先程お叱りを頂きましたので、誤って二重投稿になっていたものを削除し、例文を増やし、ブログのアドレスも削りました。
昔々「てにをは」なるものがありました、と言いたくなる程、乱れる一方です。新聞・テレビで気付いたものを挙げると、
大統領と直接話をできる (直接話が出来る)
子供へ向精神薬を処方する (子供に処方する)
少年が同級生を暴行した (同級生に暴行)
父親が長女を包丁で切りつける (長女に)
大西洋を臨む港湾都市 (大西洋に)
激しい雨が地面を打ち付けています (地面に)
2020年は世界が日本を注目する (日本に)
...会議をアメリカは出席しなかった (会議に)
国境検問所で入国手続きを対応する職員 (入国手続に対応)
ケニアに日本が援助：既存の発電所を増設する形で (既存の発電所に増設)
宮崎駿さん、辺野古移設を反対する基金の共同代表へ (辺野古移設に反対)
NFL選手の多くが国歌斉唱時に膝をついて、トランプ氏を抗議した (に抗議)
欧州中央銀行は１月に決めた量的金融緩和を絡んで、条件付きでギリシャ国債を購入する意向 (量的金融緩和に絡んで)
メルケル独首相は、ロシアが合意を守らない場合「我々は追加制裁の発動を除外しない」とロシアを警告した (ロシアに警告)
漢字を読めない政治家 (漢字が読めない)
岩崎を憎くて堪らない (岩崎が憎くて)
個別の例について議論している限り、「△△に触る」と言う人もいれば「△△を触る」と言う人もいる、ということになって、水掛け論に終ってしまう。大きな傾向の中の一例として捉えなければ、事態の本質は見えないと思います。即ち、
動詞の目的語らしきものを、
「てにをは」を無視して「を」で受けるようになった、
のではないかと思います。
念のために申しますと、「子供へ向精神薬を処方する」その他いずれも、例文が長くなるので肝心の部分を切り取った結果で、実際そのような表現が見られたのでご紹介した次第です。
昔々「てにをは」なるものがありました、と言いたくなる程、乱れる一方です。新聞・テレビで気付いたものを挙げると、
大統領と直接話をできる (直接話が出来る)
子供へ向精神薬を処方する (子供に処方する)
少年が同級生を暴行した (同級生に暴行)
父親が長女を包丁で切りつける (長女に)
大西洋を臨む港湾都市 (大西洋に)
激しい雨が地面を打ち付けています (地面に)
2020年は世界が日本を注目する (日本に)
...会議をアメリカは出席しなかった (会議に)
国境検問所で入国手続きを対応する職員 (入国手続に対応)
ケニアに日本が援助：既存の発電所を増設する形で (既存の発電所に増設)
宮崎駿さん、辺野古移設を反対する基金の共同代表へ (辺野古移設に反対)
NFL選手の多くが国歌斉唱時に膝をついて、トランプ氏を抗議した (に抗議)
欧州中央銀行は１月に決めた量的金融緩和を絡んで、条件付きでギリシャ国債を購入する意向 (量的金融緩和に絡んで)
メルケル独首相は、ロシアが合意を守らない場合「我々は追加制裁の発動を除外しない」とロシアを警告した (ロシアに警告)
漢字を読めない政治家 (漢字が読めない)
岩崎を憎くて堪らない (岩崎が憎くて)
個別の例について議論している限り、「△△に触る」と言う人もいれば「△△を触る」と言う人もいる、ということになって、水掛け論に終ってしまう。大きな傾向の中の一例として捉えなければ、事態の本質は見えないと思います。即ち、
動詞の目的語らしきものを、
「てにをは」を無視して「を」で受けるようになった、
のではないかと思います。
念のために申しますと、「子供へ向精神薬を処方する」その他いずれも、例文が長くなるので肝心の部分を切り取った結果で、実際そのような表現が見られたのでご紹介した次第です。
|
|
|
|
コメント(8)
都合が悪くなるとトピを消すのは証拠隠滅に近い悪質な迷惑行為です。
やめてください。
＞念のために申しますと、「子供へ向精神薬を処方する」その他いずれも、例文が長くなるので肝心の部分を切り取った結果で、実際そのような表現が見られたのでご紹介した次第です。
意味不明です。
〈子供へ向精神薬を処方する (子供に処方する) 〉には〈動詞の目的語らしきものを、 「てにをは」を無視して「を」で受けるようになった 〉表現がありますか。「（薬を）処方する」は辞書にもある他動詞用法です。
すでに書いたように、辞書を確認していただけませんか。
削除されたトピに当方が書いたコメントを再掲します。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用開始
非常に興味深い話をありがとうございます。
＞動詞の目的語らしきものは全て
