人が、いきなり大学に行っても「残像」があって、そういうものだと思ってしまうから、4年になって卒論を書く頃になって「はっ」と気づいて、「違ったかも」と思っても、もう遅かったりする。

文科省の方のお気持ちとしては、全国津津浦浦、ある一定の教育水準を保証したい、というのが検定制度の99%で、時の政治でうんぬんされる歴史問題は正直検定の意義の1%にも満たないと推定するが、それにしても以上のような問題がある。

学問は、小学校の頃から始まるのだと思う。正解がなにか、そう簡単にはわからない。だから、学問は、調べたり、考えたり、話しあったり、同意したり、意見が一致しなかったりというプロセスの中にこそある。それを小学校から経験する方がいい。

小学校から、学問の本来のあり方を経験することで、大学に行かない、あるいは高校に行かない方でも、ある構えが身につくし、大学に行く方は、入った時に、そういう姿勢が出来ている。筋肉がついている。それは素晴らしいことではないか。

私は検定制度を廃止すべきだと以前から主張しているが、政治的にそれがすぐには難しかったら、検定教科書が子どもたちの脳の滋養のごく一部、参考程度、ナショナル・ミニマムだと認めて、あとは、広大で自由な学問の世界に小学校から接することが子どもたちにもいいし国益にも資すると思う。

コメント(14)

"学問は、小学校の頃から始まるのだと思う。正解がなにか、そう簡単にはわからない。だから、学問は、調べたり、考えたり、話しあったり、同意したり、意見が一致しなかったりというプロセスの中にこそある。それを小学校から経験する方がいい。"

もっともっと多くの人が、このことについて意見を交わし、このことを声を大きくして、あちこちで言わないといけないと思いました。
知識の基礎的部分は根気よく学んでゆくことが大切ですが、
人間の知識が持つ「議論により共有化へのプロセスを持つもの」については(実はすべての知識は根本においてはそうですが)、その一端に触れさせるか、そうした議論の大切さを日常的に学ばせることも、トピ主のおそらくおっしゃるように大事なことだと思います。

二つは決して二者択一的にどちらか一方を選ぶというものではなく、基礎的受容的学習も大事なら、議論的探索的創造過程もまた大事なのだろうと思います。
>>[8]
日本の小中学校の英語以外の科目を英語で授業するようにしていけばいい
というようなことを言われているのでしょうか ?
>>[10]

「小学校教諭に英語の能力が求められるようになっている一方、中学校以上の教員は英語教師以外には英語の能力は求められません」という御指摘があり、それに続く形で「小学校に比べて中学校以上は社会不適合者養成機関にしかなっていない」とも書かれていましたので、「社会不適合」という言葉で意味されているのは「英語の能力が低い」ということであろうと解釈し、「日本の小中学校の英語以外の科目を英語で授業するようにしていけばいい」というお考えなのかと思い、[9]の質問をさせていただきました。
それに対し「中学校の無償教育のルールは維持しつつも義務教育から外すと言う方法もある」とお答えいただき、「中学校の選択も自由化」そして「中学校の受験対策も活発化」という言葉を書いていただいたのですが、話はどのようにつながっているのでしょうか ?
よくわかりませんので、もう少し説明していただけますでしょうか ?
>>[10]

さきほどの僕の[11]のコメントを書いた後で、ふと気がつきました。
もしかしたら、この謎多き後背地さんの[10]のコメントは、「大学ランキングと日本の教育」のトピックの方の[7]のコメントに付けられるはずのコメントでしたか ?
コミュニティの皆さん、おはようございます。

>>学問は本来小学校から始まる

という意見に関し、義務教育段階の算数・数学は、高校数学で勉強することになる
微積分について考えるための準備という話を、私が勉強する際に用いる講義の中で
聴いたことがあります。

小中学生くらいだと、勉強をしていてもなかなか楽しいという実感が得られにくい。
それでも、上の数学(例として高校数学)をやることで、算数の考え方がよく分かる
ということもないでしょうか。

私の当面の目標として数学検定があるものの、今取り組んでいる勉強も、大学以降で
触れることになる解析学や線型代数のための準備にもなるのだろうかと、大学での
講義や国立大学の先生のアドバイスを読んでいると思うことがあります。実数の定義は
解析学の話でもあるような。

問題意識を明確にしつつ、日々の学習に取り組みたいと思いました。ここまで読んで
くださったことに、お礼を申し上げます。

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