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縁縁-俳句会コミュの初夏吟行会報

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 日時 6月4日 13時〜
 吟行場所 芝離宮恩賜庭園内
 句会場所 縁縁
 参加者  敬一 朱龍 希 むく子 薫
      (順不同 敬称略)


 
 敬一
 
 光る汗きりとしぼりて一閃す         むく子
 どくだみやどくは可憐のかわり名と      朱龍
 雑踏に世紀またぐや夏の空          むく子
 はさみ音(おと)軽(かろ)き余韻の夏来る  朱龍 希 薫
 撫子やゆるがぬ縁三兄弟           朱龍


 朱龍
                  
 梅雨曇り岩に一輪芝桜
 金糸梅やさしくゆらす南風
 弓道場的(まと)睨みつけ夏袴        敬一
 葉桜に熟れた実ひとつ残りけり
 紫陽花や咲きつく先の水の音         希 ◎むく子 

                  
 希

 公園の池ゆく亀の背にも青          むく子 薫
 風吹きてふうはり弾む手毬花         むく子
 万緑の匂い沈みしビル街に          ◎朱龍
 雨乞いをせしかな額の花の葉は        ◎薫
 撫子のもつれあふなり花二つ         

  
 むく子                 

 緑陰に憩うかつてのをとめたち        敬一 朱龍 ◎希
 撫子の風を溶かして揺れてをり        敬一 希 薫
 パナマ帽てっぺんで食うおむすびよ
 六月の恩寵庭園ゆるゆると
 六月の庭は誰もがやさしくて


 薫
              
 湧水(ゆうすい)の脇の十薬(どくだみ)弓を射る
 足裏の柔き芝生や夏きざす              希
 九尺台へ佇ち朕と呼ぶ大南風(おおみなみ)  ◎敬一
 語らひの途絶えし時の遠老鶯      
 複数の交わす異国語日向ぼこ

                   


 ※◎がついているのは天賞に選んだ句

 天賞
 緑陰に憩うかつてのをとめたち  むく子
 
 自選一句
   
   はさみ音軽き余韻の夏来る   敬一
   紫陽花の咲きつく先の水の音  朱龍
   雨乞いをせしかな額の花の葉は 希
   撫子の風を溶かしてゆれてをり むく子
   九尺台佇ち珍と呼ぶ大南風   薫


 
   
 

コメント(21)

敬一です。

むく子さん、天賞おめでとうございます。1点だけ。「をとめ」と旧仮名があるので、揃えるなら「憩ふ」ですね。一句の中では統一したほうがよいかと。

薫さん、最終的には「九尺台」としましたか。「へ」がけっこういいかな、と思ってたんですが :-)

私の選句が足りませんね。希さんの「風吹きて」に入れています。これは私のミスかな。だったら、すみません。

いろいろとキズも多い投句でしたが、すべての句に点をいただきました。ありがとうございます。自作解題は、のちほど。
あ いえ 私のタイプミスです 汗
修正します!
 
 日時 6月4日 13時〜
 吟行場所 芝離宮恩賜庭園内
 句会場所 縁縁
 参加者  敬一 朱龍 希 むく子 薫
      (順不同 敬称略)


 
 敬一
 
 光る汗きりとしぼりて一閃す         むく子
 どくだみやどくは可憐のかわり名と      朱龍
 雑踏に世紀またぐや夏の空          むく子
 はさみ音(おと)軽(かろ)き余韻の夏来る  朱龍 希 薫
 撫子やゆるがぬ縁三兄弟           朱龍


 朱龍
                  
 梅雨曇り岩に一輪芝桜
 金糸梅やさしくゆらす南風
 弓道場的(まと)睨みつけ夏袴        敬一
 葉桜に熟れた実ひとつ残りけり
 紫陽花や咲きつく先の水の音         希 ◎むく子 

                  
 希

 公園の池ゆく亀の背にも青          むく子 薫
 風吹きてふうはり弾む手毬花         敬一 むく子
 万緑の匂い沈みしビル街に          ◎朱龍
 雨乞いをせしかな額の花の葉は        ◎薫
 撫子のもつれあふなり花二つ         

  
 むく子                 

 緑陰に憩うかつてのをとめたち        敬一 朱龍 ◎希
 撫子の風を溶かして揺れてをり        敬一 希 薫
 パナマ帽てっぺんで食うおむすびよ
 六月の恩寵庭園ゆるゆると
 六月の庭は誰もがやさしくて


 薫
              
 湧水(ゆうすい)の脇の十薬(どくだみ)弓を射る
 足裏の柔き芝生や夏きざす              希
 九尺台へ佇ち朕と呼ぶ大南風(おおみなみ)  ◎敬一
 語らひの途絶えし時の遠老鶯      
 複数の交わす異国語日向ぼこ

                   


 ※◎がついているのは天賞に選んだ句

 天賞
 緑陰に憩うかつてのをとめたち  むく子
 
 自選一句
   
   はさみ音軽き余韻の夏来る   敬一
   紫陽花の咲きつく先の水の音  朱龍
   雨乞いをせしかな額の花の葉は 希
   撫子の風を溶かしてゆれてをり むく子
   九尺台へ佇ち朕と呼ぶ大南風   薫


 
   