＞「を」で受けるようになった
そういう傾向はあると思いますが「全て」は乱暴でしょう。
「新聞・テレビ」と言ってもいろいろあるので、もう少し詳しく書いていただけないと。
＞大統領と直接話をできる (直接話が出来る)
たしかに「できる」は自動詞ですが、可能が絡むと「ガ」が「ヲ」にかわるのはよくあることなのでは。
＞子供へ向精神薬を処方する (子供に処方する)
例文になっていないのでは。
＞大西洋を臨む港湾都市 (大西洋に)
「望む」なら「ヲ」では。つまり、変換ミスで話ともとれます。
＞2020年は世界が日本を注目する (日本に)
手元の辞書で調べたところ、明鏡は他動詞も認めているようです。だとすると何も問題はないのでは。
ほかの例も辞書は確認したのでしょうか。辞書が他動詞を認めているなら、「乱れ」とは言えないでしょう。
＞以下詳しくは、宣伝めいて恐縮ですが、下記をご覧頂ければ幸いです：
「宣伝めいて」ではなく、どう見ても「宣伝目的」です。mixi日記にしてリンクを張ることをおすすめします。
現状は、mixiの規約違反です。しかもマルチポスト……。
通報対象ですよ。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用終了
やめてください。
＞念のために申しますと、「子供へ向精神薬を処方する」その他いずれも、例文が長くなるので肝心の部分を切り取った結果で、実際そのような表現が見られたのでご紹介した次第です。
意味不明です。
〈子供へ向精神薬を処方する (子供に処方する) 〉には〈動詞の目的語らしきものを、 「てにをは」を無視して「を」で受けるようになった 〉表現がありますか。「（薬を）処方する」は辞書にもある他動詞用法です。
すでに書いたように、辞書を確認していただけませんか。
削除されたトピに当方が書いたコメントを再掲します。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用開始
非常に興味深い話をありがとうございます。
＞動詞の目的語らしきものは全て
＞「を」で受けるようになった
そういう傾向はあると思いますが「全て」は乱暴でしょう。
「新聞・テレビ」と言ってもいろいろあるので、もう少し詳しく書いていただけないと。
＞大統領と直接話をできる (直接話が出来る)
たしかに「できる」は自動詞ですが、可能が絡むと「ガ」が「ヲ」にかわるのはよくあることなのでは。
＞子供へ向精神薬を処方する (子供に処方する)
例文になっていないのでは。
＞大西洋を臨む港湾都市 (大西洋に)
「望む」なら「ヲ」では。つまり、変換ミスで話ともとれます。
＞2020年は世界が日本を注目する (日本に)
手元の辞書で調べたところ、明鏡は他動詞も認めているようです。だとすると何も問題はないのでは。
ほかの例も辞書は確認したのでしょうか。辞書が他動詞を認めているなら、「乱れ」とは言えないでしょう。
＞以下詳しくは、宣伝めいて恐縮ですが、下記をご覧頂ければ幸いです：
「宣伝めいて」ではなく、どう見ても「宣伝目的」です。mixi日記にしてリンクを張ることをおすすめします。
現状は、mixiの規約違反です。しかもマルチポスト……。
通報対象ですよ。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用終了
改めてのコメント、有難うございます。
＞都合が悪くなるとトピを消すのは証拠隠滅に近い悪質な迷惑行為です。
やめてください。
そういう積りではありませんでした。すべきでないことをしたとご指摘があったので、いっそのこと書き直そうと考えただけで、今後気を付けます。
＞〈子供へ向精神薬を処方する (子供に処方する) 〉には〈動詞の目的語らしきものを、 「てにをは」を無視して「を」で受けるようになった 〉表現がありますか。「（薬を）処方する」は辞書にもある他動詞用法です。
「子供に処方」と言うべきところ、「子供へ処方」となっていたので「てにをは」の乱れとして気になったのですが、仰る通り、〈動詞の目的語らしきものを、 「てにをは」を無視して「を」で受けるようになった 〉の例にはなっておりませんでした。
＞ほかの例も辞書は確認したのでしょうか。辞書が他動詞を認めているなら、「乱れ」とは言えないでしょう。
手持ちの『大辞林』で、「を」を使っているところが本当は『に』である、ことを確認しました。確認できずに、70過ぎまでの読書その他の経験で間違い無いと判断したものもあります。
と申しますのも、私は丸谷才一に従い、一国の国語にはある程度の規範を維持すべきだと考えておりまして、子供の頃には「てにをは」の誤りをうるさく咎められたのに、最近は趨勢に任せる形になっているらしいのを嘆いたのです。
