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公正で持続可能な社会コミュの異文化理解と多文化の共生とは

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異文化理解と多文化の共生とは
 〜ハード・パワー、ソフト・パワーとは何?〜

 世界はグローバル化が進んでいますが、反対に多様な文化や歴史、民族学などの生活文化の地域性を表す言葉も、良く聞かれるようになりました。冷戦終結によって「戦争の無い世界平和」が実現するかに思えたが、多様な文化価値の出現と一緒に隠れ(抑圧され)ていた民族文化が衝突し、地域紛争までも発生させることにつながっている。また、90年代の日本は失われた10年と言われ、先の見えない苦しみにあえぎ、それまで考えられない事件や出来事が起こり始めています。

 最近読んだ青木保著「多文化世界」(岩波新書)の中に、いくつかのヒントがあるように思います。「文化とは何か?」が、広い意味の意味では、人が生きるときに人種や民族、生活圏(地域)の歴史、市民意識、自然環境、産業などの地域文化、個人も気質、興味、教育と周り(家族や友人知人など)や身近かな歴史から伝承される価値などから、人格ができて人生として表現されると思っています。

 多様な文化が出ることは良いことなのに、21世紀はテロと報復戦争で始まったのは、残念でなりません。著者の青木氏や文中の思想家バーリン氏の言葉が上手く表現しています。

* 青木保著「多文化世界」引用
注1.多元主義:人の求める目的は数多く、かつ多様であるが、人それぞれが充分に合理的でかつ人間的であり、お互いに理解し共感し学びあうことができるという考え方がある。(青木保氏の文をから) 
注2.思想家のサー・アイザイア・バーリンの言葉から、
「人間として生きていく基本的なレベルで、お互いに生きていくことをよく確かめそれを尊重し合い、その上で価値観の違いに調和を持たせること。人間がそれぞれに文化として発達させた価値は多様であって、その多様な価値をそれぞれが尊重しかながら、何が共通の認識であることを、人間のより調和的な世界を達成させるために、考えて行くという姿勢が基礎になります。」

さて、本題の゛ハード・パワー゛と゛ソフト・パワー゛の違いは、
・ハード・パワーは実働の政治・経済・生活
・ソフト・パワーは情報と心の動き(好意・支持)
個人であれ、グループであれ、地域であれ、国であれ、好き嫌いや支持する支持しないと感じることがあると思います。
 支持する理由は、・・・・。
 支持しない理由は、・・・・。
この答えは、けっこう曖昧だったり、感情が入ったりする事も多いように感じています。現在の中国内の「反日非難」は、歴史的な検証やリーダーたちの発言や行動、海外からの日本の教育への要望、観光客の行動、教育問題、生活習慣の違いと個人受ける感覚は様々と思います。

 この支持する支持しない真情が、青木氏の言う「ソフト・パワー」(好意・支持)です。もう一つの言葉「ハード・パワー」は、経済力、組織力、財力、行動力、特性、などの実働の力を表現しています。「ハード・パワー」を見える力と表現して良いかはわかりませんが、そのようにとらえています。
 この「ソフト・パワー」の考え方が、地域社会にも必要になって来るように感じます。個人もしっかりした個性(文化)を持つ時代になりました。志ある個人の発言・行動で、周囲に影響を与えて元気にすることを経験されたこともあると思います。

 例えば、オリンピック選手の活躍や発言、最近ではスペシャルオリンピックの選手の笑顔とそれを応援する仲間たちの笑顔、また色々分野のリーダーたちの行動や発言、地域市民の仲間たち活動、地域文化を大事にする心、すばらしい自然環境、水がきれい・おいしい、空気がおいしい、森林浴、海水浴など、そこには長く人々が愛した地域(歴史)があるのではと思います。

 この支持する心「ソフト・パワー」を、これからは地域や都市も国も、あるいは企業も個人も持つ必要があります。情報革命の中で、真の情報を発信し、行動して人と語り、ネットワークしていくことが、信頼を持たれ「共生」の思想を広げて行くことにつながると考えています。そんな未来志向を持つ、教育環境や人材育成が必要ではないかと感じています。

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