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文楽(人形浄瑠璃)コミュの文楽の補助金問題

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補助金問題の資料として、以下の記事を載せました。

msn 産経ニュース west 2011.12.10 16:07
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橋下改革「大フィル」「文楽」の運営危機に

 大阪の芸術文化を支えてきた大阪フィルハーモニー交響楽団(大フィル)や財団法人・文楽協会など老舗の文化団体が行政改革の波に翻弄(ほんろう)されている。橋下徹次期新市長が、市の補助金の全額カットを含む大幅見直しを市職員に指示したことが伝えられた大フィルでは「2年前から団員の新規採用も控えており、経費削減はもはや限界」と補助金なしでの運営の危機を訴える。大阪の伝統文化は守られるのか。

(安田奈緒美、亀岡典子)

■楽団史上最大の経営危機

 橋下氏が府知事だった平成21年、大フィルは府からの年約6300万円の補助金を全額カットされ、7年にわたって融資を受けてきた借入金(年6千万円〜1億円)も打ち切られた。

 補助金カットは楽団運営を圧迫。大フィルでは人件費を切り詰めるため、21年から2年間、退職者11人に対し、新規採用はゼロ。楽団の定員96人に対し、72人という欠員状態が続いている。

 大フィルによると年間予算約10億円のうち、事業収入で予算全体の約5割、2〜3割を公的助成で賄ってきた。一方、支出では予算全体の約5割を人件費が占める。

 平成19年度の楽団員の平均給与は約520万円。これに対し、市職員の平均給与は約687万円(22年度)で、決して高いとはいえないが、「今後、大幅な公演数増加などは見込めず、補助金カットは給与削減にも影響しかねない」と大フィル側は危惧(きぐ)する。

 大フィルは戦後、国際的指揮者、朝比奈隆氏とともにその歴史をつくってきた。海外公演も積極的に行い、CDリリースは日本でもっとも多い楽団とされ、大阪の音楽文化に貢献してきた。

 「観光都市を目指すならギャンブルより芸術だと思います」。大フィルが今年から始めたツイッターで、佐々木楠雄常務理事が今月、補助金の必要性を主張する声明を紹介したところ、こんな市民の声が寄せられたという。「ツイッターにはこれまでの数十倍にあたる数百件の市民の励ましの声が寄せられています。大フィルが大阪市に文化貢献で寄与できることを理解してもらうため、粘り強く交渉したい」と同事務局は話す。

■世界に誇る文楽の危機

 「二度と文楽を見ることはない」。2年前、大阪・国立文楽劇場で文楽を観劇後、こう語った、当時、知事だった橋下氏は、文楽協会への助成金カットを断行した。

 平成19年度に3600万円だった府の補助金を、今年度、2000万円に減額しており、今回の「市の補助金大幅見直し」の指示は文楽協会に所属する技芸員の危機感を募らせている。

 平成23年度、文楽協会は市から5200万円、府から2000万円、国から8000万円の補助金を受けている。

 補助金による収入は全収入の約2割を占め、残り8割は公演の興行収入などの事業収入だが、舞台制作費や技芸員の給料などに充てられ、経営状況は「少しの赤字かトントンの状態」と文楽協会の三田進一次長は説明。補助金は主に人件費や若手育成費に充てられているという。

 「まだ具体的な指示はないので何ともいえないが」と三田次長は前置きしながらも、「もし補助金が大幅にカットされれば、後進の指導などが円滑にいかなくなる。さらに、文楽の構造やしくみを根底から覆すことにつながる」と話す。

 文楽協会では毎年3月と10月に地方公演を行っている。大阪や東京以外の全国のファンが文楽を見ることができる貴重な機会だ。協会の運営費が減らされれば、ユネスコの世界無形遺産にも認定される高い芸術性と大衆性を兼ね備えた文楽を全国各地で広く見る機会が失われる可能性もある。

 文楽関係者は「文楽は大阪で生まれ育った世界に誇る文化。次代につなげるためにも補助金カットは、文楽の存続の根幹にかかわる」と訴えている。

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http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/111210/wlf11121016070020-n1.htm

コメント(23)