おはようございます。
皆様昨日はありがとうございました。
毎回ほんと勉強になりますです。

吟行の想い出ということで写真を少々(^-^
句にできなかった額の花と根。
これから考えてみます。
日記にパノラマ作って載せてみました。藤棚からの風景です。撮ったときはパノラマにするつもりじゃなかったので、もっと計算すればよかった ;-<

私も句にできなかったネタなどを。
句会の様子、撮ったのは知ってましたが、出ちゃうとは。アヤシイやつが右端にいるなあ。

竜さんの写真のように、背景のボケ味を生かした写真というのは、コンパクトデジカメではなかなかできない。残念。
きや〜!天賞ですか!どうしましょう。嬉しいです。

「憩う」、「憩ふ」
ご指摘ありがとうございます。
わたしもどうなのかな?って思って、あの場でお聞きするの忘れてました。
なんでも「ふ」ハ行でいいのかな?とうふ疑問がありまして。

やっちんさん、さっそく上げてくださりありがとうございます。
>なんでも「ふ」ハ行でいいのかな?とうふ疑問がありまして。

仮名遣いについては、古い文献を読む場合の知識としておおまかに把握はしていますが、旧仮名を完璧に使えるわけではないですね(句作は新仮名が多い)。

自宅であれば辞書などがあるのでいいのですが、出先では困ることがあります。先日持参した「小学館ポケットプログレッシブ国語辞典」には残念ながら見出し語に旧仮名が掲載されていません。

手元にあるので持ち運べるものというと「三省堂国語辞典・小型版」が、ぎりぎりハンディ、という感じでしょうか。小さいものを探してみようかな。
>手元にあるので持ち運べるものというと

携帯できる、を基準に少し調べてみました。参考文献の話ですから、どこか適当な場所は、と探したんですが、あとで再掲載してもいいかな、ということで、とりあえず私の日記スペースにまとめてみます。手持ちでいいのがあったのに、さっき書くときは忘れていた ;-<

そういえば、のん☆さんが持ってこられた花の図鑑、続編で「鳥・虫」編がこの春に出ていたんですね。
俳句の鳥・虫図鑑(成美堂出版;1500円+税)

体裁は「花」と同じです。とりあえず買いました :-)

旧仮名関連の参考文献、日記にまとめてみました。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=20582502&owner_id=595734
旧芝離宮では、カワラナデシコがきれいに群れ咲いていました。投句には、私も含めて複数の「撫子」の句があります。これだけ印象に残れば、詠みたくなるのは当然です。

季語としての「撫子」は、秋の七草のひとつということもあり、伝統的に秋の季語です。しかし、吟行では、ある程度幅を持たせて、実際に咲いているのであればそれを句材にしてもいいのではないか、というのが私の考えなので、今回、撫子の句を出しました。

上記の「許容」とは別に、俳句歳時記ごとの「差分」の問題もあります。「俳句の花図鑑」では、撫子が夏に分類されています。その説明に、万葉集でも夏、秋、一定しなかった、とあり、おそらく実際の花時にあわせた移動でしょう。

伝統的に秋の季語である「朝顔」も、夏の季語として扱う俳句歳時記はあります。このような俳句歳時記の「差分」は、結社句会のようにリファレンスがひとつの場合を除いて、どうしても出てしまいますね。
連続ですみません。日記用に写真を整理していたら、こちらにも出しておこうかと思い立ったもので。

キンシバイ(金糸梅)も、かなり印象的な花でした。いわゆる「箱庭」である大名庭園は、もともと花は少ない、と係のかたがいっていたので、逆に花は目立つ存在でしたね。

いま手元ですぐに参照できるものでは、「俳句の花図鑑」や角川春樹事務所「季寄せ」、柏書房「必携季語秀句用字用例辞典」に金糸梅が掲載されています(同じ句が例句として出ているますね)。

朝日新聞の「草木花歳時記」もそうなのですが、草花に関しては、新しいものがどんどん季語に加えられる傾向にあります。ただし、最終的に季語として生き残るかどうかは、それを句材にしている句が、多くの人に秀句だと感じさせることがでるかどうか、にかかっています。

余談ですが、角川春樹編の「現代俳句歳時記」と「季寄せ」には微妙な差があって、楽しめます。先に出た「現代」は、全体構成や収録季語の傾向が角川書店「第三版俳句歳時記」によく似ています。それをベースに数年後、「季寄せ」は作られているのですが、上記の「金糸梅」のように「季寄せ」のみに収録されている季語が植物を中心にいくつかあります。これも季語増加傾向の反映かもしれません。
「金糸梅」なんですね。おじさんに聞いて、耳からの連想で「錦糸梅」かと思いこんでました。
「季寄せ」には載ってるんですか。やっぱり夏ですか?
花図鑑と鳥・虫図鑑、アマゾンで注文しました☆
早く届かないかな〜♪
でかけるのが更に楽しみになりそうです(^-^
>むく子さん
「俳句の花図鑑」には、夏の部で掲載されています。また、前述した文献にも、夏の季語としてありました。

>竜さん
判型がもうひとまわり小さいと携帯しやすいんですけどね。でも、花は草花や動物は俳句の季節どおりに「存在」するわけではないので、季節分冊ではないこの本みたいなのが、やはり便利。となると重いのはしかたないか。

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