＞都合が悪くなるとトピを消すのは証拠隠滅に近い悪質な迷惑行為です。
やめてください。
そういう積りではありませんでした。すべきでないことをしたとご指摘があったので、いっそのこと書き直そうと考えただけで、今後気を付けます。
＞〈子供へ向精神薬を処方する (子供に処方する) 〉には〈動詞の目的語らしきものを、 「てにをは」を無視して「を」で受けるようになった 〉表現がありますか。「（薬を）処方する」は辞書にもある他動詞用法です。
「子供に処方」と言うべきところ、「子供へ処方」となっていたので「てにをは」の乱れとして気になったのですが、仰る通り、〈動詞の目的語らしきものを、 「てにをは」を無視して「を」で受けるようになった 〉の例にはなっておりませんでした。
＞ほかの例も辞書は確認したのでしょうか。辞書が他動詞を認めているなら、「乱れ」とは言えないでしょう。
手持ちの『大辞林』で、「を」を使っているところが本当は『に』である、ことを確認しました。確認できずに、70過ぎまでの読書その他の経験で間違い無いと判断したものもあります。
と申しますのも、私は丸谷才一に従い、一国の国語にはある程度の規範を維持すべきだと考えておりまして、子供の頃には「てにをは」の誤りをうるさく咎められたのに、最近は趨勢に任せる形になっているらしいのを嘆いたのです。
＞手持ちの『大辞林』で、「を」を使っているところが本当は『に』である、ことを確認しました。
『大辞林』のどこにそんなことが書いてあるのでしょうか。
当方の知る限りWEB版の『大辞林』は自他の区別を記載していないので、この問題の役には立ちません。お手元の『大辞林』にはどう書いてあるのでしょう。
自他の記載のある辞書から引用してください。
https://kotobank.jp/word/%E6%B3%A8%E7%9B%AE-567871
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用開始
大辞林 第三版の解説
ちゅうもく【注目】
（ 名 ） スル
�� ある物に視線をそそぐこと。よく見ること。 「黒板に−する」
�� 大事なこと、興味あることとして、意識を集中すること。注意。関心。 「世の−をあびる」
�� 旧軍隊で、指揮官に注意を向けさせる号令の言葉。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用終了
＞70過ぎまでの読書その他の経験で間違い無いと判断した
微妙な問題に関して、そのようなことを典拠にされても何も言えません。
『大辞林』のどこにそんなことが書いてあるのでしょうか。
当方の知る限りWEB版の『大辞林』は自他の区別を記載していないので、この問題の役には立ちません。お手元の『大辞林』にはどう書いてあるのでしょう。
自他の記載のある辞書から引用してください。
https://kotobank.jp/word/%E6%B3%A8%E7%9B%AE-567871
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用開始
大辞林 第三版の解説
ちゅうもく【注目】
（ 名 ） スル
�� ある物に視線をそそぐこと。よく見ること。 「黒板に−する」
�� 大事なこと、興味あることとして、意識を集中すること。注意。関心。 「世の−をあびる」
�� 旧軍隊で、指揮官に注意を向けさせる号令の言葉。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用終了
＞70過ぎまでの読書その他の経験で間違い無いと判断した
微妙な問題に関して、そのようなことを典拠にされても何も言えません。
『大辞林』には確かに自動・他動詞の区別が書いてないので、用例で確認したのですが、できなかったものもあります。
どれとどれが確認できたのでしょうか。 それを根拠に〈「を」を使っているところが本当は『に』である〉などと言えるとは思いません。繰り返します。最低限、自他の記載のある辞書から引用してください。
＞そもそものご趣旨は、「てにをは」の乱れなど無いと仰りたいのでしょうか。
コメントをちゃんとお読みください。
どこをどう読んだら、そのような解釈ができるのでしょう。
当方は下記のように書きました。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用開始
＞動詞の目的語らしきものは全て
＞「を」で受けるようになった
そういう傾向はあると思いますが「全て」は乱暴でしょう。