市民への、新たなかかわり方を、求められたのではないでしょうか?
当時の報道の範囲でしか知らないのですが、橋下氏がご覧になられたのは、「勧進帳」のみだったと思います。
お忙しい方ですので、時間の都合でこうなったのだと思いますが、はっきり言ってこの演目は歌舞伎の方が断然面白いですし、義太夫も掛け合いのみですので、文楽を楽しむには適切な演目ではなかったかと思いますね。もっと本格的な演目をご鑑賞されておられたら、別の感じ方をされていたかもわかりません。
文楽は多くは江戸時代に型ができて今日でもその通りに演じられていますから、
日本人であれば、見れば必ず礼儀作法や生き方全般の参考になると思います。
教育問題にも熱心な橋下府知事(当時)には、是非とも「菅原伝授手習鑑」の「寺入りの段」を見て欲しかったと思います。寺子屋への入門に際して、寺子屋の師匠と子供とが居住まいを正してお互いにはたと相手の目を見つめ、相手を信頼に足る人物と認めて、師として弟子としての入門が決まっていますからね。映画も何も無かった時代には、文楽(や歌舞伎)を見れば、人生勉強ができて、寺子屋入門は勿論、非常時にどのように振る舞うべきかとか、どのように生きてゆくのかが全て予習できたのだと思います。
橋下氏が府知事当時に文楽を鑑賞された件について、
3年前に、住大夫師匠が雑誌のインタビューで次のように語られています。
以下、抜粋して引用させていただきます。

☆『サライ』(小学館発行)2009年1月22日号収載 竹本住大夫インタビューより
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今、大阪府は財政難でね。昨春、文楽への助成金の減額案が出たので、
橋下徹知事に陳情に行きました。
ところが、いくら文楽の説明をしても、さっぱり知事に通じまへん。
”とにかく一度、文楽劇場に来てください”と申し上げると、
”文楽は敷居が高いですね”とおっしゃる。
そやから、”敷居は削っておくさかい、その代わり予算は削らんといてくなはれ”と言いました(笑)
知事、ちゃんと観劇に見えましたよ。えらい感動されて、
”この大阪で生まれ育った文楽を、我々はもっと大事にするべきだ”と。
・・・・・まあここまでは良かったんですけど。

―(聞き手)続きが良くなかった。

ええ。知事曰く、”行儀よく座り続けるのは、堅苦しくて少々辛い。
もう少し気楽な雰囲気になりませんか”。
私、返答に詰まってしまいましてね。
確かに、文楽は本来、教養ではなく大衆娯楽のはずです。
我々は、お客さんの肩凝らすような芸してたらあきまへん。
結局、助成金は減額されてしまいました。
でもおかみの予算に頼るこちらもどうなのか。
我々の芸に魅力があれば、お客さんが増えて助成されなくてもやっていけるんです。
お客さんに飽きられないよう、楽しんでいただけるよう、日々稽古あるのみです。

-------------------------------------------------(引用ここまで)-------


住大夫師匠のユーモアと気概に、改めて敬服です。
これを読む限り、橋下氏は(「二度と見ることはない」という発言の真実はわかりませんが)
全く文楽を受けつけなかったわけではなく、むしろ文化的価値を認めてはいたのだと思います。
ただ橋下氏は、全般的に裏付けを重視して、”情”の部分は容赦せず切り捨て、
財政改革を断行するという政治姿勢を押し出しているために、
文化・情緒という面がなおざりにされているという強い懸念が起こりますよね・・・。
何とか両方のバランスを取っていただきたいと思いますが・・・。

さて、”敷居が高い””堅苦しい”というイメージは、きっと文楽を今まで見たことがない人は、
誰でも多かれ少なかれ持っているのではないでしょうか。
私も、初めて自分でチケットを取って文楽を観に行った時は
場違いなことにならないかとドキドキしました。
ただ、高校時代に学校主催の芸術鑑賞で観に行ったことがあり、
その時は自分が今のように文楽を好きになるとは思いませんでしたが、
文楽に少し近づくきっかけになったと思います。
その時すぐに興味を持たなくても、子ども時代や学生時代に触れる機会を持つことは
種蒔きの意味で大事ですね。
私は今、子どもが小さくてここ数年は劇場に足を運べていませんが、
子どもがもう少し大きくなったら、見せてみたいと思っています。

文楽以外の伝統芸能でもクラシックでも、初めはとっつきにくいイメージを抱きがちです。
やはり、気軽に見て楽しめる、素晴らしい芸能だということを、
少しでも多くの人に知ってもらい、裾野を広げていくことが大切なのだと思います。
自分ができることはほとんど何の足しにもならないかもしれませんが、
観客の立場から、周りで文楽を見たことがない人にも、
少しでも面白さを知ってもらえるよう、微力ながら伝えていけたら・・・と思っています。

