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文楽(人形浄瑠璃)コミュの2016年初春文楽公演

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2016年1月3日(日)〜2016年1月26日(火)  休演日1月15日(金)
大阪文楽劇場

第1部 午前11時開演
新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)
 座摩社の段/野崎村の段

八代豊竹嶋大夫引退披露狂言
関取千両幟(せきとりせんりょうのぼり)
 猪名川内より相撲場の段

釣女(つりおんな)

第2部 午後4時開演
近松門左衛門=作
国性爺合戦(こくせんやかっせん)
 大明御殿の段/大明御殿奥殿の段/芦辺の段/平戸浜伝いより唐土船の段/
 千里が竹虎狩りの段/楼門の段/甘輝館の段/紅流しより獅子が城の段

http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/bunraku/2015/4838.html?lan=j


コメント(3)

「国性爺合戦」観ました。時代物ということで、荒事のような豪快さを売りにした話かと勝手に思っていたら、三段目はむしろ女性をメインにしたきめ細やかなドラマでした。いつも思うのですが、キャラクターの心理を追うという点で、近松のストーリーテリングには、無理というか、強引さがありません(ご都合主義や女性の自己犠牲といった古くさいテーマがない、という意味ではないです)。うまく言えないんですが、近代小説に近い自然さを感じます。秋の演目「玉藻前曦袂 」にあまり感心しなかっただけに、なおさらでした。やはり近松は別格と感じます。以上、無知な素人評でした。
初春公演第一部「新版歌祭文」「関取千両幟」「釣女」観てきました。人気演目らしく、いずれも数年前に見た記憶があります(ただ、「歌祭文」の『座摩社の段』は、見たか失念しました)。「歌祭文」、いいですね。お染の艶やかさ、久作の分別と情愛、おみつの純情が、名調子に乗せて細やかに語られます。「嬉しかったはたった半時」のおみつの台詞に、ちょっとウルッとしました。
「千両幟」は、嶋大夫師匠の引退公演で、三人の人間国宝が一同に会します。私は数年程度しか文楽を観ていないので、深い感慨は失礼ながらないのですが、昭和7年生まれの嶋大夫さんが引退されるとなると、昭和8年生まれの吉田簑助さんの舞台をみる機会も、もうそうないのかな、と感じざるを得ませんでした。簑助師匠の操る人形を(相変わらず圧倒的な存在感です)一秒たりと見逃したくないですね。この演目は、幕間に三味線の「曲弾き」があり、鶴澤寛治師匠のお孫さんが、軽やかに演じていました。こういうアクロバティックな芸弾きは、若い人がやるのがロックのギターソロみたいで楽しげでよいです。
「釣女」は、熱演でした。正直、「三番叟」同様、どうも能舞台から翻案した演目を私は好きではないのですが、意外に楽しめました。
国性爺合戦、観ました。

展開が早くて分かりやすい内容ですね。
外国人向けの作品(分かり易いという意味で)と思っていたら、紅流しより獅子が城の段で、やっぱり浄瑠璃やなー、外国人にこの価値観を理解出来るかなーとか思ってしまいました。

あと外見の話で申し訳ないですが、吉田玉男さん、玉女さん時代から男前でダンディーな人形遣いやと思っていたのですが、また歳を重ねられて、ええ具合に枯れてきはったなーと思いました。



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