「新聞・テレビ」と言ってもいろいろあるので、もう少し詳しく書いていただけないと。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用終了
根拠をあげずにこういうことを書くと「充分に厳密でない」以前に、信憑性はないと思います。
出所のはっきりしない例文をいくらあげても、読み手は確認することもできません。
「非常に興味深い話」でしたが、単なる主観ならこれ以上何も言うことはありません。
どれとどれが確認できたのでしょうか。 それを根拠に〈「を」を使っているところが本当は『に』である〉などと言えるとは思いません。繰り返します。最低限、自他の記載のある辞書から引用してください。
＞そもそものご趣旨は、「てにをは」の乱れなど無いと仰りたいのでしょうか。
コメントをちゃんとお読みください。
どこをどう読んだら、そのような解釈ができるのでしょう。
当方は下記のように書きました。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用開始
＞動詞の目的語らしきものは全て
＞「を」で受けるようになった
そういう傾向はあると思いますが「全て」は乱暴でしょう。
「新聞・テレビ」と言ってもいろいろあるので、もう少し詳しく書いていただけないと。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用終了
根拠をあげずにこういうことを書くと「充分に厳密でない」以前に、信憑性はないと思います。
出所のはっきりしない例文をいくらあげても、読み手は確認することもできません。
「非常に興味深い話」でしたが、単なる主観ならこれ以上何も言うことはありません。
まず、最初の投稿を削除する際、頂いたコメントまで削除することになるのに気付かなかったことを、お詫び致します。
さて、お勧めに従って『明鏡国語辞典 第二版』(iPadアプリ) を購入し、例文について確認しました。以下に記すもの以外は全て自動詞でした。
できる
『明鏡』では、（５）の（ア）ですが、例文は
「いく通りにも解釈が...」
「牛の放牧が...土地を探しています」
「もう我慢が...きない」
「彼は宛てに...きない」
「今日はゆっくりと...」
でした。例文の場合は「が」ということだと思います。
臨む
「港湾都市」ですから「別荘から海を望む」などと違い、「臨む」だと思います。
自動詞です。いずれにしても、こう書いてある以上その通り受け取るしかありません。
切りつける
語意「刃物をもって襲いかかる」は自動詞でした。
打ちつける
他動詞ですが、
語意「強くぶつける」の例文は「柱に頭を...」、
語意「釘などを打ち込んで固定する」の例文は「塀に看板を...」、
であり、例文の「地面」は「柱」「塀」の方に当ると思います。
注目
他動詞となっていますが、例文として「黒板に...する」もあり、「審議会の動向を...する」というのは、日本語の変化をどんどん受け入れるというこの辞書の編集方針によるものではないかと思います。
『広辞苑 第六版』では例文に「...に注目」しかありませんでした。
増設
他動詞となっていますが、語意は「施設・設備などを、既に設けられているものに加えて設置すること」となっており、例文の「既存の発電所を増設する形で」の「既存の発電所」は、語意の「既に設けられているものに」の部分に当ると思いますので、やはりおかしいと思います。
警告
他動詞となっていますが、例文は「火口に近づくなと...する」だけで、警告の相手を示すには「誰に...」となるのではないかと思います。
読める
『明鏡』では確認できませんでしたが、『広辞苑』には見出語として「読める」があり、自動詞となっています。
憎い
形容詞で例文に「犯人が...」とありました。
以上、調べたと言いながらまた主観ではないかと仰るかも知れませんが、私も70年無駄飯を食っている間に、丸谷才一、加藤周一、阿川弘之、藤沢周平などを好んで読み、その際「てにをは」がおかしいと感じたことは一度もありません。明らかにここ十年くらいの間に目立ってきた現象です。くどいようですが、私は丸谷才一に従って「一国の言語にはある程度の規範の維持が必要」と考えており、最近上のような使い方がされても、新聞社・テレビ局で誰も咎めようとしないらしいことを嘆いております。
最後に、例文は全てテレビと『日経新聞』『朝日新聞』に見られたものであることは間違いなく、余りに頻繁に見掛けるものですから一々何月何日の版の何ページなどということは記録してありません。むしろ、「言われてみればこんな例は確かに見かけるな」とお感じにならずに、出現箇所を明示しなければ信憑性が無いとお考えなのが不思議です。