長々と失礼しました。
初めて投稿させていただきます。
時代が変わって義太夫が日常生活では聞かれない環境にある今、今日は気軽に文楽に行こうかという若者は少ないかもしれません。
ただ、お能では若手の役者さんが各地で入門講座を開いたりして裾野を広げる努力をされているので、文楽もある程度はそうせざるをえないかもしれません。
できれば野球のようにファンサービスデーや、クラシックコンサートのように開演前ロビーコンサート(?)、作品解説タイム、義太夫体験コーナー、首の製作工程見学などがあると理解も得られやすいのではないかと思います。あるいはメディアをうまく利用するのも手かもしれません。
私は、文楽が初めてという人を募って毎年30人ぐらいの社会人を東京の文楽鑑賞教室にお連れしています。当日を迎えるまでには必ずあらすじや詞章、現代語訳をお配りし、読んできてもらっています。中には詞章を3回読み直したり音読してくる人もいます。そうすると当日は大夫さんとお三味線の迫力、微妙な人形の動きなど、気持ちに余裕も出てきて気が付くことが増え、こんなに素晴らしい文化が日本にあったのかとびっくりして感動されます。また、文楽は聴くものか観るものかどちらだと思うかと事前に問いを投げかけておくと、終演後に書いてもらう感想文では意見が真っ二つに分かれていて、自分がそう思った理由も綴られており、面白いです。
世界に誇れるこの文化への感動をいつまでも持ち続けてほしいと思っていますし、それには門戸を広げる努力が多少なりとも必要だと思います。私はチケットを手配してあげるぐらいのことしかできませんが、少しでもそのお役に立てないか、どんな資料があれば分かり易くなるかと毎年思っております。
僕もすふれさんが紹介しておられる『サライ』を読み、文楽の今後に想いを馳せたことがあります。

考えたくもない仮定ですが、文楽が存在しなくなったとしたら、どうなるでしょう。
実は、文楽、人形浄瑠璃は、大阪だけではなく、日本の各地に伝承されてきたものです。つまり、日本が誇る芸能なのです。しかしながら各地ではその多くが保護を必要とする「伝統文化」となっているのが現状です。
大阪では、芸能を日常的に愛好する風土と人口の多さから、”生きた”芸能として文楽は伝えられてきました。
あらゆる芸能は、舞台の上だけで生きている訳ではなく、演者の日頃からの鍛錬、若手の育成という、いわば”縁の下”があってこそ成立しています。DVDやネットなどの「ソフト」の領域ではなかなか商売ができず、また歌舞伎役者のようにスター商法のきかない文楽は、現代ではどうしても他の芸能と比べて売り上げを伸ばすことが困難です。
ここで決断が必要となります。日本に息づいてきた芸能を、採算だけを見て切り捨てるか、それともかけがえのないものとして守り伝えるか。大阪で衰退すれば、いずれ東京でも衰退します。そして数世代を待つこともなく、日本から文楽という伝統は消えるでしょう。
つまり、大阪における文楽を守るか否かは、日本において連綿と守り継がれてきた伝統を、それを愛する心を、消すか生かすかという選択なのです。知事にも、また大阪府市民、東京都民、日本国民に、こうした視座でいま一度考えてみてほしい問題です。
Kayさんは毎年30名(!)もの方々に文楽に触れるきっかけを作っておられるとのこと。すごいですね。

僕もはるかに及びませんが、年にわずかでも新しいファンを作るために努力しています。その際に気をつけて伝えていることがあります。それは、なぜ、生身の人間ではなく、人形なのか、ということです。文楽に触れたことのない方々は、なぜ、人間が演じるのではないのか、歌舞伎で充分じゃないか、と考えておられる向きもあります。
なぜ、人形なのか。

