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公正で持続可能な社会コミュの憲政の神様「尾崎行雄」 語録集より 01

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 街頭演説中の尾崎幸雄氏

憲政の神様「尾崎行雄」 語録集より 01

こんにちは、熊本はまだまだ夏日に気候に少々、うんざりの今日この頃です。さて、私どもの市で、市議選がありますが昔と変らぬ風景に、いつもながら人間成長しないなと感じます。
 そんな中、今読んでいる「日本という国をあなたのものにするために」なる題で、日本に長く住むヨーロッパ生まれのジャーナリストのカレン・ヴァン・ウォルフレンが書いたものですが、明治政府以来考えない市民をベースに構築された日本国について指摘をしたものです。
 その一文に、戦前市民主権の理念を一生変えずに戦い続けた尾崎幸雄氏のことが書かれていました。促がされるままに、ネット上で
尾崎行雄氏の業績を顕彰する中で、素晴らしい教えがあると感じたので今日から、何回かに分けてご紹介します。

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「尾崎行雄 」 語録集より

1.選挙について

『有権者中心の政治』
 民政維新は正しい選挙から始まる。正しい選挙こそ民政維新の土台である。もしこの土台が崩れれば、立憲政治の機能は何から何まで将棋倒しに倒れてしまう。
 ・・・立法府中心の政治ということは、選挙中心の政治ということである。選挙中心の政治ということは、とりもなおさず有権者中心の政治ということである。それなのにわが国の有権者の多数はまだ自分の一票に憲政を活殺する程の力があることを知らない。その尊い理由を目で読み、耳で聞いても、それほどの値打ちがあるものとはどうしても信じられない。そこで、「頼まれたから」「金をくれたから」「ごちそうになったから」「義理があるから」いれてやろう。甚だしいのは「棄権をするとうるさいから」「迷惑だがいれに行こうか」と、選挙権を厄介者扱いにするものさえある。我が憲政のふるわない病原は、全くここにあると思われる。

 ・・・国民生活の幸不幸は、全く法律の出来具合いかんで決まる。・・・いかなる場合にも、絶対に国民を裏切ることのない法律制定者(立法府)をつくるか否かを決する力は、一票の選挙権である。この一票こそ人間の生命財産その他の権利自由を確保する最後唯一の自衛権であることを知らなければならない。

『誰のための選挙か』
 大切な選挙権をどう使えばいいか、投票は誰のためにするのであるか、自分の不利益になるような法律をつくらせない代表者を選ぶために使わねばならぬ。自分自身のためにする投票でなければならぬことは、もう言わずして明らかなはずだが、我が国の有権者のうちには、今でも、選挙は候補者のためにするものと心得ている人がかなりたくさんあるようだ。

 候補者のための選挙だと思えばこそ、「頼まれたから」「金をくれたから」「義理があるから」いれてやるという気にもなる。もし選挙は自分の生命財産その他の権利自由を守るための番人を選ぶことだと悟れば、どんな馬鹿でも「頼まれたから」いれるのではない、こちらから頼んで出てもらうのだ。候補者から金をもらうどころか、選挙の費用は、頼む側の有権者の方で持ち寄るぐらいにせねば、信用のおける番人は出てくれないくらいのことは気がつきそうなものである。
(HP:尾崎幸雄記念財団参照)
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 最近でも、尾崎氏の指摘があるような選挙運動が展開され、醜態を見せる候補者や運動員をニュースでみることが多々あります。大政治家の指摘の通り、成長しない市民があるように思います。
 私の地元でも、近く市議選があるのですが、新しい動きをする候補者がいるのでしょうか?期待半分で、注目をしています。

 「日本という国をあなたのものにするために」の本の中で、維新前の反政府は、独自な法制度と行政組織によってできた、合衆国体制だったものを、地方の有力藩が革命を起こし、集権体制をつくるために考えない国民と強力な官僚機構を作り、二度の対戦でも解体されず今に至っていると指摘しています。

 真珠湾攻撃に草案に乗り、行政体制を組んだのも官僚ですし、戦後の護送船団方式を今も守ろうと真面目にやっているのも官僚です。この体制は、明治後期から対象にかけて確立し、今でも確たる力を保持しています。

 そして、この体制は責任の不在という体質を持っていると指摘があります。政策評価を顕彰し説明する責任の不明(無い)なことが、市民感覚から乖離した事業が、前年踏襲として進められる危険を持っています。川辺川ダムしかり、諫早干拓しかりです。

 選挙は、行政の官僚が作る政策の検証を常に指摘し、反省させて、説明の責任を追及し続ける代議員であり、その候補を選ぶのが選挙と思います。選挙時に、候補者に「行政の説明責任を追及する約束させ」選挙に望ませ、市民が議会活動を検証して行くことが求められると思います。
 これこそ、一人でできるまちづくりのやり方ではないでしょうか。ここに選挙の意義が在るように思います。

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