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地球温暖化について知りたい!コミュの温暖化はどこで起こっているか?

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地球は温暖化していると言われます。もちろん、その通りなのですが、温暖化の程度は場所によってかなり異なります。北極域のように著しく温暖化しているところ、はとんど温暖化していないところ、南極のようにむしろ寒冷化しているところなど・・。なぜ、このような「むら」が生じるのか? ということを切り口に、議論をしてみたいと思います。

引用した画像は、Data@NASA GISS:Surfase Temperature Analysis: Maps より

コメント(24)

引用した画像から、もっとも著しい温暖化を起こしているのは北極域なんですね。それに対して南極では一部を除いてむしろ寒冷化している。なぜ、これほどの違いが生じるのか不思議です。「南半球よりも北半球のほうが人為的CO2の排出量が多いので、北半球のほうが温暖化の程度が大きい」という意見もありますが、画像を見ると、人為的CO2排出量が大きい地域が温暖になってるとは言えないような気がします。
北半球と南半球ではCO2濃度が異なるという話は聞いたことがあります。
テレビ報道で実際に測定していましたが、太平洋の小島は日本の半分程度でした。

素人の意見として、
「北半球は南半球に比べてCO2排出源が多い」
「南半球は海洋が多いためCO2が吸収されやすい」
という理由がすぐに考えられます。

南極で積雪量が多くなっているのは寒冷化が原因ではなく、
湿潤な気候へ変動したため降雪量が多くなったためかと思ったのですが、
南極も地域によっては寒冷化しているんですね。
陸氷が解けてペンギンの生態系が脅かされているという話をよくききます。

局地的なムラは、海流の変化が大きく影響していると考えられます。
北極付近での温度上昇が顕著なのはメタンガスの影響かもしれません。

念のためですが、定量的な議論をする場合、メルカトール図法でかかれたグラフは不適切かと思います。
(面積が正しく表示されるのはモルワイデ図法だったかな?)
かっぱさん、ありがとう。とりあえず・・

> 念のためですが、定量的な議論をする場合、メルカトール図法でかかれた
> グラフは不適切かと思います。
> (面積が正しく表示されるのはモルワイデ図法だったかな?)

ご指摘のとおり、メルカトール図法の地図は、極域がメチャクチャ引き延ばされます。適切な図法の資料があったら、お願いします。
この場合、緯度が正しく表示されるサンソン図法の方が適切ですね。
http://homepage1.nifty.com/ptolemy/projection/prj16.htm
資料を見つけてくるのは大変なので↑を参考に脳内変換でお願いします(笑)
海洋のデータも欲しいところですが、、、、
今気づいたのですが、データの比較条件がわかれば教えてください。
1951-1980の間の変化ということであっていますか?

温暖化の影響が顕著になってきたのは1980年以降だと認識しています。
この表だと日本近海の温度上昇はそれほどないですが、
ここ数年の温度上昇は地球平均より高いはずです。

細かい話ですいません。
> 5:かっぱさん

この図は「1951-1980の同時期(April)の平均値に対する、現在(2007年April)の変化」という意味だと理解していますが・・。引用した資料は一例ですから、他に資料があればお願いします。

その年によって、あるいは季節によって異なることも考えられますね。
> 2: かっぱさん

> 局地的なムラは、海流の変化が大きく影響していると考えられます。
> 北極付近での温度上昇が顕著なのはメタンガスの影響かもしれません。

まだ議論は始まったばかりですが、このご意見には賛同できます。

「IPCC報告書を読み解く」トピの11:で紹介したページ
http://oco.jpl.nasa.gov/News/doney_sciam_2006.pdf
の海水中CO2濃度をみると、北半球高緯度の海域がCO2濃度が高いです。また、海水のPHでは、グリーンランド東方の海域のPHが異常に高いことが分かります。
これら海域での大気から海洋へのCO2溶け込みが多いか、海流によりこの海域のCO2濃度が高くなっていることが考えられます。

グリーンランドでの顕著な温暖化は、氷床の融解による反射率の低下いわゆるペプチド・フィードバックによる効果だという意見もありますが、それだけでは北極海域でのCO2増加は説明できません。

グリーンランドやツンドラ地帯では、温暖化によって、現在、永久凍土の融解が急速に進行しているようです。永久凍土が融けると、有機物の腐敗がはじまり、CO2やメタンを排出するそうです。つまり、温暖化に伴いCO2やメタンの増加という正のフィードバックが生じているのではないか、と僕は思うのですが・・。
ちょっと質問に便乗させて欲しいのですが、CO2の濃度ということで見ると、例えば日本国内でも大規模な発生源の近くや植林が行われている場所などで大きく違う値になると思いますが、これらの差は、気温でも差として現れてくるのでしょうか?
いつも地球温暖化というと、世界レベルでの図が示されるので、地域レベルでも優位な差が出てくるのか興味があります。
なにかこういうローカルな影響の研究をしている論文があれば教えてください。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~wakannai/CO2_noudo2.html
> がしゅういん。さん