人間ではなく、人形なればこそ、人間の「情」「業」がきわめて純粋な形で表現することができる瞬間が確実に在る。文楽と歌舞伎の両方を体験しておられる方々には言うまでもないことですが、こうしたことをいかに分かりやすく言語化/ビジュアル化できるかが、今後の重要な課題だと思います。
nos様
ありがとうございます!お互い自分にできることをがんばりましょう!
最初は私自身歌舞伎に夢中で文楽には飽きてしまっていたのですが、ある日咲大夫さんと燕三さんの素浄瑠璃を拝聴してから突然ギアが入ってしまいました。
なぜ人形なのか?おっしゃる通りですね。ただの木と布でできた物体があんなに細やかな情感を出せて、息づかいまで聞こえてくるような感じで、世界中のいわゆる人形劇と呼ばれるものではとうてい表せないと思います。
まずは劇場に足を運んでもらい、TVからでは決して伝わってこない空気を感じてほしいですよね。
橋下さんの真意と大阪の事情は分かりかねますが、論客の橋下さんに理解してもらえるような説明(例えば集客にこれぐらい努力をしましたとか、三味線の部材はめったに入手できない高価なものですが代替品の研究開発をこれだけやっても同質の音色は得られないとか)があれば、少しはご理解いただけるのではないかと淡い期待をしています。
 橋下氏の発言の内容はさておき、今回の騒ぎでは「大阪市・大阪府さらには日本は、文化に対してどれくらいの金を注いで支えるつもりなのか」という覚悟が問われているのだと思います。欧米でも、例えばクラシックのオーケストラ一つとっても、コンサート収益などの純粋な事業費だけで運営されている団体は皆無と聞きます。文化(特に伝統古典文化)は、何かしらの「補助金」や「寄付」がなければ成り立たないもの、といって良いのではないでしょうか。
 橋下氏が、「国や地方自治体は、文化にどれくらいのお金を使うのが適切か」という問題提起をきちんとしないで、「文楽」とか「オーケストラ」など、自分の教養の範囲を超えるものへの幼稚な拒否感を切り口にしてしまった点は公人として大いに問題ですが、今は論点を「私たちは、文化にどれだけの金を払うつもりか」という風に整理しておく必要があると思います。
「大阪市の歳入の何%は文化団体への補助金として使う。補助金の配分については、『文楽』を聖域にせずに精査する」とでも打ち出せば、ずいぶん水際立った発言になっただろうに、と思います。
 その上で私は、大阪府や大阪市は、文楽に対してはきちんと補助を続けて育てるべきと考えます。地元で育った文化を大事にしない町の、どこに魅力がありますか。
 大阪が文楽を持て余すというのなら、いっそ日本橋は畳んで、毎回公演チケットが即完売になる三宅坂にお渡ししたほうが、ためになるのでは……とさえ思われます。
滅亡寸前だった文楽を佐伯さんを中心に国に働きかけて、
国立文楽劇場ができて
研修生制度も作り今日まで存続してきたことは
やはり国や地方自治体の支えがあってこそできたことでした。

しかし、国立劇場も同じですが、
そもそも木造の最大でも数百人規模の芝居小屋で
演じられてきた日本の伝統芸能に対して
間尺に合わない大きなものを作ってしまったのが
今日まで大きな問題を引き起こしています。
コンクリートの大きな建物の中で
しかも天井があまりにも高いですし、
壁にしても床にしても固過ぎる材質で出来ています。

現在、木造の芝居小屋では、岐阜瑞浪の相生座と愛媛の内子座で
文楽座の公演がほぼ毎年行われています。

木造だと、最初のキ(木偏に斤)の音の響き方が全く違いますし、
大太鼓も全て木造の櫓が木造小屋の中にあるわけですから
天井も低いですし豪快に響きます。

なんといっても大夫さんの浄瑠璃が
声を張り上げる必要がありませんから
こんなに上手かったのかとびっくりします。
三味線も豪快に響きます。

人形にしても距離が近いですから、
衣擦れや息遣いまで分かります。

そして決定的に違うのは、
端下知事がいみじくも指摘したような
しゃちほこばって長時間椅子席に座って
外に出られないというのではなく
殆どが桟敷席であり気楽に観て、
また山場でなければ出入りも自由にできます。

大阪の国立文楽劇場の公演は、
事実上倒産状態と言われている自治体の長にしてみれば
がらがらのことが多いですから、
無駄と感じられても仕方が無い面があります。

私も、相生座と内子座に行く様になってから、
国立劇場や国立文楽劇場には
あまり足が向かなくなってしまいました。

ただ、やはり、いくら集客率が落ちてはいても、
やはり、文楽の言葉は大阪弁であり、
大阪が本場で、全く観る側の反応が違いますし、
演じる側もやはり反応を感じていますから明らかに違ってくるようです。