不思議と言えば、tobirisuさんと見解の異るものを除いてすべて誤用であることが確認できたわけですが、私は辞書を見るまでもなく誤用と確信していたのに対し、一々辞書による確認をお求めになったことです。
執筆活動をなさっているようですが、それでは日頃ご不便ではありませんか。それとも、ご自分でも誤用と認識なさって、日頃は辞書で確かめるまでもなく正しい方をお使いになっているのに、私には辞書で確認せよと仰ったとすると、意地悪というものではありませんか。
ま、いずれにしても色々な意味で勉強になりました。
さて、お勧めに従って『明鏡国語辞典 第二版』(iPadアプリ) を購入し、例文について確認しました。以下に記すもの以外は全て自動詞でした。
できる
『明鏡』では、（５）の（ア）ですが、例文は
「いく通りにも解釈が...」
「牛の放牧が...土地を探しています」
「もう我慢が...きない」
「彼は宛てに...きない」
「今日はゆっくりと...」
でした。例文の場合は「が」ということだと思います。
臨む
「港湾都市」ですから「別荘から海を望む」などと違い、「臨む」だと思います。
自動詞です。いずれにしても、こう書いてある以上その通り受け取るしかありません。
切りつける
語意「刃物をもって襲いかかる」は自動詞でした。
打ちつける
他動詞ですが、
語意「強くぶつける」の例文は「柱に頭を...」、
語意「釘などを打ち込んで固定する」の例文は「塀に看板を...」、
であり、例文の「地面」は「柱」「塀」の方に当ると思います。
注目
他動詞となっていますが、例文として「黒板に...する」もあり、「審議会の動向を...する」というのは、日本語の変化をどんどん受け入れるというこの辞書の編集方針によるものではないかと思います。
『広辞苑 第六版』では例文に「...に注目」しかありませんでした。
増設
他動詞となっていますが、語意は「施設・設備などを、既に設けられているものに加えて設置すること」となっており、例文の「既存の発電所を増設する形で」の「既存の発電所」は、語意の「既に設けられているものに」の部分に当ると思いますので、やはりおかしいと思います。
警告
他動詞となっていますが、例文は「火口に近づくなと...する」だけで、警告の相手を示すには「誰に...」となるのではないかと思います。
読める
『明鏡』では確認できませんでしたが、『広辞苑』には見出語として「読める」があり、自動詞となっています。
憎い
形容詞で例文に「犯人が...」とありました。
以上、調べたと言いながらまた主観ではないかと仰るかも知れませんが、私も70年無駄飯を食っている間に、丸谷才一、加藤周一、阿川弘之、藤沢周平などを好んで読み、その際「てにをは」がおかしいと感じたことは一度もありません。明らかにここ十年くらいの間に目立ってきた現象です。くどいようですが、私は丸谷才一に従って「一国の言語にはある程度の規範の維持が必要」と考えており、最近上のような使い方がされても、新聞社・テレビ局で誰も咎めようとしないらしいことを嘆いております。
最後に、例文は全てテレビと『日経新聞』『朝日新聞』に見られたものであることは間違いなく、余りに頻繁に見掛けるものですから一々何月何日の版の何ページなどということは記録してありません。むしろ、「言われてみればこんな例は確かに見かけるな」とお感じにならずに、出現箇所を明示しなければ信憑性が無いとお考えなのが不思議です。
不思議と言えば、tobirisuさんと見解の異るものを除いてすべて誤用であることが確認できたわけですが、私は辞書を見るまでもなく誤用と確信していたのに対し、一々辞書による確認をお求めになったことです。
執筆活動をなさっているようですが、それでは日頃ご不便ではありませんか。それとも、ご自分でも誤用と認識なさって、日頃は辞書で確かめるまでもなく正しい方をお使いになっているのに、私には辞書で確認せよと仰ったとすると、意地悪というものではありませんか。
ま、いずれにしても色々な意味で勉強になりました。
- mixiユーザー
- ログインしてコメントしよう！
|
|
|
|
日本語の乱れが気になる会 更新情報
-
最新のイベント
-
まだ何もありません
-
-
最新のアンケート
日本語の乱れが気になる会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています
人気コミュニティランキング
- 1位
- パニック障害とうつ病
- 8430人
- 2位
- 音楽が無いと生きていけない
- 196002人
- 3位
- マイミク募集はここで。
- 89511人