お探しのような論文は、残念ながら分かりませんが・・

地球の直径って6400km(直径12800km)ですよね。気象を左右する対流圏の高さは11km。
地球を直径1.3mの運動会の大玉転がしの玉とすれば、対流圏の厚さは僅かに1.1mm。
対流圏の層って、ずいぶん薄いんですね。

どうなんでしょう。対流圏の厚さが11kmなので、100kmぐらいの距離の違いで多少は違うかもしれないですが・・。(じっさいは、温室効果よりヒートアイランドのほうが気温への影響は大きいかも)

日本とアメリカでは、それぞれ来年あたりの打ち上げ予定で、地球のCO2分布を観測する衛星を開発中のようです。これらの観測衛星が稼働するようになれば、いろんなことが明らかになるのでしょうね。
> 2: かっぱさん

> 南極で積雪量が多くなっているのは寒冷化が原因ではなく、
> 湿潤な気候へ変動したため降雪量が多くなったためかと思ったのですが、

僕も、同様に認識しています。
極域では、必ずしも降雪 = 寒冷化 ということではないようです。極寒のもとでは降雪により温暖化に向う場合もあるそうです。

> 南極も地域によっては寒冷化しているんですね。

IPCC第4次報告書でも南極では昇温は認められないと言ってますが、部分的に温暖化しているところと寒冷化しているところがあるみたいですね。

それにしても、南極大陸が全体的に昇温してないのは、何故でしょうね。

「北半球は南半球に比べCO2排出源が多く、南半球は海洋が多いためCO2が吸収されやすい」 というだけでは、説明がつかないような気がします。
9: TSUNEさん

お返事ありがとうございます。
他の大気汚染物質は対流圏の中で混合されても、かなり地域によって濃度の差が出るので、二酸化炭素でも同じような現象になるのかな、というのが疑問でした。
もしそうであるならば、地球温暖化は、みんなで努力しても一部の大量排出国がいると効果が無いなんていうことは無く、やはり排出者は自分の出した温暖化ガスにより、局地的に大きな影響を受けてしまうのではないか、なんて考えてみました。
まぁ、そのローカルな影響がまた周囲に大きな影響を与えていくのでしょうが・・・。
GOSATでどのようなことが解明されていくんでしょうね。
非常に楽しみです。
>11:がしゅういん。さん

確かに、短期間だけ見たら局所的な問題かもしれませんが、数年もしたら全世界に薄まっていくのでやはり地球規模の問題として捉えるほうが適切だと思います。
北半球と南半球では大気の移動が少ないので混ざりにくいですが。

それから、海面上昇の問題はCO2濃度の分布に関係なく起ります。
訂正です

7:にある「ペプチド・フィードバック」は「アルベド・フィードバック」の誤りです。ごめんなさい。アルベドのつもりでペプチドと書いていまった(お恥ずかしい「ペプチド」っていったらアミノ酸の結合ですよね)。語感が似てる(似てないか)

お詫びして、訂正させていただきます。
南極振動 (Antarctic oscillation)
http://es.ris.ac.jp/~nakagawa/term_collection/yogoshu/ll/na.htm

南極半島は昇温していますが南極に占める面積としては2%なので、南極大陸全体としては寒冷化傾向にあるのは間違いないようです(14,15は訂正のため削除しました)。
Antarctic Temperature Trend 1982-2004
http://earthobservatory.nasa.gov/Newsroom/NewImages/images.php3?img_id=17257

南極が寒冷化している理由については、上記NASAのサイトによると、周囲の海洋からの温かい気温によって降雪量が増加したためという説と、オゾンの減少が成層圏を冷やし、極渦を強めたという二つの説があるようです。

しかし、この他にテレコネクションのような自然要因の振動現象の影響の方が強いのではとの指摘もありました(Nature vol.432 (7015), (18 Nov 2004) )。南極の場合、南極振動(南半球環状モード)と呼ばれる大気のモードがあるそうです。下記に紹介するサイトによるとオゾン層の破壊との関連は低いようです。

Highlights: 環境:変動する南極の寒さ
Nature vol.432 (7015), (18 Nov 2004)
http://www.natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?i=11161
「南極や北極には大気の渦が存在し、両極域の寒さを維持するのに一役買っている。このような回転する気流は、南極域と北極域をより温暖な他緯度域から遮断している。最近の気流の回転の強まりは、人間活動による気候変化やオゾン層の破壊と関連しているのではないかと考えられてきた。

しかし今週号のBrief Communicationsで、この推測に対する反証が示された。 南極振動指数は、南極渦の強さを表す。J JonesとM Widmannは、この指数がかつて1960年代に、渦が強いことを示す大きな正の値だったことを見出した。これは、オゾン破壊物質が大気中に放出され、また人間活動による温暖化が顕著になる以前のことである。