かつて、日によって観客の反応の違いで
大夫さんが明らかに演じ分けているのを聴いたことがありますが、
本来そういうものでしょう。

東京公演は、地元ではありませんから、
観る方は基本的には、熱心に観ていますが
やはり、大阪弁にはとまどいがありますし、
笑いのツボも微妙に違うので笑いが少ないです。
地名も自分が住んでいたり生活圏なのか
そうでないかで全く違います。

ですから、私は、同じ演目であれば、
やはり、大阪や関西文化圏で観たいと思います。

色々悩ましいのですが、
わさわさとここで言うだけでは何も変わりませんから、
取り敢えず、文楽座の会の年会費に少々寄付をする事にしました。
柳先生さん、ぴさん、お礼が遅くなりましたが、コメントありがとうございました。
他の皆様のご意見も読ませていただき、それぞれの方の着眼点や問題提起に
はっとして、またいろいろと考えさせられました。

大阪で生まれ育った文楽の、文楽ならではの魅力を、
やはりもっと知っていきたいし大事にしていきたいなという思いを、
このトピをきっかけに、より一層強くしています。
トピを立ててくださったあんずさんに感謝します。

住大夫師匠も、先に挙げたインタビューや
以前行われた「おおさか・元気・文楽」というイベントでの挨拶で、
今の大阪弁自体が乱れてきていることへの危惧や、
文楽に出てくる大阪の地を、大阪に住む人自身がもっと知ってほしいと
いう願いを、お話しされていました。
文楽を大事にすることは、すなわち大阪を大事にすることではないかと、
大阪に住む者として思っています。

気軽に文楽に親しむ機会として、ご存知の方も多いと思いますが、
例えばここ毎年6月に、国立文楽劇場で行われている
大阪市主催の文楽デーでは、公演に加えてバックステージツアーや
三業の体験コーナーなどが設けられ、舞台に立って人形に触れたり、
太棹の弾き方や、大夫の所作を体験したりすることができます。
私も一度行きましたが、とても楽しかったです。
(余談ですが、大阪市長が開演に先立って舞台挨拶されます)
年に1度と言わず、何度かお願いしたいところです。

また、大阪府も助成金を減らしたとはいえ、文楽協会と共に
体験講座を今年度、何回か開いていたようです。
(この講座は今回ネットで検索してみて初めて知りましたが)
http://www.pref.osaka.jp/bunka/news/23-3bunraku.html
http://www.pref.osaka.jp/attach/4002/00087937/chirashi.pdf

その他に、府民のための半額鑑賞会の申し込み要綱も
府政だよりによく掲載されています。

せっかくこうした取り組みを行っているのだから、
行政側は、できればもっと今以上に広報してほしい…と思います。
そして、助成金カットでこうした企画の開催さえ
危機にさらされることのないよう、切に望みます。

私も、個人的に何とかできそうな範囲の支援として、
おおむらさきさんがおっしゃっていた文楽座の賛助会員や、
あと、大阪市へのふるさと納税などを検討してみようと思います。
(ちなみに大阪市のHPには、ふるさと納税の使いみちとして、
寄附メニューの“文化振興”のところに、
「重要文化財『泉布観』の再生、文楽・大フィルの普及・振興に役立てます」
と書いてありました。)
初めて書き込みいたします。
文楽の存続に就いて危惧を覚える者の1人です。
正直、難しい事は良く解りませんが住大夫師匠の仰る
「でもおかみの予算に頼るこちらもどうなのか。
我々の芸に魅力があれば、お客さんが増えて助成されなくてもやっていけるんです。
お客さんに飽きられないよう、楽しんでいただけるよう、日々稽古あるのみです。 」
に尽きると思うのです。
昨今の国立文楽劇場での公演、本当に素晴らしい。
空き席がある事に対して申し訳なく思う程に素晴らしい芸を技芸員さん達は魅せて下さっています。
人間国宝の師匠方は当然の事ながら、ベテラン、中堅、若手、舞台係の皆さん、それぞれが自らの役割を理解し、意識して最高の物を提供して下さっています。
錦秋公演と言い、新春公演と言い、こんな素晴らしい芸能が存在する事に感謝です。
「この素晴らしさをどう伝えるか?」これこそが我々文楽ファンの使命だと思うのです。
そして大きな事は出来ませんからせめて我々文楽ファンが1人ずつ最低1人を誘って劇場に行く事を意識する事でかなり大きな成果を得る事が出来るのではないかと思います。

