1992年セヴァン=スズキという、まだたった12歳の少女がリオデジャネイロで行われている国連会議(地球環境サミット)に乗り込んでいき、後に伝説と呼ばれることとなるスピーチを行いました。 カナダ・バンクーバー市で生まれた彼女は9歳のときにECO(Environmental Children Organization)という環境学習グループを立ち上げ、そして12歳の時に自分たちで費用を貯めて国連会議(地球環境サミット)へ赴くだけでなく、NGOブースで交渉の末にスピーチを行う機会まで勝ち得たそうです。 その素直で純粋な想いに溢れたスピーチは多くの”大人達”の心を揺さぶり、やがて世界中で伝説として語り継がれています。
現在、セヴァン・スズキはナマケモノ倶楽部とともに、日本を中心に「RORキャンペーン2003」を展開している。「ROR」とは、「Recog-nition Of Responsibility=責任の認識」、つまり「自分のライフスタイルに責任を持とう」という環境誓約書だ。日本では1800人、世界では約3000人が署名しているという。「私たちは一人ひとりが経済システムを支える消費者であり、未来の子どもたちの父親、母親です。私たちこそが、未来を変えていくことのできるオンリーワンの存在なのです」と語るセヴァンは、自分こそが、「変化になる」ことを通して、世界を変えることができるのだ、と語りかけている。RORキャンペーンはウェブサイトでも署名を受け付けている。
http://www.sloth.gr.jp/ROR2003.htm