過去数十年の傾向を広い背景のなかで捉えることが可能になったのは、新しい統計モデルのおかげである。長期的に見ると最近の変動は、自然な変化に近いようにみえる。JonesとWidmannによれば、火山噴火や入射太陽光の変化といった自然現象が、南極振動指数に大きな変動をもたらしているようである。 」
添付したグラフfig2.1.2は、よく見慣れたグラフですね。IPCCによる世界の平均気温の120年間の経年変化を表すグラフです。このグラフから、世界の気温は100年間に約0.7度上昇したと言われます。もっと詳しく言うと、1910年頃から1940年頃まで上昇し、1940年頃から1970年頃までやや下降し、1970年頃から再び上昇したと言われます。

添付したグラフfig2.1.3aとfig2.1.3bは、世界の各地域ごとの平均気温の経年変化です。それぞれ1971〜2000年の平均を平年値とした差を表しています。こうやって見ると、気温の経年変化は地域によって驚くほどの差異があるのですね。

中央アジア、北アジア、南アメリカ、北アメリカ、ヨーロッパで、100年間の気温上昇傾向が著しいですが、中央アメリカ、北アフリカ、南アフリカでは、100年間に気温はほとんど上昇していないことが分かります。

引用文献:異常気象レポート2005「2.1.1世界の気温・降水量の変化」(気象庁)
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/climate_change/2005/2.1.1.html

fig2.1.2と、fig2.1.3a、fig2.1.3bでは、縦軸の目盛りが少し違うので注意してください。
17で引用したデータは、世界の陸域における地域別の気温の経年変化でした。

引用したページに、海洋も含めて、地図上に平年差をプロットした図fig2.1.5があるので、添付いたします。

この地図はメルカトール図法によって描かれているため、高緯度地域が大きく東西に引き延ばされているので注意してください。

これを見ると、まず、1946年以降に比べ、1945年以前では、観測データの得られるエリアが、かなり限定されていることが分かります。とくに、海洋のデータは、1945年以前では大西洋を除いてほとんどなく、陸域では1945年以前の中国のかなりの部分が欠落しているのが分かります。

一見して分かるように、1976〜2000年では世界的に気温が上昇していますが、よく見ると北半球の中緯度〜高緯度、とくにアジアとヨーロッパの気温上昇が著しいようです。

1946〜1975年を見ると、北半球では全体的に気温が下降しており、南半球では逆に全体的に気温が上昇していた傾向が認められます。この傾向は、1976年以降の傾向とは逆ですね。ただし中央アジアからヨーロッパにかけては気温が上昇していたようです。

1910〜1945年では全体的に気温上昇の傾向ですが、中央アジアからヨーロッパにかけては、1946年以降とは逆にむしろ気温は下降していたようです。
17で添付したFig2.1.2は、見慣れたグラフですが、これはIPCC第3次評価報告書によるものです。最新の第4次評価報告書に載ってるグラフは、やや異なります。

IPCC第4次評価報告書SPMの日本語訳はPDFなので画像添付できませんが、下記URLから見ることができます。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc/ar4/ipcc_ar4_wg1_spm_Jpn_rev3.pdf

気象庁にも最新のグラフがあり、IPCC第4次評価報告書のグラフに近いものです。画像を添付しておきます。

最新のグラフでは、1940〜1970年は、やや下降しているというより、1942年から1948年にかけて下降し、その後1976年まで横ばいとなり、1976年以降上昇しているようです。もっとも、南半球と北半球では、ずいぶん異なりますが。

1942年以降の下降は、下降したとみるよりも、1936年から1948年まで1942年をピークとする一時的な上昇があったとみる方が的確のように思えます。
> 20 MASAさん   ありがとう

このトピの主旨は、とかく「世界の平均気温」で語られがちな地球の気候変動について、地球上の各地域、各海洋での違い、という視点で見てみよう。ということです。各地域の差異に着目することで、新たに理解できることもあるのではないか。

そこで、いくつかのデータをご紹介したのですが、これらのデータをどう読むかは、むしろ様々な見方があって議論が広がった方がいいと考えています。

例えば、1940〜1970年の気温変化などは、いろんな見方ができるんじゃないか、そう思っています。「IPCC報告書にこう書いてある」という話でおしまいにするのではなく、自分の頭で考えてみよう、というわけです。

僕たちがよく目にする「世界の平均気温の経年変化」とは、このような様々な地域の気温変化の観測値を集めて、平均値を求める計算処理の結果を表しているわけですから。

また、気象庁のデータではそうだが、こっちのデータではこうなってるとか、そんなのもアリだと思っています。

18の画像は、mixiの表示ではサイズが小さくなってしまっているので、1910〜1945年の図を抜き出して添付してみます。大きく表示されるといいのですが。

19では、17のfig2.1.2のグラフが、IPCC第3次評価報告書の、やや古いデータでしたので、最新のものを参照しておいた方がいいだろうと思い、ご紹介しました。

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