そもそも我々上方の人間は御上に頼られる事はあっても御上に頼る事はなかった筈だと思ってしまうのですが如何なものでしょうか・・・

2012年6月8日の定例市長会見

 「文楽についてなんですけれども、ちょっと文楽界と僕の方でちょっとコミュニケーションがうまくいってないところもありですね、うまくこちらの意図が伝わっていないなと感じておりまして。
僕は文楽軽視してるなんてことは全くなくですね、むしろ今までの行政の方が文楽軽視、今までお金の入れ方を漫然とですね、何も立ち止まること、何も考えることなく今まで出していた補助金をそのまま出していた。

 文楽を本気で振興させようと思えばですね、今の文楽界の問題点とかそういうことを分析して、そしてそれを改めていくということが必要なのにですね、文化の補助金ていうものはそこを見直すって言っただけで大批判が来るということでですね。これは公務員であればしょうがないんですけども、そういうところでちょっと文化、ましてや文楽という人間国宝がいらっしゃるそういう世界については誰もやっぱりおかしい点を言えなかったというところもあってですね、漫然と補助金を府も市も出していたんですけれども。構造的な欠陥が文楽界にはありますので、これ正さなければいけないと。

 このあたりについてはずっと特別参与となかなか時間がありませんのでメールで議論をしてきたんですけれども、どうも文楽界の方から相当な誤解がある報道が毎日新聞の夕刊で出ましたので、このあたりのメールのやり取りを全部公開にしてですね、文楽界の何が問題なのか、構造的な欠陥とは何なのか、文楽振興ってものは本当に今の構造のままで図れるのか、公の役割はどういうものなのか、こういうことが明らかになってきました。

 一番重要なことは文楽界の当事者の意識改革が必要であるということに行きついております。
 やっぱり特権意識と言いますか、特権意識みたいなものを持ってしまうとあとは衰退の道のみというところもありまして、しっかりとこの特別参与とのメールでのやり取り、事業分析もしっかりやっていますから、この文楽界の構造的な問題そこを明らかにするためにも近々メールを整理をしてオープンにしていきたいというふうに思っております。以上です。」
とのこと。。

 補助金カットをする前に、今の補助金の中味、どんなことに、誰に、どんなことにいくら使われているか、詳細に、できるだけ誰にでも分かるように情報公開して欲しいです。

 住大夫とのバトルだけでは、何も判断できないです。
 そうしたら、文楽の構造的な欠陥とは何かとか、橋下市長の言っていることも、案外もっともだと感じるかもしれません。。

補助金問題、最初に資料を出したものの、つぎの書き込みが出来ずに、時間がたってしまいました。すみません。

ニュース記事などの資料がかなり沢山あるので、すぐには無理でも、もう一つ資料中心の「トピック」をつくって、順次、そちらに出していきます。

現時点までを、おおざっぱにまとめると、補助金カットの反対の声も出る中、25%カットの方向が出されていましたが、橋下市長側の面談要求に対して、文楽協会側が其れを拒否(その後、これは文楽協会の一部の独断的な動きだったことが判明)したことから、橋下市長側が硬化、補助金全額カットと主張。(大阪府も同調)。それに対して、技芸員・文楽協会の協議により、市長との面談要請。ただし、非公開で。それに対して、市長側はあくまで公開を要求。



初めて書き込みします。

私なりに文楽の魅力を発信したいなと思って
鑑賞日記を書いてみたり
興味を持ってくれた友人を誘ったりしています。
また、チケットは基本定価で購入しています。


今回資料をまとめていただいたおかげで
橋下さんのツイッターを見ました。


言いたい事、解る部分もあるけれど

現代的にして文楽の魅力が伝わるのか…
営利目的を第一として文楽の魅力が増すのか…
違うでしょう!

そう思いました。


ツイッターであれば、直接橋下さんの目に届くのでしょうが
私はツイッターをやっていないので
維新の会のHPから意見を送りました。

私が思う文楽の魅力
ぜひ大切にして欲しい文楽の良さ

そのあたりを精一杯心をこめて、切々と語ってきました。

橋下さんの目に届くかどうかわかりませんが、
文楽の皆さんとの話し合いの前に
橋下さんの文楽に対する見方が少しでも変わってくれれば良いなと思います。


杉本さんの曽根崎心中はご覧になるようですが、
個人的には三浦しをんさんの小説を読んで欲しいなぁと思います。
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